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50〜60才のオヤジがウクライナの西部は逆卍が支配してるからな〜と会談。ウクライナのゼレンスキー大統領はユダヤ教徒で、親の世代はナチスと戦ったの知らないの?

A 回答 (3件)

プーチンなどロシア側がウクライナを批判する時に必ず「ネオナチ」という言葉を使うのですが、これは、かつてのソ連をまとめていたアイデンティティとしてソ連がナチスを打ち負かした「大祖国戦争」を旧ソ連圏の人々に思い起こさせるためです。

つまり、ロシアに楯突くのはかつてのナチスと同じであり、ナチスに反対する人々はロシアと行動を共にしなければならないというアピールです。盟主としてのロシアを中心に再びソ連のような大国を復活させたいというのがプーチンの考え方なのです。そのために「ナチス」や「ネオナチ」という言葉は反ロシアのシンボルとして使われていて、旧ソ連圏の人々をロシア側に引き寄せるのに非常に都合が良い言葉なのです。

 このため、ロシア側はアゾフ大隊がネオナチであるというフェイク情報を捏造拡散していて、ロシア国外ではリベラル勢力はこの情報を信じずに、ネオナチとイコールであるような極右勢力の方がロシアのフェイク情報を信じているという奇妙な状況になっています。
 米国のQアノンを中心とした極右勢力がプーチンを支持してロシアのフェイク情報を米国で広めたり、かつてオウム真理教に所属していた陰謀論を信じ込みやすい元信者たちがプーチンのフェイク情報に飛びついて日本国内で拡散しているようです。
 「50~60才のオヤジ」が、どういう人かは知りませんが、かつてオウム真理教の中核を構成していた幹部たち、例えば上祐や死刑になった主だった幹部たちと世代が被っていて、陰謀論を信じ込みやすい人が未だに多くいるようです。ちなみにオウム真理教はロシア支部を作っていた関係からロシア人信者が多く、ロシアでオウムが禁止された後、彼らは団体名を変えてウクライナに進出したものの、犯罪事件と関わったことでウクライナから撤退し、現在は再びロシアに拠点を移しています。ロシアでの布教に都合が良いので、プーチンのネオナチ陰謀論を利用しているようです。

 アゾフ大隊がネオナチと言われている最大の理由は、アゾフ大隊の初代司令官アンドレイ・ビレツキーが「社会民族会議」というネオナチ組織に参加していたためなのですが、この「社会民族会議」は2015年に解散していて、司令官にしても既に別の人間になっています。アゾフ大隊は元々極右的ナショナリストの有志たちが設立した自警団的な団体でしたが、今は国が民警組織として認めており、ネオナチ団体とは無関係になっているのです。しかし、嘘の中に一部の真実が混ざっていると人々はそれを信じやすいという心理的盲点を突いて、ロシアはアゾフ大隊が今でも完全にネオナチであるかのように宣伝を続け、虐殺を行ったなどというフェイク情報を拡散しているのです。

 実際の所、アゾフ大隊には初期の頃からユダヤ人部隊が存在しているので、反ユダヤ主義とアゾフ大隊を結びつけるのは、おかしなことになっています。ウクライナで反ユダヤ主義が拡大しているというのは誇張で間違いであると主張するユダヤ人たちによるデモが行われているくらいです。もちろん、元々ウクライナは反ユダヤ感情の強い地域(1881年、アレクサンドル二世の暗殺事件直後にポグロムが起こり、ナチスのロシア侵攻初期にウクライナ人がナチスを歓迎して協力した地域)でしたから、ユダヤ人の墓にナチスの鍵十字をスプレーで書くような輩もまだいます。当然そうしたことに対してはウクライナのユダヤ人たちは抗議をしていますが、それはロシアのアゾフ大隊=ネオナチ主張とは異なる事象であって、ロシアが侵攻する理由にはなり得ません。
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この回答へのお礼

ありがとう

そうですね。

お礼日時:2022/04/06 08:38

ゼレンスキーがユダヤ系で親の代がナチスと戦ったことがあるからウクライナにはナチの勢力が存在しないということにはならんと思うよ。

アゾフ大隊なんてさすがにナチ扱いされても仕方がない。オヤジさんはゼレンスキーの出自は知ったうえでそのあたりを言ったんじゃなかろうか。
 問題はそれが真実だろうがなかろうがウクライナの内政問題だということ。ロシアが手を出していいことではないよね。
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この回答へのお礼

まぁアゾフ大隊てアゾフ海にめんしたウクライナを守る大隊。ロシアにはナチスに映るんじゃーないの?
ウクライナはナチスと交戦したのにね。

お礼日時:2022/04/05 17:10

ゼレンスキー大統領のナチスに対する考え方は知りませんが、親の世代の考え方を子供もしているとは限りません。

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