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江戸時代の方々は留学の際にお金をたくさん借りて行ったとのことですが、外国で換金できたのでしょうか

A 回答 (3件)

江戸時代開国後(1853~)に海外留学をした武士の多くは、幕府が


特別に留学させた幕臣や、雄藩の藩士たちでした。こうした人達は
幕府や藩が交流のある外国の有力者に協力を依頼して実現しました。
資金面では幕府や藩を通じて外国政府や外国商人などが協力したり、
スポンサーとなって面倒を見てくれました。薩摩・長州藩士たちの
留学はウィリアム・ケスウィックが設立したジャーディン・マセソ
ン商会が資金を出しています。ですから多額の借金をする必要は
ありません。

しかし、中には個人で密航留学した武士もいました。質問者様は、
この個人密航留学で多額の借金をした人達の事を訊いているので
しょう。
新島襄(後に正式留学生として認可される)や横井左平太、横井太平
などの事例は、これに該当します。基本的に彼らが借金をしたり、
親戚縁者から金銭的支援を受けたのは、現地で使うお金以前に渡航
旅費など準備段階で使う多額の資金が必要だったためです。実際、
旅費として借金をしたという当事者の回想も残っています。

江戸時代、日本の通貨は大判・小判などの金貨や丁銀・豆板銀など
の銀貨、銅で作られた銭貨でした。金貨と銀貨は金や銀でできている
ので、それ自体に価値がありましたから外国で金・銀として売却可能
でした。
尚、当時、国際通貨として洋銀という外国銀貨が存在し、幕末期に
日本国内にも流入していました。特にメキシコの8レアル銀貨が東洋
貿易で最も信用度と流通力を持っていましたので、国内でいくらかを
国際通貨に両替していった例もあったかもしれません。

個人留学の場合、現地に着いてからの資金のことを考える以前に、
渡航するための資金を入手するだけで精一杯だったようです。
実際、横井左平太、横井太平の兄弟がニューヨークに到着したとき、
100ドル相当の金貨を持っていたという米国人の証言がありますが、
たった100ドルですから、借金した多くのお金は渡航前の事前準備に
使ってしまっていたのです。
現地での学費・生活費以外に帰国費用もありますから、持っていった
資金だけでは不足します。ですから、個人留学の場合、日本武士の
心意気・志に感じ入って無償で手を差し伸べてくれる現地支援者と
出会うことが不可欠だったと言えます。
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去年の大河ドラマ見ました?


江戸時代に海外留学行けるのは、幕府や藩から特別の支援を受けた人だけです。さらに、幕府や藩と取引がある外交官や商人を通じて相手国政府にもお願いをして行くので、持参した公費を特別に換金してもらい、それでやりくりしていました。
渋沢栄一は、昭武が持参した公費を株に投資して増やしていましたね。
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江戸時代のお金は銀貨や金貨がメインだから、外国でも換金可能だったはずです。

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