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しゃっくりと吐くことの関係

友達が、「今までの経験上、爆笑した訳でもないのにしゃっくりが止まらないのは嘔吐の前兆だと思うんだよね。」と言ってました。
理由を聞いたところ、「いつも周りで吐いた人が出る時、必ず吐く前にしゃっくりしてるだよねー。」と言われました。
本当なのか気になる!
まぁ、調べたりどこかから聞いたわけでもなくただ今までの経験上の話なのであまり信じてないんですけど…
そもそもなぜしゃっくりが起こるのかすらも知らないので。
少し気になりました。嘔吐の前兆ってしゃっくりなんですか?

A 回答 (1件)

>そもそもなぜしゃっくりが起こるのかすらも知らないので。


しゃっくりは横隔膜が痙攣すると起こる症状で嘔吐とは一切関連性がありません。

概要
胸部と腹部を仕切る横隔膜が急速な収縮を起こすと同時に声帯が閉鎖することで、空気の流入(吸気)が阻止される現象です。自分の意思とは関係なく発生する反射運動で、反射には喉の筋肉を動かし、喉・扁桃・舌からの情報を脳に伝える舌咽神経が関係しており、ここに刺激が与えられると延髄にある吃逆中枢を介してしゃっくりが起こります。吸気と同時に声帯が閉鎖するため「ヒクッ」という音が出ることが多く、英語のhiccupなど外国語でしゃっくりを意味する単語には、よくこの音が使われます。医学用語では吃逆(きつぎゃく)と呼ばれています。2日以内に停止するものを急性吃逆と呼び、多くの人が経験しますが、中には2日以上続く慢性吃逆や1ヵ月以上続く難治性吃逆が発生することもあります。これらは呼吸困難や嘔吐、不眠などの苦しい合併症状を伴うことがあるだけでなく、脳や呼吸器、消化器など何らかの基礎疾患が原因となっている可能性が高いため、原因究明および治療が大切です。

原因
短時間発生する急性のしゃっくりは基礎疾患がないことがほとんどで、食べ過ぎ・飲み過ぎや炭酸飲料などによる刺激によって発生する場合が多く見られます。慢性や難治性のしゃっくりの場合、延髄の呼吸中枢付近の障害や脳の疾患、咽頭や消化器、呼吸器などの炎症や腫瘍など、多種の疾患が原因となり得ます。また、アルコール摂取やある種の薬剤摂取によっても誘発されることがあります。

症状
急性のしゃっくりの場合、しゃっくり以外の症状が起きることはまれですが、慢性や難治性の場合は長時間続くしゃっくりによって不眠や悪心嘔吐、食欲不振などが起きたり、会話、とりわけ電話での会話が困難となって社会生活に支障を来したりすることがあります。原因疾患があるケースでは、しゃっくりに加え、その疾患の症状が加わることもあるため、原因究明に役立ちます。

検査・診断
基本的に2日以内で停止する急性のしゃっくりに対して医師の診察は不要です。しゃっくりが2日以上続く場合や、他の症状が加わったりした場合は診察・検査を受け、原因を特定していく必要があります。具体的には現病歴や既往歴、手術歴、家族歴、飲酒や喫煙の有無などの生活習慣を確認した上で消化器症状(胸焼けや嘔吐など)、神経症状(しびれやまひなど)、呼吸器症状(咳など)の有無をチェックします。必要に応じて血液検査、画像検査、生理学的検査などを行い、しゃっくりを引き起こしている原因を見つけ出していきます。

治療
急性の場合は、特に治療を行わなくても自然に収まることがほとんどです。症状を緩和するため、息こらえや飲水といった民間療法が行われることもあり、ある程度は有用とされています。一方、難治性の場合は、反射運動を起こしている原因を探り、それに対してアプローチする必要があります。延髄に脳腫瘍があり、摘出手術を受けたところ、それまで2年間続いていたしゃっくりが改善されたという例もあります。原因疾患に対する治療においては、手術療法や薬物療法だけでなく、生活習慣の見直しも欠かせません。時には、食生活を変えるだけで改善に向かうこともあるので、医師と相談しながら無理なく生活を整えていくことが大切といえるでしょう。なお、難治性のしゃっくりに対し、神経ブロック注射や手術を行ったという報告がありますが、効果に比べて高いリスクを伴うため、適応は慎重に判断するべきでしょう。

予防/治療後の注意
短時間のしゃっくりは突発的に起こることがほとんどのため、明確な予防方法はありません。「たくさん食べたり、アルコールを飲んだりするとしゃっくりが出る」など、自身の傾向を自覚している場合は、食事や生活習慣を見直すと良いでしょう。また、慢性や難治性の場合は、原因を見つけて治療し、生活習慣の見直しを図ることも忘れないようにしましょう。
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