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血清療法は北里柴三郎が開発した治療法というのは調べて分かったのですが、新型コロナなどでは血漿療法という言葉が使われております。この2つは言葉が似ているのですがどのような違いがあるのでしょうか。片方が他方を包括するようなものなのでしょうか。それとも時代が変わって、より用語の意味を正確にする、などの意図で血清療法が血漿療法と呼ばれるようになったのでしょうか。

検索エンジンで探した限りでは見つけることができませんでした。

知っている方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

血清と血漿の違いはご存知でしょうか?


血液を凝固するまで放置し、遠心分離して血球成分を除いたものを血清、
血液の中に含まれる血球成分を除いたものを血漿といいます
ざっくりいうと、どちらもタンパク質やら免疫成分やらその他いろいろな成分が含まれた血液中の水分にあたるものです
2つの違いはそこに血液を固まらせるフィブリン(フィブリノーゲン)という成分が入っているか否かです

北里柴三郎の研究では、ヒトや動物から採血した血液を遠心分離した血清を用いて、破傷風の毒素に耐えうることを示しました
つまり血液の水分の中には、破傷風毒素の抗体が含まれているということです

新型コロナ感染症でも、感染して回復した人の血液中に含まれる抗体を利用して治療する方法ですが
回復した人から抗体をとるために大量に採血すると貧血になってしまいます
そこで、抗体の含まれた血液中の水分=血漿だけを取り出し、血球成分は戻す方法(成分献血みたいなものです)で抗体を採取して治療に使います

昔は、血清を用いていましたが、今は血漿を用いることが多いようです
そのため、正確な用語を用いられているのだと思います
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