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カカオニブとピュアカカオとココアパウダーの違いについて

先日非常に美味しいスムージーを飲みその材料に生カカオ(オーガニック)とありました。家で再現しようと思いカカオニブがあったので生カカオの代わりに入れてみましたがプチプチしてるしやっぱり違います。

生カカオと検索するとピュアココアなどもヒットしたので近所でバンホーテンのピュアカカオ?(よく見かける金の缶の商品です)
を購入しさっそく作ってみましたが、やはりお店の味と違います。お店のスムージーの味はココアよりはチョコでした。
生カカオとはピュアココアとは違うのですね??
チョコとココアがごっちゃになっているのですが、

生カカオとはどんなものを購入すればよいでしょうか?

A 回答 (1件)

カカオニブは、カカオの実から取り出した豆を焙炒して粗く砕いたものですね。



チョコレート/ココア製造工程の初めの段階ですが、そのまま製菓材料としても販売されています。クッキーに練り込んで風味とカリカリの食感を味わえる。

近頃はカカオニブをスーパーフードなどと銘打って売っています。リグニン(食物繊維)や、ポリフェノール、テオブロミン、カフェインなどの微量成分の効果をうたって健康マニアを誘き寄せる仕掛けです。
食品に医薬品のような効能や効果をうたうことは違法なので、法に触れない範囲の巧妙な広告になっているはずです。


生カカオが何を指しているのか分かりませんが、生のカカオ豆のことであれば、チョコレート/ココアの原材料はみんな生のカカオ豆です。

「生カカオ」という名前で売られているものがあるとして、それが本当の生の(焙炒していない)カカオ豆かどうかは知りません。


スムージーの原材料ということなので、生のカカオの果肉(果汁かペースト)のことではないでしょうか。

カカオの実(カカオポッド)を割ると、白い果肉(カカオパルプ)に包まれたカカオ豆が並んでいます。チョコレート/ココアを作るためにカカオ豆を発酵させるとき、カカオパルプが需要な働きをするそうです。

その生のカカオパルプを飲料またはペースト状にしたものが、「カカオフルーツ」「カカオジュース」などの名前で売られているようです(たぶん冷凍品)。
ついでに、
果汁100%のもの以外を「ジュース」と名乗って売るのは違法です。

ということで、カカオニブとカカオパルプの飲料は全く別物です。


「ピュアココア」または「純ココア」は、カカオニブを摺り潰して粉末にしたものです。

正確にいうと、炒ったカカオニブを細かくすりつぶしたものが「カカオマス」で、チョコレートとココアの共通原料です。

カカオマスは55%程度の脂肪分(カカオバター)を含んでいるので、これを半分程度に減らしたカカオケーキを作ります。
そのカカオケーキを乾燥して微粉末にしたものが、市販の「ピュアココア」「純ココア」です。

ピュアココアに砂糖類やミルクを加え、お湯にすぐ溶けるように造粒したものが、市販の「ミルクココア」です。
パッケージの一括表示欄の名称は「調製ココア」と書かれているはずです。「調整ココア」ではありません。


チョコレートは、カカオマスに砂糖、ミルク、カカオバターなどを加えて滑らかにすり潰して練り合わて作ります。
ハンドメイドのチョコレートはクーベルチュールなどの半製品のチョコレートを砕いて作ります。
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この回答へのお礼

ありがとう

丁寧に教えていただきありがとうございました!カカオニブが風味としてはココアより近かったので、チョコレートの粉のようなものを探してみたいと思います。
ただ今回の件以外にも、ダークチョコレートが好きなので色々と勉強になりました。お時間を割いていただき本当にありがとうございました!

お礼日時:2022/12/18 00:59

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