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Q.「なぜ帰納法は信頼できるのか?」
(「なぜ帰納法は絶対確実なのか?」ではないことに注意!)
A. 「これまで帰納法を行って、大体いつも正しい知識が得られてきたからだ。」
この応答 A が帰納法が信頼できる理由として不適切である訳を説明せよ。

この問題を教えていただきたいです。

A 回答 (3件)

3点述べます。


第1に、「わかりやすい説明ありがとうございます」という応答はおかしいと思います。「この問題」の性質上、わかりやすい説明はありそうもなく、あるとしたらごまかし説明でしょう。

第2に、わかりやすくない説明をあえて言っちゃうと、「自然の斉一性」である。「なぜ帰納法は信頼できるのか?」の理由は、「自然の斉一性」が信頼できると思われているからだ。
それは、「自然は同一条件のもとでは同様の性質・組織をもち、同様の変化をするということ」と辞書に書いてある。 帰納的推理を可能にする条件として仮定される。
反対に、自然がデタラメで勝手な奴らばかりなら、同一条件のもとでも同様の変化をしないなら、帰納法は成り立たない。
同様に、人工物、たとえば機械は、同一条件のもとでは同様の変化をするように作ってある。そうでなければ不良品である。また、それを法の世界にあてはめると、「法の下の平等」であり「法的安定性」になる(ある行為がどのような法的効果を生ずるかが予見可能な状態をいい、人々の法秩序に対する「信頼」を保護する)。ご質問文でも「信頼」を問うている。

第3に、なぜ自然の斉一性が信頼できるのかは、絶対確実な根拠がない。「造物主はいじわるではないから」とでも言うしかあるまい。帰納法もまた絶対確実ではない。
それでも、「この問題」は「不適切である訳」を聞いていることに注目すべきだろう。正しいか正しくないかではなく、適切か不適切かである。自然の斉一性が正しい保証はないが、帰納法の前提を掘り起こしている点で、まだしも帰納法の基礎付けにはなる。
一方、応答Aは(ほかの回答者さんもおっしゃったように)同語反復でしかないから、理由として不適切である。
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帰納法:個別事象から普遍性の高い原則を導き出す、論理的な思考法


ただし、「正しい現象と計測の元では」と言う大前提が付きます。

現象の事例が不適格だったり、計測が間違っていたら帰納法は成り立ちません。
なので、「大体いつも」じゃ帰納法とは言えない。
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この回答へのお礼

わかりやすい説明ありがとうございます。

お礼日時:2023/10/31 22:29

帰納法の妥当性を帰納法を使って説明しているから


同語反復であり論理的ではありません。
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この回答へのお礼

わかりやすい説明ありがとうございます。

お礼日時:2023/10/31 22:43

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