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こんばんは。
ある試験のために記述の練習を行なっていて、不安になったことがあります。それは下記の文書のどちらがわかりやすいかということです。

その子供は、おもちゃを壊したことにより父に怒られ泣き出してしまったが、すぐに泣き止んだ。


その子供はおもちゃを壊した。これにより父に怒られた。そして、泣き出した。しかし、すぐに泣き止んだ。

上は接続助詞多め、下は接続詞多めというイメージです。

上の方が良いのかなと思う反面、よくいわれる「一文が長すぎないように」「接続詞を大切に」というアドバイスに基づくと下になってしまいます。
「一文が60文字くらいなら大丈夫」というアドバイスに基づくと上でも良いのかなと感じます。

よろしくお願いします

A 回答 (9件)

ご回答を拝見すると「上」を支持される方が多いですが、文脈によっては逆もあり得ると思います。

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まず答えだけ書きます。


Aその子供は、おもちゃを壊したことにより父に怒られ泣き出してしまったが、すぐに泣き止んだ。

Bその子供はおもちゃを壊した。これにより父に怒られた。そして、泣き出した。しかし、すぐに泣き止んだ。

 すでにいくつかのコメントがあるように、Aのほうがずうっとマシです。
 ただ、Aには直したほうがいい箇所があります。
 Bを直す方法を論理的に説明するのは、かなりメンドーで長い話になります。

 以下、適宜リンクを張ります。必要に応じてリンク先をご確認ください。

 まずAの修正案から。
A-2
その子供は、おもちゃを壊したため、父に怒られて泣き出してしまったが、すぐに泣きやんだ。
 これでもいい気がします。
 念のため修正点をあげます。
「これにより」が不自然なので「したため、」にした
 ※「壊し、」でもいいかも。
「怒られ」は「怒られ、」か「怒られて」にするべき。この場合は「怒られ、」だと読点が多くなるので「怒られて」にした。
 A-2は43字なので、このままでもOKでしょう。
 でも当方なら下記にするかも。個人的な趣味の問題かもしれません。
A-3
その子供は、おもちゃを壊したため、父に怒られて泣き出してしまった。だが、すぐに泣きやんだ。
もしくは
A-4
その子供は、おもちゃを壊したために父に怒られ、泣き出してしまった。だが、すぐに泣きやんだ。

 A-2で最も気になるのは、43字なのに読点が3つもあることです。読点を減らすためにA-3にしました。A-2だと全体が少しだけ冗長な気もします。

 ここから先はほぼ余談。
 質問者は文章読本にありがちなアドバイスをいくつかあげていますね。
1)一文が長すぎないように
2)接続詞を大切に(接続詞を適宜使う?)
3)一文が60文字くらいなら大丈夫(一文60文字以内?)
 1)と3)はほぼ同じことでしょう
 Bは1)を徹底し、2)も守っているようです。なのになぜよろしくないのか。
 実はこういう書き方をすると、文章は小学生の作文のような稚拙なものになりがちです。
 一文一義などといって、一つの文には一つのことしか書かない、と主張する文章読本もあります(単文主義などともいいます)。
 一文一義を徹底すると、一文が短くなって、指示語や接続語だらけになります。その結果がBの文です。
 修正するのはむずかしくありません。
 Bの2つの単文を結合します。
B-2
その子供はおもちゃを壊して父に怒られた。泣き出したが、すぐに泣き止んだ。
 これでもいいと思います。でも個人的には、ちょっと不満です。
 時系列考えると、
aその子供はおもちゃを壊した。
bこれにより父に怒られた。そして、泣き出した。
cしかし、すぐに泣き止んだ。
 ということでしょう。
 そうなると「泣き出したが、すぐに泣き止んだ」するのはちょっと不自然な感じです。
 A-3かA-4のほうが自然でしょう。

 ちなみに文章読本で下記のような記述を見たことがあります。あまり信用しないほうがよいでしょう。
【第2章 2 接続詞──実用文なら接続詞を減らさなくてもいい】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-76.html
===========引用開始
 接続詞をおとしめるための極端な例をひとつだけ見ておく。ある文章読本は、接続詞を悪者にするために次の【原文】と【修正案】をあげている。

【原文】
 彼は、頭もよく、そしてまた努力もした。したがって成績もよかったのである。

【修正案】
 彼は、頭がよかった。努力もした。成績もよかった。

【修正案】のようにすると、〈力とリズム感のある文章〉になるとのこと。ここまで極端だとギャグになっているから、誰が見てもヘンだとわかるはずだ。たしかに【原文】はよくないが、【修正案】も相当ヒドい。こんな無理なことはしないで、「彼は頭がよいうえに努力もしたので、成績がよかった」ぐらいにしておくほうがよほど自然だ。個人的な趣味では「頭がよい」の前に「もともと」を入れたい。それでもまだヘンな感じが残る? それは【原文】の責任です。
===========引用終了

 単文主義の欠点に関しては下記が参考になるでしょう。
【第2章  3 一文の長さ――「短く書け」を徹底すると稚拙な文章になる】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-80.html
===========引用開始
【引用部】
 (I)私の友人が昨年大変苦労して書いた本は、パソコンが普及し始めた頃には、
  異なるアプリケーションソフトが共通のOSで動くようになっていなかったた
  め、データを交換することができず、非常に不便だったと述べている。(p.154)

 さらにこの文がわかりにくい理由を分析したうえで、余計な記述を削除して3つの文に分解している。

【引用部】
 (II)パソコンが誕生して間もない頃には、異なるアプリケーションソフトの間でデ
  ータを交換できなかった。このため、非常に不便だった。私の友人は、著書の中
  でそう強調している。
(I)よりはずっと読みやすい。読みやすさのためには、単文にまで分解するのがよい。すなわち、一つの文章内での主語を一個に限定する。ただし、単文主義で押し通すと、小学生の作文のようになってしまう。そこで、もう少し工夫する必要がある。(p.160)

(I)から(II)になる過程で、〈普及し始めた頃〉が〈誕生して間もない頃〉にかわっているのはなぜ? 〈述べている〉が〈強調している〉にかわっているのはなぜ? 「余計な記述を削除すること」と、「表現をかえること」って別なのでは。などと妙なインネンをつけるのはやめておこう。重要なのは、〈単文主義で押し通すと、小学生の作文のようになってしまう〉ってこと。そんなのは当たり前なんだけど、その当たり前のことを書いてくれている文章読本はめったにない。
 そりゃそうだろう。「短く書け」は、ほとんどの文章読本に共通しているありがたい教えだ。その教えに従って短く書くことを徹底した結果が〈小学生の作文〉じゃ目も当てられないから、簡単に認めることはできない。しかし、〈小学生の作文〉は言葉が過ぎるとしても、ヘンな感じになることが多いのは事実なんだからしかたがない。
===========引用終了

 下記のやり取りも参考になると思います。
【国語表現】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8657602.html
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達意の文章の基本は「一文一意」である。


下の文章である。

一つの文章に意味を詰め込むほどテクニックがいる。
アマチュアはプロの真似はすべきでない。
上の文章しか書けないうちは一文一意に徹するべきである。

しかしあまり徹しすぎても幼稚な文章になる。
下の文はその例である。
できる範囲で殻を破ることも必要である。
その工夫とはつまり「どの文意に力点を置くか」という作業でもある。

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その子供はおもちゃを壊し父親に怒られた。泣き出したがすぐ泣き止んだ。
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その子供はおもちゃを壊した。父親に怒られ泣き出したがすぐ泣き止んだ。
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その子供はおもちゃを壊し父親に怒られ泣き出した。しかしすぐ泣き止んだ。
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44 字:その子供は、おもちゃを壊したことにより父に怒られ泣き出してしまったが、すぐに泣き止んだ。



 14 字:その子供はおもちゃを壊した。
 12 字:これにより父に怒られた。
 10 字:そして、泣き出した。
 13 字:しかし、すぐに泣き止んだ。
計49 字

上の文のほうが読みやすいです。(「ことにより」は違和感あり)

下の文は短すぎます。短く切って接続詞でつなぐのは逆効果。ひとつの文として頭に入ってこない。

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ビジネス文書などの実用文の場合は、通読して(読み返さずに)内容がすんなり頭に入ってくるような長さでなければなりません。

私は、概ね40文字以内で書くよう教えられました。技術文書です。
下記の本でも「40字程度以内」としています。長くても60文字程度が妥当な範囲です。

『ザ・テクニカルライティング ― ビジネス・技術文章を書くためのツール ―』
(高橋昭男 著、共立出版、1993/05/20)
https://www.kyoritsu-pub.co.jp/book/b10011566.html

■ わかりやすくて,読みやすい文章。(抜粋)
(1) 書き手と読み手の視点が一致している
(2) 1文の中には,一つの事柄だけを書く
(3) 読み手に興味を持たせる
(4) 1センテンス40字程度以内の長さで書く
(5) 他の意味に取られない文章を書く
(6) 三段論法を使って論理的に書く
(7) 原因と結果を明確にする
(8) イラストを使って,目から理解させる
(9) 数字を使って,具体的に表現する
(10) 説明不足にならないよう気を付ける
(11) 説明の順序に気を付ける
(12) 言葉を正しく使い,誤解されないようにする
(13) やさしい言葉で書く
(14) パラグラフを考える
(15) 大切なことから書く

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文芸作品は別です。
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明らかに上の文の方が良い文章です。



「一文が長すぎないように」といっても、それは「極端に長い文章」を指しているのであって、下のような「ぶつ切り」では「単発の事実の列記」「説明の羅列」になって「意味、意図のある文章」にはなりません。

ちなみに、上記の文章は約90文字ありますが「長い」と感じますか?
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上の文です


その子供は、おもちゃを壊したので父に怒られ泣き出たが、すぐに泣き止んだ。
がすっきりとするかも
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>試験のために記述の練習を行なっていて


それでしたら、アドバイスに従うのが無難でしょう。それにしても「一文が60文字くらいなら大丈夫」というのは窮屈ですね。まあ、我慢して従うほかなさそうですね。
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>その子供はおもちゃを壊した。

これにより父に怒られた。そして、泣き出した。しかし、すぐに泣き止んだ。
表現としては、幼稚?すぎます。
その子供は、おもちゃを壊したことで、父親に怒られ(叱られ?)、泣き出したが、すぐに泣き止んだ。
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これくらいでしたら、上の方がすっきりしていいかな、と思います。



その子供は、おもちゃを壊して父に怒られ泣き出してしまったが、すぐに泣き止んだ。

でもいいかな…♪
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