ギリギリ行けるお一人様のライン

生体内でのアンモニアの産生量と速さについてなんですが生体内ではいったいどれぐらいの速さでどれぐらいのアンモニアが産生されているんでしょうか?
もし参考になるような知識をお持ちの方、文献をご存知の方いらっしゃればよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

アンモニアは蛋白・アミノ酸の異化(=分解)の過程で生じます。


安定している状態では代謝において異化と同化はほぼ同じ量で安定していると考えられるので、摂取蛋白量とその組成から摂取窒素原子の量を計算し、それが全てアンモニアになるとして17/14倍すれば一日あたり排泄されるアンモニアの平均量になるでしょう。実際は飢餓状態など異化の亢進した状態ではこれより大きくなります。
アンモニアは可溶性ですが、毒性が強いので魚類や両生類など水の摂取の容易な生物ではそのまま排泄されますが爬虫類や哺乳類では肝臓で毒性の少ない尿素に変換され、尿として排泄されます。よって人間における血液中アンモニアの正常値は30~80μg/dlです。肝臓の機能が著しく低下すると血中アンモニアが増加し肝性脳症をきたして昏睡状態になります。鳥類ではアンモニアは体重を軽くするためか水溶性の低い尿酸に変換されて排泄されます。
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