なぜPPS非対応の充電器では充電速度が落ちるのか

PPSは、ワット数の動的制御によって充電効率を上げるだけであり、充電速度を上げるものではないと認識しています。
ですが、「PPS対応デバイスはPPS対応充電器でなければ最高速度での充電はできない」というような記事もあり、実際、例えばGalaxy S20 は 25W充電対応ながら、実際はPPS非対応の充電器では18Wまでしか出ないとのこと。

しかしPPS非対応でも、デバイス側が9V3A=27Wを要求すれば25W充電ができるように思います。
しかし実際にはそうではない例があるようです。これは一体なぜなのでしょうか？

No.1 ベストアンサー 回答者： kikyuuu 回答日時： 2024/03/12 13:44

Galaxyシリーズは作りがあまりよくなく、過度な発熱や、過去には何度か発火や爆発もしており一部の航空会社では機内持ち込み禁止製品に指定されるなど品質の低さが懸念されていました

現在も発熱が比較的多いスマホで、それを抑えるために既定よりも下げているのではないかと思います

PPSで徐々に様子を見て上げていくならいいよということなのではないでしょうか

というのもGalaxy以外はPPSの有無に関係なく30Wとか67Wとか出来ますので・・・

この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
たしかにGalaxyシリーズは過去にいろいろありましたね。
Galaxy意外ならPPSの有無に関わらずMAXで充電ができるということは、メーカーが意図的にPPS非対応機器のワット数を下げているということですね。
ありがとうございます。

お礼日時：2024/03/18 15:05

No.3 回答者： yucco_chan 回答日時： 2024/03/12 16:30

>充電効率を上げるだけであり、充電速度を上げるものではないと認識しています。

充電効率も充電速度も上げるようです。
従来の充電方法は、CC-CV充電を行います。
スマホの中にその充電器が内蔵されていて、その効率が
８０～９０％程度なのでロス（＝発熱）が出ます。
PPSはその内蔵充電器を使わずPPS対応充電器が
直接コントロールしますので、ロスが出ない。

また、PPSは、充電電流も電圧も電池の状態を見ながら適切に
変化させた充電を行うので、充電時間も短くなる。
内蔵充電器は、電池の状態を大雑把にしか見ていないので、
細かなコントロールをしないので、安全マージンをとって、
充電電力を抑制している。

こういった理由で、PPS非対応の充電器の電力が少なくなる。

この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
効率の良い充電とは、変換ロスが少ないということなのですね。
それにより同じワット数でも充電速度が異なる旨、理解できました。

お礼日時：2024/03/18 15:10

No.2 回答者： air_supply 回答日時： 2024/03/12 16:13

｢PPS(Programmable Power Supply)｣ は ｢PD(Power Delivery)｣ より先に進んでいる充電システムのようですね。

USB PD規格、より高速に充電できる「PPS」って何？
https://www.phileweb.com/review/column/202011/11 …

充電方法は下記のようです。
・PPS対応機器は、電力供給時の電圧／電流を小刻みに変動させることができます。接続時のネゴシエーションでガジェット側は対応可能な電圧の範囲と最大電流を要求し、充電器側はその最大電流に到達するまで電圧を少しづつ上げ、到達したら出力電圧を下げ最大電流を超えないよう動作するのです。

従って、それに対応していないと充電速度(電流値)は上がりません。幾ら機器側が USB PD 対応で 9V 3A=27W を要求しても、充電プロトコルが PPS に対応していなければ、効率の良い充電電流は流れません。PD が急速充電を目指いしているのに対して、PPS は機器にとって最適な充電を行います。バッテリの負担を減らし、劣化を防ぐことができるようです。

PPSとはどんな規格？USB PDとの違いも分かりやすく解説！
https://makuring.jp/usb-pps-pd/

・PPSによって最適な量の給電が可能になれば、バッテリーへの負荷を最小限に抑えられ、長寿命化が実現できます。
・すると、同じスマホをなが～く快適に使えるようになるので、買い替え頻度も減って嬉しいことづくめ。

対応機種は少ない：
・Samsungのスマホ「Galaxy」の一部が対応している程度です。
・PPSを使ってみたい方は、Galaxy S21シリーズなどのSamsung製スマホとPPS対応充電器を組み合わせてみましょう。
・Samsungでは「Super Fast Charging」と銘打っていますが、中身は基本的にPPSです。
・機種によって、最大25Wの「Super Fast Charging」と最大45Wの「Super Fast Charging 2.0」に分かれています。

この回答へのお礼

解説サイトへのリンクありがとうございます。
しっかり読ませていただきたいと思います。

お礼日時：2024/03/18 15:07