「一気に最後まで読んだ」本、教えて下さい!

映画の終盤にて殺人鬼が「漫画内での殺人は良くて、なぜ実際の殺人は良くないのか?」といった意味合いのことを言ったと思うのですが、
これはどういう意味なのでしょうか?脚本家の何らかの哲学的な考え方があるのでしょうか?

他にも似たような考え方のように思えたのは、
2024世にも奇妙な物語「追憶の洋館」にて、小説家が執筆し出版されたフィクション小説の中で登場人物が殺害されるという内容の物語に、まるで現実かのように筆者が投影され、自身の作品を追体験するようなコンセプトで構成されていたと記憶しているのですが、これもどういう意図や問いがなされているのか、自分はよく分からないまま、ただなんか人が殺されているだけのストーリーにみえて面白さがよく分からなかったのです。

おそらく前者の映画にも、後者にも深い意味や考察があったに違いないと思うのですが、もしお分かりであれば教えてください。

例えば将来、SNS上やメタバース等の仮想空間で自分の自己や社会的アイデンティティを持たせたアバターを演じる場合、もしもそれが仮想空間内で殺された、つまりその世界での自己や社会的アイデンティティが消去されたと考えるなら、それは現実世界における自分の物理的身体としての死ならびに精神的存在としての自己(自己とは何か?)の消去と同じことではないか?という意味合いなのでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • 見解は人それぞれにあると思いますので、他の方の考え方も知ることができたらと思います。

      補足日時:2024/09/07 12:41

A 回答 (2件)

戦時中などは 戦意高揚のため敵陣を打ち砕く創作物などが流行ると思います



なので むしろそのような創作物の流行る背景に 社会にそういう劇的な感情を走らせる敵対関係が形作られていると見れるのではないでしょうか

現代はスクールカーストと言う概念が流行り 学生時代から身分を意識させられています

分断が子供たちまで及んでいるのを見ると 国の行く末を心配せざるを得ません

一昔前は勝ち組負け組と言う言葉が流行り それが固定化されたのが現代です 身分は民主化によって是正されたはずなのに 経済格差がそれを復活させています

その様な中に 美男美女や能力者だけが活躍する漫画などの創作物が流行るのも頷けます tiktokなどのSNSでも人が羨むようなコンテンツが伸びる

昔はじゃりン子チエなどの優れた人情物の漫画もあったのですが

優れた人間性を描く創作物を近年 私はお目にかかったことが無い

こうして創作物によっても格差は助長され不幸が増産され 社会の分断が進み 大きな闘争や戦争の下地が出来上がると考えるのは私の杞憂でしょうか

ガス抜きと言えばそれまでですが 勧善懲悪のスカッとするストーリーやダークヒーロー物 娯楽としては伸びるのでしょうが 技術的で商業的であっても芸術には至らないのでしょう
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この回答へのお礼

ありがとうございます。勉強になります。

江戸時代まで続いていた身分制度が福沢諭吉や西郷隆盛らをはじめ、多くの方々の多大なご尽力によって近代期に変革されていきましたが、現代でも依然として形を変えた身分差のようなものは存在しますね。

種々の創作物の内容も同様に、その時々での社会風潮の影響を受けることがありますね。

現代はいろいろな技術が発達し、人々の社会水準は表面的には向上しているように見えるのですが、果たして人類の歴史は自由を拡大する方向に進歩してきたのか?と考えてみると、実はあまり変わっていないのではないかと思ってしまいますね。

人間とは一体何なのだろう?
と日々考えさせられます。

お礼日時:2024/09/18 08:34

中心が身体にあるという実感のもと 言葉だけなら 思考だけなら と言うふうに許されているのかもしれないと思いました



しかし言葉や思考が汚れていれば心も次第に汚れ 悪い行いを楽しむようになる

なので 殺しを楽しむような描写のある創作物を楽しんでいるうちに 自分の心が汚れていくことはあると思います 

メタバースでなくとも 現在あるSNSなどで他者を攻撃し傷つけることは やはり悪を楽しんでいることになり 程度によっては規制されるべきかもしれません

毒舌も ある種の快感を呼び起こすことがありますが 益は少ないように思います

ジャンクフードが一時的には美味しく感じられても 健康には良くないようなもので

仮想的な悪を楽しませる創作物も 本来は良くないのでしょう
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
とても参考になります。この映画を観ているうちに、殺人シーンを漫画として描いている作者も、実行犯と同様に殺人犯罪に加担しているように思い始めました。

時に、行き過ぎた表現の自由や個々人の内面的な思想が悪い方向に進むあまり、大きな社会問題として表面化する場面はありますが、
しかし人の心というのは表面からでは分からず、どこまでを善徳としてどこまでを悪徳とするかは非常に難しいと感じました。

お礼日時:2024/09/07 19:00

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