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外語大や上智外語など、外国語学部の多くが外国語の習得と地域研究を学部教育の主幹に据えています。
この「地域研究」という学問分野は、私は地域を研究するのですから地誌学、つまり地理学のようなものだと考えていました。
しかし、ウィキペディアというサイトで、

●地域研究は政治学の一領域
●地誌学は地域研究とは別の、地理学の位置領域

と書かれていました。
地域研究とは、政治学・地理学どちらに属すのでしょうか。私は、どうも社会科学を優なるもの、人文科学を劣なるものと考えてしまい(就職のしやすさからです)、政治学に属するのなら地域研究は優なるもの、もし地理学に属すのなら劣なるものと見なしてしまいそうなのです。

A 回答 (2件)

 考え方にもよるので何ともいえませんが、どっちかっつーと「地政学」になると思います。


 なぜなら「地域研究」とは、その土地の自然環境研究を主体としたものではないからです。

 そこに暮らす人や、その土地で動いている経済、文化などの研究を行う以上、その地域の人々の政治との関わりを考えるのは、もっとも重要な論点の1つです。

 もちろん、もしあなたが「自然環境の側面から人々の暮らしを追いかけたい」と思うなら、あなたにとって地域研究は「地理学」の分野となります。
 ですがこれは、あくまでも捕らえ方の問題にすぎません。
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僕は高校でも地理はやってないのですが、地理学は地質学や気象学を不可欠の要素としているようです。



「地域研究」といった場合、実際にはその地域を研究対象にしていればなんでもあり、が実態です。実態はその学科にどういう教官がいるか、ということで違います。
文学でも芸術でも、宗教でも哲学でも政治でも経済でも社会構造でも、「地域研究」なのです。
外語大や上智大の外国語学部の特色は、むしろ「外国語漬け」にされることです。英語学科以外の学科でも、英語で受験はしますが、入ったら英語を忘れてしまうくらいその言葉を徹底してやります。その地域を研究するのなら言葉は必須ですから、それはむしろ当然です。

就職の問題でいけば、政治学だったら法学部、地理学だったら文学部という違いに過ぎず、実際にやっていることを見て採用をうんぬんする企業などほとんどありません。法学部や経済学部だったら実際的な志向の学生で、文学部だったらオタッキーな学生、というのは、経験則に過ぎません。そういうイメージで受験生が大学・学部選びをするから、その経験則どおりのことが現実に繰り返されるのです。そして、そうであれば、人文系の学生は専門にこだわりたがるから、就職が難しくなる、ということです。
企業の側の偏見はありますが、それは同様に大学・学部・学科の受験偏差値についてもはたらきます。就職が難しいことは受験偏差値に織り込み済みです。
僕の外語大卒の友人は、その後、専門とは何の関係もない職に就きました。英語以外の言語の場合はそういうもんですし、英語の場合ですら、そういうことはままあります。
経済学部の学生のほとんどは専門をまともに勉強することはありません。それでもOKなのは、実際の仕事が学問とは程遠いからです。今、実学志向が高まっていますが、それも錯覚です。企業でも役所でも、本当に役に立つのはそんなことではなくて、人間としての総合的な力です。仕事に役立つ知識には、仕事をしながらでしか身につかない部分もあります。

大学を過ごす時期は、年齢的に言って、その後の人生をある程度決定付けることになります。それは、何を勉強するかということだけでなく、どういう人間関係をつくり、どういう生活を送るか、ということも含まれます。やりたい学問をすることは、そういうことから言えば、決して無駄にはなりません。
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