

No.7ベストアンサー
- 回答日時:
皆さんはなるべく話を簡単にするために、水と(部分的にも)混ざる物質の場合の「相図」の話を棚上げにされているので、精密な理論の場合お忘れにならないようにして下さい。
#4のような沸点の異なる物質でも溜出してくるメタノール中に水はタップリ入っています。
#3の#5のお答えにある「基本的に混じらないと考えて良い」場合のみ、簡単な扱いが出来ることを覚えていて下さい。

No.5
- 回答日時:
No.3です。
そうですね。No.3の答えは厳密に言えば正しくありません。つまり、水蒸気蒸留できる物質とできない物質というのがあります。
水蒸気蒸留ができる物質においては、No.3の説明で、おおむね正しいと思います。
一般に、100℃付近での蒸気圧が高い物質ほど、蒸留で出てきた水の中に高い割合で含まれることになります。
水蒸気蒸留できない物質に関しては、No.4で、説明していただいていますように、蒸留によって分離することができるはずです。
水蒸気蒸留ができるかできないかは、その物質と水との相互作用によって決まると言えるでしょうが、詳細については簡単には説明できないと思います。
No.4
- 回答日時:
NO.1,2です。
>蒸気圧の合計が1気圧になれば、水も混ざっている物質も同じように沸騰するのではないのですか?
物質によって、沸点は変わってきます。
その、沸点の違いにより、物質の分離が可能になるのです。
例えば、水とメタノールを混ぜたとします。
最初に蒸発するのは、メタノールです。
理論的には、残った物は、水です。
ですから、メタノールと水は分離できるのです。
実際は、ちょっと事情が変わってきます。
それは、残った物は、水と微量のメタノールだからです。

No.3
- 回答日時:
沸騰するのは蒸気圧が、大気圧と同じになるときですね。
たとえば、1気圧の場所では、蒸気圧が1気圧にならないと沸騰しません。
水が100℃で沸騰するのは、水の蒸気圧が100℃の時に1気圧になるからです。
水蒸気蒸留の場合には、水蒸気と、蒸留したい物質の蒸気圧が、合計で1気圧になったところで沸騰します。
したがって、蒸留したい物質の100℃での蒸気圧が、1気圧よりも低くても、100℃で、水蒸気に混ざって、ある程度、蒸留されて出て来ることになります。
出てくる物質の割合は、水との蒸気圧の違いによって変化します。
たとえば、非常に沸点の高い物質は100℃での蒸気圧が非常に低いために、水の割合が極端に大きくなり、水蒸気蒸留ではわずかな割合でしか得られないことになります。
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