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今の社会では、おもに「ひらがな」が使われていますが、戦前に書かれた文章などには「カタカナ」が使われているのはどうしてですか?

A 回答 (1件)

日本語の表記方法を簡潔にする(ローマ字表記の効率の良さとの比較)ことはヨーロッパを手本として日本を近代化した明治政府や知識人の大きな課題でした(脱亜入欧)。

たしかに日本語ほど複雑な表記法をもつ国はありません。漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字を使い分けなければならないのですから。明治時代には表記方法から逸脱して日本語そのものに問題があり英語を国語にすべきだという乱暴な意見もあったそうです。

お尋ねの戦前の書物にカタカナ表記が多いというのは大正時代に生まれたカタカナ表記運動の名残りだと思います。軍隊などは国粋主義者が多かったのでカタカナ表記を好んだようです。小学校一年でカタカナ、ひらがなのどちらを先に教えるべきかは常に議論の的で、現在はひらがなになっていますね。

戦前と現在とどちらがカタカナ表記が多いか議論の分かれるところです。戦前は今日ほど外来語が生で使われることはありませんでしたから。
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この回答へのお礼

詳しく、分かりやすいご説明をありがとうございます!大変参考になりました。

お礼日時:2001/10/21 12:26

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