
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
各大学とも、電子図書館は学内のみの利用に
制限されているようですが、
http://ddb.libnet.kulib.kyoto-u.ac.jp/minds.html
外部から見られる
ところだとこんなのもあります。
http://ddb.libnet.kulib.kyoto-u.ac.jp/cgi-bin/re …
あと、学術ミュージアム構想とかいうのを
主要各大学が行っているようで、
本ばかりでなく、各大学が所蔵して
いる美術品を電子化によって公開
しようととしているようです。
電子ジャーナルといって、ネイチャーといった
科学雑誌は学内からパソコンから読めます。
電子書籍の形式はどんなものが普及して
るか見てみたんですが、結構いろいろある
ようですね。
http://books.bitway.ne.jp/shop/mt-head_first.html
この回答への補足
EU版デジタル図書館の計画を発表しました。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/200 …
シミュラークルが氾濫している現在においての著作権のあり方も考える必要がありそうですね。
ネットも始めは大学間でのみで使用可能で、商用利用はそのあとでしたよね。電子書籍も同じように大学内のみ、といった制限をかけるのもありだと思ってます。
ミュージアム構想は大学のみならず、国立図書館でも進められているそうです。問題は下にも書いたように紙をオリジナルとするならば、電子化をする際にいかにオリジナルに近づけるか、ということでしょう。今のところはマイクロフィルムを使い高いコストをかけて解決しているようです。それでも著作権のからみで了承を得るのが大変なのだそうです。とりわけ詩などの著者の多く存在する著作で手間がかかるようですね。
電子ジャーナルは便利ですね。私もネイチャーはよく読みます。ただ学会や分野別に乱立しているのが気がかりなんです。概要は検索をすれば読めるんですが、全文を読もうとなると手続きが大変で。学会に所属していないと読めないこともありますし。専門の分野ではあたりまえのことでも、他の分野では意外なことってありますよね。そろそろコラボレーションを考えてもいいのではないかと思っています。
このあいだ無料の電子雑誌「Manyo」が創刊されました。
http://www.man-yo.com/index.php
これを見てみると紙とWebとの良いところが合わさっていて完成度も高いです。データ容量も大きいので制約が少ない状態で制作されたのでしょう。動画も表示できますし、解像度が低いPC上で表現するために文字を大きくとる必要から行数が少なくなってますが、それも上下にリンクで移動できるようにすることで解決しています。こういった動的な作りはWebならではですね。広告もWebと違って邪魔にそれほど感じませんし。
悪いところといえばデータが重すぎること。本を作る際のデータが大きいので、ある程度は予想してましたが。ですが回線が太いわりに流すコンテンツがないと嘆いていた業界にとっては打ってつけではないでしょうか。
No.4
- 回答日時:
>TeXで書くとなると論文はともかく書籍となるとレイアウトは厳しくなります。
TeXで原稿を編集した書籍というのは
すでに出回っています。今のところ
専門書だけかもしれませんが。
ここ5年くらいの間に出版
された専門書をよく見ると、
本の最初か最後のほうに
「この本はTeXで編集されました」
と書いてあるものもあるし、
謝辞のところに、「夜遅くまで
TeXでこの原稿を書いてくれた、
大学院生の○×君に感謝します。」
とかいった事が書いてある場合も
あります。
藤田眞作さんや奥村晴彦さんなどの活躍により多くの人がTeXによる出版をされてますね。これは喜ばしいことです。
ただ、ご存知の通りTeXファイル自体にはフォントを埋め込むことができません。TeX>dvi>pdfと作成した場合にpdfにフォントを埋め込むことができますが。フォントがない場合には似たようなフォントを使うことになります。このためにレイアウトまで崩れることもあります。これでは互換性があるとはいえません。
フォントにまでこだわる必要があるのかと疑問に思われるでしょうが、漢字とひらがなとでフォントを使い分ける方もいらっしゃるのです。ひらがなは印象が強いので他のフォントを使いたいというわけですね。ここまでこだわった本は見やすく大変好感がもてます。
さて本を印刷する場合、自分は持っていないけれども印刷所にあるフォントを使いたい場合があります。この場合先ほど述べたようにレイアウトが崩れるので何度もやりとりをしながら修正をします。ここでデジタルで保存する場合の問題があるのです。ファイル自体にフォントを埋め込んである場合はいいのですが、そうでなければすべてのフォントを持っていなければなりません。しかもフォントがバージョンアップした際、名前が同じなのに中身が違うといったことが起こってくるのです。印刷所の中には過去のフォントをすべて保存しているといったところもあるほどです(もちろんソフトも古いバージョンすべて置いておきます)。要はそこまで印刷業界は互換性を考えないといけないということです。
TeX自体のバージョンアップが終了しているので、それ自体の互換性は考えなくてもよくなったのですが、画像の扱いが弱いこと、製本レベルでTeXを扱える人が少ないことを考えると、将来性があるかと問われると疑問に思わざるを得ません。
PDFを何度も取り上げてますが、現時点でそういった問題を解決しようとする姿勢が見れるからです。ですが将来性を保証してくれるものでもないのです。問題点をすべて解決する方法が出てくるといいんですけど…。
回答ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
徐々に電子化は進んでいるように思います。
http://jp.arxiv.org/
古い本が優先的に電子化されているようです。
例えば進化論で有名なチャ-ルズ・ダーウィンの
本など絶版になっているのがあるのですが、
貴重なものであるにも関わらず、出版しても
元がとれるほどの需要がないんでそのまま
というのがけっこうあったんですが、デジタル
本なら印刷部数は関係ないんで、再版になるように
なりました。
アマゾンなんかではデジタル本がかなり
普及してきてます。
http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/browse/-/55 …
>将来にわたっての互換性、フォントの少なさや特殊な表記などの統一
Texなんかで大元を書いておけばいいんじゃ
ないんですか。電子化しておけば、主流のフォーマット
が変わっても、変換すればいいだけのように思い
ますが。その点Texなんかが互換性が高くいいと
思います。
何か問題があるとすれば、デジタル本を読む
ための電子機器がまだ高いということでしょう。
携帯電子機器を使うにしてもまだ2,3万の
初期投資が必要ですから。
公共の場に、デジタル本を読める端末が
あっても、やはり電車の中などで手軽に読める
携帯性の要求に答えられるものが必要です。
おおっ!アマゾンにデジタル本があるとは知りませんでした。
国も古い資料を中心に電子化をやっているようなのですが、マイクロフィルムで保存しなければならないもの(書や絵画)で手がいっぱいのようです。
TeXで書くとなると論文はともかく書籍となるとレイアウトは厳しくなります。印刷業界ではレイアウトの崩れる恐れが少なく、フォントの埋め込みも可能なPDFで統一しようとしているようですが、それでもカラーマネージメントをどうするのか、データはどこが保管するのかといったことが統一されていません。始めから最後までデジタルで処理をしても、紙に出力してみないとわからないといった状況です。紙に印刷したものをオリジナルとするならば元のデジタルデータをそれにどこまで近づけることができるか、といった奇妙なことを行わなければならないのです。TeXではこれはかなり難しいと思います。
携帯電子機器が高いんですよね。そして選択肢があまりに少ない。表示も機器に依存するので、作者の意図通りに表示できない、データに互換性がないため読みたくても読めない本が出てきたりする。
ただ電子辞書は売れるのに辞書も内蔵できる電子機器が売れなかったというのがよくわからない。PDAはガジェット好きには売れたかもしれないが一般の人には浸透しなかった。使用方法を絞ることで明確に消費者に伝えることができたのに対し、何でもできるといった曖昧な表現をしたために、結局何ができるのかということが消費者に訴えられなかったのではないかと思っています。しかし、どうもそれだけじゃない気もしますが…。
回答ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
もっとも大きな理由のひとつは、採算性でしょうね。
電子図書館のほうの採算性ではなく、学術書の出版側、および著者側の問題です。
一般に、学術書をはじめとする専門書籍は、確実に売り切れると
想定される部数だけ印刷し、それなりの価格で販売することにより
利益を得ています。大雑把に言うと初刷は 1000~4000 部程度で、
2500 円とかで売るわけですね。たとえば 2500 円で 2000 部なら、
売り上げは 500 万円。ここから取次への手数料や製作原価などを
引いていくと、儲けは微々足るものです。著者印税も 10% なら
50 万円ですが、そんなにしょっちゅう本が書けるわけでもないので、
それほど採算性はよくないというのが実情です。
そういった儲けの薄い学術書を電子図書館化すると、ますます
売り上げが落ちてしまいます。そうなると、そもそも最初に書籍を
つくるモチベーション自体がなくなってしまいます。同様の理由で
どの出版社( 専門書に限らず )も電子書籍化には消極的なのです。
もし、電子書籍なり電子図書館で、現行の紙の書籍と同じくらい
採算が取れるようになれば、どこかで一気に電子化が進むかもしれ
ません。しかし、電子化との親和性がはるかに高い音楽業界にしても、
いまだCD中心という物質的な商品の販売から脱却できないんです。
いくら iTMS が1億曲をDL販売しても、たかだか 100 億円。
CD の売り上げ( 日本で年間4000億円弱 )に比べれば、まだまだ
微弱な数字に過ぎません。もちろん10年経ったらどうなっているか
わかりませんけどね(-_^)。
iTMSはコンテンツではなくiPodを売ることで採算を取っているので、電子書籍においてもハードで利益を上げるシステムが構築されれば一般の電子書籍は普及するのではないかと思っています。
しかし学術書においては、おっしゃるように発行部数が余りに少ない。電子書籍の特徴である、在庫を抱えなくて済む、輸送費がかからないといった出版社側のメリットを考慮してもすぐに大きな利益には結びつかないと思います。ただ私としては発行部数が少ないからこそ絶版にならないということと、全国どこからでも見ることができるというのは学術書になくてはならないのではないかと思うのです。
また、学術書が中古市場に流れにくいといったことも考慮しなければなりません。これは一般書籍と違い、線を引いたり書き込みをしたりすることで買い取ってもらえないのだと思います。簡単に一読しただけでは咀嚼できないからこそ、こうしたことをする必要があるということです。ですから電子書籍閲覧ソフトに知の編集術を備えれば一般書籍よりも学術書の方が利用価値があるのではないかと思うのです。
これは紙に比べてデジタルは記憶に残らないということを考えた結果なのですが他にも理由はありそうです。(色温度や解像度など)
ついでにブクロクのような本棚がネット上にあればいいんですけどね。
http://booklog.jp/
返答ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
GeNii とか CiNii とか、和文の学術データベースもがんばってるなという印象はあるんですがどうでしょう。
新規のデジタル化しやすい論文だけでなく、過去の紙媒体の論文もスキャンして読めるように進みつつありますし。http://ge.nii.ac.jp/
http://ci.nii.ac.jp/
欧米の ScienceDirect とかのデータベースも含めて、利用料が高いことと、解約すると過去に契約した期間に参照できたものも参照できなくなってしまうということに公共図書館側が二の足を踏んでしまい、それがメーカーさんへの需要の低さということにつながっているのかもしれませんね。指定管理者制度だの独立行政法人化だので図書館にはつらい風がふいていますので。
あと、そういう電子図書館を構築・運営できうるライブラリアンさんがどれだけいるのか、ということにもあるのかもしれません。本の貸し出し・仕入れだけのスタッフさんではなく、レファレンスサービスに対応できるライブラリアンさんが、その手段としての電子図書館の存在をどれだけ一般の利用者に伝えてくれるかってことだと思います。
私も論文に関しては進んでいるように思います。学会の閉じた体質にはあきれてしまいますが、これから徐々に改善されると期待しています。
欧米のデータベースを利用するときはストップウォッチが欠かせませんね。最近の日本でのネット環境に慣れていると閲覧時間がながくなってしまって困ります。
だからこそ和製の電子図書館を、と思うのですが、おっしゃるとおり各大学での運営はライブラリアンさんの問題も含め難しいのでしょうね。
返答ありがとうございました。
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