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前に似たような質問をされた方がいたのですがそれでも不明な点があったので質問させていただきました。
今週学校で行われた中和滴定の実験でメチルオレンジを加えたKHCO3溶液をHCl溶液で滴定して、溶液を黄色からダイダイ色にする実験を行いました。
このHCl溶液がダイダイ色になったら一旦滴定を中止して沸騰するまで加熱し、これを水道水で冷やすと溶液の色が黄色に戻るというものですが、前質問した方の回答には“沸騰させることで溶液を酸性にしている二酸化炭素が減って、アルカリ性になった”と書かれていました。テキストに書いてあった

KHCO3+HCl→KCl+H2O+CO2-(1式)
 H2O+CO2⇔H2CO3-(2式)
H2CO3⇔HCO3-(炭酸水素イオン)+ H+(水素イオン)-(3式)

の式からCO2が溶液を酸性にするH+(水素イオン)をだす原因ということは解りました。そして
ここからが推測になるのですが、要するに沸騰させることで(3式)の平衡が左に進み、H2CO3濃度が増えさらに(2式)の平衡が左へ進むことでできたCO2が沸騰することで減少したという事で良いのでしょうか?
また上記の推論からすると、なぜ溶液を沸騰させることで(3式)の平衡が左に進んだのか教えて頂きたいです。
推測自体が間違っているのならどうかご指摘していただけないでしょうか。



 

A 回答 (1件)

煮沸による効果は(2)に効きます.


もちろん,平衡定数は温度で変化するのでどの平衡も平衡位置は動きますが,一番重要なのは(2)です.
平衡で存在するCO2が温度が上がって溶解度が下がり追い出され...あとは見ての通りです.
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!!
反応が平衡ということがすっかり頭からぬけていました。
おかげで理解することができました。

お礼日時:2005/11/27 09:59

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