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No.1
- 回答日時:
いろいろな説明の仕方があると思いますが、以下のような説明はどうでしょう。
簡単に言うと、IS-LMモデルのグラフで、縦軸が為替レートになります。通常のIS-LMモデルのグラフでは、縦軸が利子率ですよね。Mundell-Flemingモデルでは、あれが、為替レートになるのです。
ちなみに、そのグラフでは、為替レートは上に行けば行くほど増価します。つまり、日本を対象にすると、グラフ上で為替レートが上に行けば「円高」、下に行けば「円安」になることを意味します。
Mundell-Flemingモデルでは、小国経済を仮定しますので、自国の利子率は外国の利子率と一致します。つまり、自分で利子率を決められないということです。
そのため、LM曲線は垂直になります。IS曲線は、従前どおり、右下がりになります。縦軸に為替レート、横軸に所得を取り、垂直なLM曲線と右下がりのIS曲線、これが、Mundell-Flemingモデルのグラフになります。
通常のIS-LMモデルでは、財政支出が増えると、IS曲線が右に動き、LM曲線が一定であるとすると、均衡点はLM曲線に沿って右に動き、結果として利子率と所得両方とも上昇します。しかし、Mundell-Flemingモデルでは、LM曲線が垂直であるために、財政支出が増えて、IS曲線が右にシフトしても為替レートが上昇するだけで、所得は増えません。
これは、財政支出が増えて為替レートが上昇する(日本の場合では円高になる)と、輸出に不利になって純輸出が減少し、財政支出の増加分を相殺してしまうからです。そのため、IS曲線が右にシフトしても、所得は増大しないのです。
逆に、金融当局がマネーサプライを増加させると、LM曲線は右にシフトし、それに伴い、均衡点もIS曲線に沿って右に動き、為替レートは低下(日本の場合では円安)、所得は増加します。
Mundell-Flemingモデルでは、財政政策よりも金融政策のほうが、所得を増加させるのに役立つということです。もちろん、上記の説明は、資本が自由に移動でき、かつ、変動相場制であることを仮定していますが。
個人的には、標準的なマクロ経済学の説明としては、「マンキュー マクロ経済学」が好きです。おそらく、Mundell-Flemingモデルも次のうちのどちらかに出ていると思います(出てなかったらゴメンなさい)。
入門編
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492313 …
応用編
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492313 …
確認されることをお勧めします。他のマクロ経済学の教科書も、丹念に探せば載っていると思いますが、類書によって、微妙に説明の仕方が違っていると思います。
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