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素朴な疑問です。

街でよく見る隣家との隙間が50cmにも満たない戸建住宅の壁の施工はどのようにして行っているのでしょうか?周辺が同じタイミングで新築の場合は、順施工で可能かと思いますが、既存の戸建にサイディングリフォームの場合も含めて教えてください。

以前、内側からの施工が可能だとも聞きましたが、実際の施工はどうなのでしょうか。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

新築工事および同等の改修工事の場合は、押し壁工法がとられねのが一般的です。


押し壁工法とは、本来壁が出来る場所より内側に壁を作って外壁工事をしてから本来ある場所までクレーン等で吊り上げ移動して壁組みをおこないます。
この工法でよく使われる外壁材として金属外壁角波+プラスターボード張りが使われます。
その理由として吊上げ重量が軽い。
吊り上げた場合多少たわんだりひずんだ場合もクラックや亀裂等おこさない。
外壁の仕上げ時間が早いと言う点です。
増築工事のリフォームの場合
リフオームの場合は内部より作業をおこないます。
人も入れない狭い場所の既設の外壁だけの取替えはできません。その場合は、内部の壁を全て取り壊す必要があります。
私どもは金属サイディングをよく使用します。(窯業系サイディングでも金具引っ掛け工法なら施工できます)
横張りの場合(ドウブチ等が打てないため通常は横張り工法が多い)
まず、土台水切りのレベルだしをして通気シートを張りながらスターター及び本体取り付けをおこないますので通常の外壁工事の手間が3倍以上かかります。
コーキング等もあまりきれいにできないことが難点です。
この方法でいままでに隣との間が15センチのところを工事したことがあります。
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この回答へのお礼

aich様

ご回答有難う御座います。

押し壁工法というのは初めて耳にしました。
現場への取り付け前の段取りで、おおかた7~8割りは工事仕上がりが決まってしまいそうですね!
工事担当会社(職人さんも)によって、腕の違いが歴然としそうです。
しかし、隣家まで15センチとは・・・・。
すごいですね!プライドと言うか執念の世界でしょうか!隣家余裕無しのコーキングの仕舞は心配しておりました。隣家を解体後、初めて目にする感じが想像できてしまいます。

分かりやすく説明いただき有難う御座いました。

お礼日時:2006/03/30 19:58

 以前、住宅メーカーで現場監督をしていました。


■新築
(1)外壁がサイディング
 その狭い面の両端は、外から普通に専用釘で固定。
 両端以外の部分に関しては、内側から板を手で持った状態で、別の作業者が内から外に伸ばした手により専用釘で固定。

(2)外壁がALC 37mm
 ALCは1枚の重量が重い為、通常、レッカー車orラフター車を使用します。
 これが、入らない狭少地は施工は難しいです。
 (可能と言われる方がいらっしゃいましたら、どうぞ回答して下さい)
 入って可能な時、やはり難しい面があります。
 それは、吊るされた板による隣家の壁の損傷があります。
 もし、それもクリア出来る状態なら、内側からボルトで固定になります。
 けれど、吹き付けによる塗装は難しいですね。

 内側で手で固定をしておく作業者2名、専用釘などで固定する作業者1名若しくはそれ以上、通常よりも多くの作業者が必要になります。
 その為、狭小地を含めた現場の建築費は高くなります。

■リフォーム
 外壁の塗装は難しい。
 張り替え時は、新築時と同様です。
 
 狭少地のALCの現場は、管理したことは無いので経験からの想像になります。
 
 イメージできますか?
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この回答へのお礼

respect_2006様

充分にイメージできます!
やはり、どの世界でも材料費よりも工賃が高く付きますよね?!狭小という土地金額的にはメリットありの条件であっても、新設やリフォームなどのメンテ性能を考慮すると工数のハードルが高いのが見えました。

分かりやすく説明いただき有難う御座いました。

お礼日時:2006/03/30 19:47

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