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煬帝の、少なくとも日本語での発音は「ようだい」とされることが一般的なことについて、多くの解説には
「父から王位を簒奪した彼のことを、歴史学者は快く思わなかったため」そう呼ぶようになったと記されています。
●(1)ここでいう「歴史学者」とは日本の歴史学者のことでしょうか?
●(2)「ようてい」ではなく「ようだい」と読むことによって、「軽蔑」の意を表せるのでしょうか?帝をだい、と読むことが軽蔑になるのでしょうか?
●(3)中国ではどう発音してますか?

A 回答 (2件)

私も全く同じ疑問を持っていました(今もです)。



「煬」が悪い意味があることは下記のURLにもある通りです。

一方、『字通』(白川静)によると、次のように、元々は悪い意味はなかったようです。
 1.あぶる、やく、熱する。
 2.さらす、日にあてる、てらす。
 3.かしぐ、たく。

また、以前、同じ質問がありますので、ご参考に。
 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=716173

小生の身近にいる中国人(南京大学卒業のインテリ)に尋ねたところ、「中国では煬帝の帝だけを特別の読み方をするわけではない(少なくとも現代では)」とのことでした。

これに限らず、日本での中国の歴史上の人物・地名などの読み方には必然性に乏しく、意識する/拘るのは無意味かと思います。(なにしろ、外国語を自国でどう発音するかという問題に過ぎないので)

ただ、「ようてい」と発音したりすると「そんなことも知らないのか」と思われるのがオチですが...

参考URL:http://www.toride.com/~fengchu/sigou/file007.html
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この回答へのお礼

参考URLの謚号も拝見しましたが、謚号というものは後世の者が与えたのでしょうが手厳しいものも多いですね。驚きました。西洋にも肥満王とか手厳しい別称がありますし、日本は例外なのかもしれませんね。
中国では発音は特に差別していない、という記述も歴史の教科書類の付注に書いておいて欲しかったです。でも、「てい」ではなく「だい」と読むことは何となく引っかかります。中国の方言なのかな、と一瞬思いました。同じ漢字でも呉、唐、漢などの出自によって違う発音がある、云々だそうですが、ここではどうなのでしょう。とっても勉強になりました!

お礼日時:2006/04/06 17:49

始皇帝の「帝」は、皇帝の帝ですが、


煬帝の「帝」は、「ようだい」という称号(謚号:死者の生前の徳行と事跡を基につけられた称号)で呼ばれていたから、ではないでしょうか。

親の「文帝楊堅」の場合、名前は楊堅で、文帝は廟号(廟など墓に載せられる名前)です。この場合、彼は死んだが実在した皇帝だったとよ、いう意味で「皇帝」「始皇帝」などの帝と同じと考えていいと感じます。

「煬帝」は名前は楊広ですが、「煬帝」は次の王朝の唐王朝から贈られた称号のようです。
まだ彼が生きている隋末の混乱期のときから呼ばれていたのか、死んでから唐側の国民が暴君ぶりや彼の成した大事業を思い描いて呼んだのかはわかりませんが、それだけ名が知れていたのでしょう。
他の死んだ皇帝たちの呼称とは、存在感としての意味あいが違ったと思われます。
それが日本に入ってきたときも、歴史上の呼び名の意味合いの違いから、発音を分けたのかもしれません。
彼は隋からみると、明帝とよばれるようです。

>中国ではどう発音してますか?

中国人に書いてみせたら、発音は一般の帝と一緒でした(笑)
中国の歴史学者が、呼び分けているかまではわかりません。
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この回答へのお礼

中国人の発音はほかの帝と一緒でしたか!
勉強になりました!

お礼日時:2006/03/31 10:29

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