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よく、フランスは戦争がヘタと聞きます。(映画「地獄の黙示録」でフランス人が「自分達は戦争がヘタだ。」と自虐的になっていたシーンがありました。)

実際はどうなのでしょうか?また、「確かにフランス人は戦争がヘタだな。」と思われる戦争があればお教え下さいませ。

A 回答 (8件)

ナポレオンが西ヨーロッパをほとんど手中に収めた19世紀初頭までは、フランスも結構な強さを見せていたんですが、第1次世界大戦くらいからどうも怪しくなってきたようですね。



フランスが戦争に弱いという事例は、やはり第2次世界大戦からでしょうね。

第1次大戦はアメリカの参戦でなんとかプロシア(ドイツ)の侵攻をぎりぎりでしのぎましたが、第2次世界大戦はもうぼろぼろになってましたね。
当時200万以上の兵力を持っていたフランスが、160万ほどの兵力のドイツに、事実上たったの1ヶ月で敗れ去り、そのあと戦争終結までフランスはドイツに占領され続けていたんですからね。

これで戦勝国だといって国連の常任理事国に納まっているのは、これはもう詐欺ですね(笑)

大戦後の戦争は他の回答者さんが言われているように、1945年から1954年のインドシナ(ベトナム)戦争。1954年から62年のアルジェリア戦争がありますが、どちらもベトナムからの撤退や、アルジェリアの独立ということで、敗北したことと同じです。

ただこの二つの戦争は、第2次世界大戦時のドイツ占領の後遺症が残ったままで臨んだ戦争ということで、ちょっとは割り引いてあげてもいいかなとは思うんですが。

第2次世界大戦にしても、当時は数多くの小政党が乱立していたこともあって、政策に一貫性を求めにくい連立内閣の影響もかなり大きかったと思います。
他にドイツのような、団体行動を好む気質が備わっているゲルマン民族と違って、無駄にプライドが高いうえに不必要な議論を好み、個人主義が色濃いフランス人の気質も影響していることも考えられますね。

とはいえ、湾岸戦争ではかなりの戦果をあげてもおり、国産の戦闘機や空母、それになんといっても核ミサイル搭載の国産潜水艦を所持しているフランスは、現在ではなかなか侮れない存在ではありますね。
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よく見るとフランスに限らず、隣国のイタリアやスペインはどうですか?


彼らも下手ですよ~。
この3つの国に共通しているのは、西ローマ帝国の末裔・ラテン人・
カソリック教徒・・・いや、食いもんがうまい国です!
(カモンベールチーズやカルボナーラを現地で食った時はとびあがる
ぐらいうまかった!)
食いもんがうまくて多種多様に富んだ国は、戦争してまで国外に
攻め込む気になれないんじゃないですか。
植民地だって、獲得したはいいがほとんど(イギリスに比べたら)
アバウトな経営だったし。
それに比べ、戦争好きのイギリスやドイツ、アメリカ、ロシアの
食いもんはひどいものです。(ドイツのビールとソーセージは除く)
食い物が悪いと、人間は心がすさみます。
そして暴力的(好戦的)になり、どうしたら「相手をぶっつぶせるか」ばかり考えてしまいます。

ナポレオン時代のあと、フランスは「真剣に戦争に勝つことを考える」
を放棄したような印象があります。
だから「守りのアイテム」マジノ線や水爆を持ったのでしょう。
フランス人には、ローマ帝国の遺産を受け継いだという自負心が深層
心理にあり、そのためドイツ・イギリスは自分より格下という
はためからは信じられないプライドを持っていますから、
ドイツが強くなればなるほど余計に「あんな野暮にはなりたくない」
という作用が働いているのでしょう。
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 ナポレオン時代の勝利を除くと、1600年代以降、イギリスに対してほとんど勝っていない。

(産業革命の進展度合いによる国力差と思いますが。)

 また、1800年代以降ドイツに対してかなり分が悪い。(これは、ビスマルクやモルトケの努力の結果だと思いますが。)

 西欧の伝統的三強国である、英・仏・独の戦いを見ると、フランスの勝ったときは、ナポレオンとその部下の個人的戦術技量による勝利がはっきりしていて、フランス人全体の戦闘能力の高さという認識を持てないのでしょう。

 ナポレオンIII世のドイツに対する敗北は、本当に『下手』という感じがします。
 はっきりいって、単に下手というより『ドイツに手玉に取られた』という感じです。
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ナポレオンから普仏戦争までは、陸軍ではフランスがヨーロッパ最強、という感じでした。


普仏戦争以降、弱いというイメージになったのは、戦争の相手がドイツ(プロイセン)だったからではないでしょうか。相手が強かったということで。
ちなみに第二次大戦時、フランス軍の戦車は質・量ともにドイツ軍より優勢でしたが、分散配備したため、集中運用したドイツに敗れました。これもやはり、フランスが弱かったというより、ドイツが強かったと評価すべきでしょう。
なお、二次大戦後に植民地を維持しようとした国は、例外なく苦戦、敗北していますので、インドシナやアルジェリア(こちらは戦争というよりテロの応酬ですし)をここで持ち出すのは、少し気の毒かも。
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軍隊の強弱はおおくの要素で成り立つものでフランスは決して戦争がヘタではありません。



ナポレオンの時代、その卓越した指揮能力、斬新な戦術により全ヨーロッパを席巻しました。

軍隊の強弱に指揮官の能力や戦術が大きく影響する証明です。

ただフランスはかこの栄光に頼りすぎ保守的になり攻撃を忘れていました。
全体として防御思想で第1次大戦での近代要塞の防御力での勝利からマジノ線の固定防御に頼る思想がつよかったのです。
この為機動武装兵力の準備の近代化が遅れていたのです。 近代戦争は非常に大きな予算と技術の進歩を必要とします。

これらの点での立ち後れが第2次大戦の敗北になったのです。 
ドイツの勝因はこのフランスの逆を実行したことにあります。

近代装備に欠ける日本軍が個々の兵士の勇猛によっても敗北せざるを得なかったのと同様です。

ベトナムでの敗戦やアルジェリア戦争はいずれも戦術、戦略の不適合によるものでベトナムには近代戦車は投入されず歩兵のみでそれも用兵がまずかったのです。  これを反省したのがイスラエル軍の戦術で世界に誇るメルカバ重戦車でイスラムを圧倒しています。

アルジェリア戦争は独立戦争でありフランスは外交的に不利でした。

フランスのヘタな所は徹底的に戦う意志がとれない政治的な弱点があるので総合的に戦争に向かないからです。 優秀な指導者が出れば様子は変わるでしょう。
しかしそれが国民にとって幸福かどうかは別でしょう。
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確かに第二次大戦移行はメロメロですが、これは全て仕掛けられた戦争で、受身に立っている面があります。



弱いと言えば、英国以外の欧州の各国、ローマ帝国のイタリー、大航海時代の覇者スペインと皆一緒です。

地勢上の問題で常に難しい外交問題を抱えてしまう弱点がある欧州大陸各国は、EUと言う経済戦争での勝者を目指しています。
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第一次大戦当時、特に最初の4ヶ月間くらいで、ドイツ軍にパリ近くまで進撃を許し、その後4年間領土を蹂躙された歴史がある。

「フランス魂」とかで負けはしなかったが、実質上やられっぱなしだったといえる。

第二次はまともに戦うまでもなく負けている。
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第二次大戦でドイツに屈服したのと、ベトナムでも最初に大負けしたのは仏軍(ディエンビエンフーの戦い)、アルジェリアでもぐちゃぐちゃになって、結局勝利したとはいえない。

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