No.4ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
この質問は、「塩素」っていう名前についてのようですね。
私もぱっと見た時は、次亜塩素酸ナトリウムの加水分解によって発生する塩化ナトリウムを考えました。(笑)
これは「塩素」という少し緑色がかった気体の物質ですが、それが発見され、日本に紹介された経緯にまでさかのぼらないと「塩素」と「塩(しお)」の関係は出てこないんです。
塩素の第一発見者は、スェーデンのシェーレという人ですが、薬品を反応させて作りましたが、塩素を化合物だと勘違いしてしまいました。
その後、イギリスのデービーって人が、この物質は化合物ではない事を発見し、この気体が緑色なのでラテン語の緑、という意味で「クロル」とつけました。
でも日本じゃ「緑」では意味が判らないので、違う言葉で紹介されたのがこの発端になります。
従って日本語の「塩素」は直訳ではありません。
塩素という物質が日本に紹介?された時、既に「塩」を構成する成分だという事がわかっていたので、「塩の素(もと)」だという事で、「塩素」という名前がついたわけです。
「塩(しお)」は塩化ナトリウムといって、「塩素」と「ナトリウム」がくっついてできてますが、当然「ナトリウム」も塩の素(もと)ですから、「塩素」となる可能性がありましたが、ナトリウムは既に知られていて、固有名詞を貰っていました。
No.8
- 回答日時:
化学の日本語表記はめちゃくちゃであるということは覚えておいた方が良いでしょう。
(英語表記もそうかもしれない)例えば、酸、酸素、酸化。紛らわしいですね。
塩(しお-化学用語ではありません)、塩(えん)、塩素、塩基。紛らわしいですね。
私はこれらは混同しないような言葉に代えるべきだと思っています。
専門家だけが解っていればよいという物ではありませんから。
化学者は身勝手が過ぎると思っています。
いい加減、蛸壺から出てこなくては。
No.7
- 回答日時:
ご質問の「塩」というのは何ですか?
「えん」ということでしたら、「入っている」という答になります。
次亜塩素酸ナトリウムにしろ、次亜塩素酸カルシウムにしろ、次亜塩素酸の塩です。
「しお=食塩」ということでしたら答は微妙です。それは、これまでの回答にも反映されていますよね?
単に言葉の問題でしたら、歴史的な経緯や、翻訳のときの経緯を調べなければなりませんが、「えん」は英語ではsaltであり、塩素chlorineとは語源的に関連はなさそうです。「しお=salt=えん」ですので、chlorineを塩素と訳してしまったのが混乱の始まりということでしょうか。
酸素がなくても酸になるというのと同じで、今さらどうしようもないですね。
No.6
- 回答日時:
ちょっと化学反応について補足します。
塩化ナトリウムが入っているかどうかという疑問に対して次亜塩素酸ナトリウムの製造過程でのNaClの混入の話が出ています。時間がたって分解して出来るかもしれないという意見も出されています。
元に戻って考えて下さい。次亜塩素酸ナトリウムは何のために入れるのですか。消毒、殺菌ですよね。消毒、殺菌は次亜塩素酸ナトリウムの酸化作用によるものです。当然酸化剤として働けば次亜塩素酸ナトリウムも変化します。その時は何になるのでしょう。塩化ナトリウムになります。と言うより初めからから含まれているナトリウムイオンは変化していないのです。消毒・殺菌で入れた次亜塩素酸ナトリウムのナトリウムイオンはそのまま残っているのです。次亜塩素酸イオンが酸化剤として働けば塩化物イオン(Cl-)に変化します。これもただ水中に存在するだけです。水中に塩化物イオン(Cl-)とナトリウムイオン(Na+)が存在するということは食塩(塩化ナトリウム、NaCl)を溶かしたものと同じだということです。別にNa+とCl-とがくっつかないといけないわけではありません。この辺は回答を見ると混乱しているように思います。
水が汚れていて入れた次亜塩素酸ナトリウムが全部反応していれば入れた次亜塩素酸ナトリウムに相当するだけの塩化ナトリウムが出来ることになります。
もしさらし粉を使うと塩化カルシウムの水溶液になります。初めに入っていなくても反応の結果できるのです。全然反応しないようなきれいな水であれば消毒用に入れる必要もありません。ただしこれはプールの水のような場合だと思います。水道水にこれを使えばせっかくきれいになった水に金属イオンを持ち込むことになりますので浸かっていないのではないかと思っています。気体の塩素をそのままボンベから吹き込めばいいのですから。水道水の中の塩素は配水管の末端で~以上と最低濃度が決まっています。大きい都市だとかなり高い濃度で入れています。硝酸銀水溶液で簡単に塩素の検出が出来ます。これだけ高い濃度で金属イオンを入れるとは思いませんので水道水の消毒には次亜塩素酸ナトリウムを使っていないのでは考えたのです。実際がどうであるかは知りませんのでこの質問のすぐ前に質問として出しています。
No.5
- 回答日時:
科学の世界では発見された時期や、当時の科学水準によって、適当な言葉が当てはめられず、誤解を生みやすいまま決定してしまった言葉が多数あります。
『塩』
化学屋では通常は「えん」と呼び、中和反応によって生成されたものを指します。「しお」は塩酸と水酸化ナトリウムの「えん」です。
「しお」と呼んだ場合は塩化ナトリウムを指します。
『塩素』
塩化ナトリウムを加熱して溶かし、電気分解をするとナトリウムと塩素を得ることが出来ます。つまり塩素は「しおのもと」という意味で名づけられています。
塩素があるからといって必ず「しお」であるとは限りません。
塩素を含むものは塩化カルシウムや塩化マグネシウム等の「えん」のほかにも塩化ビニル(いわゆるビニール)があります。
つまり塩の素がいろいろなものに化けているわけですね。
No.3
- 回答日時:
プールの消毒に一般的に使われているのは次亜塩素酸ナトリウムと言われるもので、いわゆる塩(塩化ナトリウム)ではありません。
しかし次亜塩素酸ナトリウムは水酸化ナトリウムと塩素を反応させて、塩化ナトリウムも同時に発生します。
2NaOH+Cl2→NaClO+NaCl+H2O
ですのでもちろん混入している可能性もありますし、ひょっとしたら分離もしていないかもしれません。
入っていたところで特に問題はないですけどね
この回答への補足
>いわゆる塩(塩化ナトリウム)ではありません。
じゃ塩素の成分自体に塩は全くは関係ないということですか?
じゃなんで塩ってつくんでしょうかね。
No.2
- 回答日時:
No1さんの回答を見て自信がないながら思ったのが次亜塩素酸ナトリウムの分解です。
おそらく長時間経つと次亜塩素酸ナトリウムは酸素を放出して塩化ナトリウムに変化するのではないでしょうか。
ですから元々は塩は入っていないのですが経時変化で塩が発生するかもしれません。
ただし濃度は低いと思います。
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