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こんにちは。
量子論の入り口で悩んでいるものです;
もともと文系です

私達は光によってこの世界を知覚しますよね。つまり、私達の世界(=私という存在)は光によって存在するとも言えると思います。
…ところが、私達が「光を介してこの世界を知覚」したことによって、光の粒子(つまり光量子)も変化または変質するのでしょうか?
それによって、私達の知覚する世界も姿を変えたりするのでしょうか?

つまり、私達の存在も、光(そして光によって現れる世界)というものに影響を与えているってことでしょうか??

私は量子論について正直ほとんど理解していないような人間なんですが;
「シュレディンガーの猫」の話などを読み、量子論の本質って、もしかしてこういうことなのかな???……などとひらめきました。

これって、
・量子論的にも
・物理学的にも
・哲学的にも
的外れな発想なんでしょうか?

どのような意見・アドバイスでも構いません。
どなたかご助言、よろしくお願い致します。。。

A 回答 (3件)

量子論は「観測によって宇宙の状態が決定する」ということを指摘しています。

物質から発せられた光子を何かが捕らえて初めて、対象の状態が確定されるということからこのような結論に至ります。
この考えを押し進めると「誰も見ていない状態では何も存在しない」ということになりますが、これはいわゆる「唯思論」、つまり宇宙はすべて夢のようなものであるという考えに行き着きます。
質問者は唯思論の入り口くらいまで行ってしまっているようですが、一般的な宇宙物理学者の見解としては、量子論は「観測が宇宙の状態を決定する」とは言っているものの、その観測主体が「高等生物」である必要までは述べていません。酸化銀(写真のフィルム)であるとか、もっと言えば星の表面であっても観測できる(光子の状態を固定できる)ため、意思のある主体がなくても宇宙は存在していたと考えるのが妥当であるという見方をしています。
もちろん、唯思論者にとっては、量子論は自分の考えを裏付けるいいネタであることに変わりはありません。この辺は哲学的な課題ですので、なんともいえません。
ちなみにシュレーディンガーの猫は、量子論の「おかしさ」を表現するためにシュレーディンガーが行った思考実験です。
量子論ではたくさんの原子の集まりがどのように振舞うかを的確に予測できるのですが、「たった1個の」原子がどのように振舞うかを予測できないのです。
「たった1個の」原子だから別にいいジャンとみんな言っていたわけですが、何か変です。その「気持ち悪さ」を表現するために、「猫が半死半生っておかしいやん!」と言っているわけです。
箱の中の猫は本来、決定論的には生きているのか死んでいるのかのいずれかの状態でしかありえないのですが、量子論を正しいとすると「半死半生」というありえない状態であると仮定せざるを得ない、というものです。
この命題が正しいのか間違っているのか、はたまた命題の設定自体がおかしいのかは、いまだ持って謎です。
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この回答へのお礼

詳しい回答をどうもありがとうございます!!

私の読んだ量子論の本に
「ほぼ正しいであろうと予測して行う実験が、必ず予想外れの結果となるので(確か一個の光子をスリットから放出して動きを見る実験)、観察者がいると量子は正確な動きをしないのではないか?」というようなことが書いてあったんですね。
そこで私は「私達の知覚は光に対して必ずしも受動的ではなく、光(の粒子)に対して何らかの作用を与えられるということなのか??」つまり「私達の知覚と光の粒子の間に何らかの力が働くということなのか??だったらすごく面白いぞ!」
。。。などとまあ、拡大解釈?もいいところですが、……まさかさすがにそんなことはないみたいですね…(敗北宣言)

>量子論ではたくさんの原子の集まりがどのように振舞うかを的確に予測できるのですが、「たった1個の」原子がどのように振舞うかを予測できないのです。

これはとてもよいヒントになりました。
なるほど「波であるのに粒子でもある」…
ものすごく頭の良い誰かが想像力を働かせて、量子の本質なるものをつきつめて欲しいですね!!!

お礼日時:2006/08/24 18:00

No.1です



ちょっと具体的な例を挙げすぎた。。?ような気もしますが・・

> 網膜の形の影……これは「見る側の網膜の陰が相手に投影される」ということですか?

世界は連続であって、どこかで区切られるモノではない・・って、
なんか、哲学的な。。?(^^;

すくなくとも、光のエネルギーを観察者が吸収して観測することによって、
背後に影を作りますよね。。(光に一切干渉せずに光を観測することはできない)

以下、ちょっとした思考実験です。。

目の前にリンゴがあります。
さらにその先にランプがあります。
観察者の背後には白い壁があります。
観察する以上、壁に当たるべき光に何らかの干渉をするわけで、
人が立って見たり、カメラをおいたりすれば、確実に影ができます。
その影は、観察対象のリンゴに直接投影されませんが、
影になった壁は温度が下がります。結果、部屋の温度が幾分か下がって、リンゴが新鮮に保たれるかもしれません。
また、壁からの乱反射がなくなるので、リンゴの、ランプから直接光の当たらない影側は、いくらか暗く見えるでしょう。結果、リンゴの表面の細胞の光合成に影響を与えるかもしれません。

哲学的にも、物理学的にも、的はずれではないと思いますが・・・
量子論とは、ちょっと違う、かな。。??(^^;

この回答への補足

ちなみに、この質問については興味深いので、引き続き回答&アドバイスを受付させていただきます。
どのようなことでも構いませんので量子論について、光について。何かありましたらよろしくお願いします!

補足日時:2006/08/28 18:10
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この回答へのお礼

お礼が遅れてすみません。

再び量子論の本を読みつづけてみましたところ、やはり
「人間の眼が一つの電子を観測する時、電子の質量があまりに小さいため『観測した』という知覚信号(のようなもの)が電子に影響を与える。すなわち、『人の知覚は光の粒子(量子)に何らかの影響を与える』というようなことが書いてありました!……と、いって、これが量子論の本質という訳でもないようなのですが、不確定性原理のことなども少し理解できたような気もします^^

>光に一切干渉せずに光を観測することはできない

なるほど、これも本当にそうですよね!
量子論や科学を理解するにあたっての丁寧なヒント、どうもありがとうございます!!

量子論、私にはやっぱり手ごわいのですが、引き続き勉強を続けたいと思います^^

お礼日時:2006/08/28 18:09

少なくとも、その光を知覚した・・・即ち、


網膜で光のエネルギーを受け取った・・・即ち、
少なくとも(たとえ透明人間であっても)向こう側に網膜の形の影を残すわけで・・
これは、知覚対象へ影響を与えた、ということに、十分なります。
逆に言えば、まったく影のない部屋の中を見ることはできないわけで・・・

このくらいのマクロなレベルだと量子論とはぜんぜん関係ないですが・・
こういうのを不確定性原理といいます。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E7%A2%BA% …

この回答への補足

回答どうもありがとうございます
以下の部分についてもう少し詳しく書いていただけないでしょうかm(--)m

>少なくとも向こう側に網膜の形の影を残すわけで・・
>これは、知覚対象へ影響を与えた、ということに、十分なります。

網膜の形の影……これは「見る側の網膜の陰が相手に投影される」ということですか?

補足日時:2006/08/24 17:22
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