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どなたか解説していただけないでしょうか?

Environmental forecasting is still more art than science.
という文ですが、アートとサイエンスにどういう日本語を使うべきか分かりません。
文の意味はなんとなくですが、「いまだにアートの域を出ず、サイエンスにはなっていない」と、なんとなく言いたいことが分かるのですが、日本語ではどういう表現になるのか分かりません。
どなたかお分かりになる方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。

A 回答 (7件)

既に議論は大方出尽くして、日本語訳だけが問題なのですよね?



Environmental forecasting is still more art than science.

を一見して、私は
日本語の表現として、錬金術と化学の対比を連想しました。
他に占星術と天文学など。

この線で、art=術、science=学 の訳をあてて、
さらに工夫して、予知術、予知学 ではどうでしょうか?つまり

環境予知はいまだ予知学というよりは予知術の域にとどまっている

など。

======================

(1) artとscienceの実質的な違いについては、皆さんの仰っているとおりで、
artは、方法論や精度において、客観性、体系性、確実性その他の点であいまいなところ
つまり非科学的な性格を多分に残している状態を指すのでしょう。

(2) science 無冠詞単数形=Uncountable:(体系的、実証的)学問、(特に、自然)科学 を意味することに問題はない。

art無冠詞単数形=Uncountableの場合、
基本的に、意味としてありうるのは
1)わざ、技能 2)芸術、美術、(集合的に)芸術作品 
と考えられ、
課題文に適切なのは、解釈上、2)ではなく1)で、
ここから、術 の訳を引き出せる。

↓によると、本来この意味ではC、U両用で、例文からすると、実際はCの方が頻度が高いようですが、
課題文では、表現を端正にするために、scienceに合わせて対語ふうにU扱いにしたと理解できます。

参照
LDOCE http://pewebdic2.cw.idm.fr/
6 [uncountable and countable] the ability or skill involved in doing or making something:

Television is ruining the art of conversation.

Writing advertisements is quite an art (=it is difficult to do).
コツが要る

OALD http://www.oup.com/oald-bin/web_getald7index1a.pl
7 [C, U] an ability or a skill that you can develop with training and practice:

a therapist trained in the art of healing
ヒーリングの術に長けた

Letter-writing is a lost art nowadays.


ちなみに、↓で、この語義が1番めに配されているのは、語義の歴史的な発生順として、
1番古いこと(その意味では最も基本的であること)を意味します。
Merriam-Webster
http://www.m-w.com/cgi-bin/dictionary
1 : skill acquired by experience, study, or observation 技能、わざ、(技)術
<the art of making friends>
友だちをつくるコツ


(3)文系・人文科学と理系・自然科学という対比の可能性も完全には否定できないのではないか
と思います。
ただその場合は、artは通常artsと複数になるようです
(これはC扱いを意味するので、もし課題文のように単数形を使うなら、
an artと冠詞が必要なはず、との難点あり )。

LDOCE http://pewebdic2.cw.idm.fr/
5 arts also the arts [plural]: subjects you can study that are not scientific, for example history, languages etc [→humanities]
歴史、言語など、scientificでない学科〔→人文(科)学〕

万一、この線で訳すときは、たとえば

環境予知はいまだ文系の学問であり、理科系の学問とは言えない

など。
(少なくとも、ひところの日本での心理学の帰属先の問題を連想させるような。)
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして失礼いたしました。
細かい回答で恐れ入ります。
とても勉強になりました。
また何かありましたら、よろしくお願いいたします。

お礼日時:2006/10/14 09:17

No. 1 の補足。

向こうでは"art or science" は良く用いられるようです。日本では馴染みが薄く訳に困ってしまいます。いっそ、「アートかサイエンス」と訳してもよいような気がします。

問1.戦略はアート(芸術)かサイエンス(科学)か
・ 環境の系統的分析はサイエンスだけが可能だし不可欠だが、アートでは困難
・ 環境予測はサイエンスは広範に可能だが、アートでは限られている
・ 環境の見方は、サイエンスでは客観的だが、アートでは主観的
・ 知的な活動としては、サイエンスは分析、アートは想像が中心

http://www.samj.jp/newpage2.htm

次の文も参考になるかも知れません。

ビジネスの本質を見極めようとする時に、英語ではよく art or science という対比が使われることがあります。例えば、Account Management: Art Or Science? のように用いられます。これは、そのビジネスに要求されるのは、「一瞬の閃きによる芸術的な勘(art)」の要素と、「科学的な理論(science)」の要素の、どちらが強いかという問いかけです。答えは、たいていの場合「両方とも必要」ということになります。

http://www.planbiz.info/blog/archives/2004/09/
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして失礼しました。
補足回答をありがとうございました。
細かい説明で、勉強になりました

お礼日時:2006/10/14 09:16

 私は某州立大学の Department of Arts & Sciences,


school of Journalism 「人文科学学部ジャーナリズム学科」と言うところに在籍したのです。辞書一辺倒の知識の受け売りと、実体験に基づく発言には厳然として、説得力に差が有ると思いますが。また liberal arts は、arts & scfiences の一部だとされていると思います。どなたか私と同様に合衆国の大学に在籍された方がいらしたら、どうかご意見ください。行ったことがない人は、想像で発言しないように。
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私は G さんの説に一票入れます。


「環境予測は科学的根拠のある計算というよりも、職人の勘にたよるところが大きい」
「科学というより職人芸だ」
「論理よりも勘」
だと読みました。
Art is long, life is short.
の art でしょうね。

#以下、オフトピですので、あまりお気になさらずに。
Department of Arts & Sciences 「人文科学学部」というのは誤訳に近いと思います。「教養学部」の方がまだましでしょう。つまり大学の art は中世以来の伝統を持つ liberal arts です。

liberal arts とは、
自由科《中世では文法・論理・修辞・算術・幾何・音楽・天文の自由 7 科 (the seven arts)》, 《現代の大学の》一般教養科目《専門科目に対して, 一般的知識を与え, 知力の発展を目的とした語学・文学・自然科学・哲学・歴史などをいう》.
(リーダーズ)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
Gさまのご意見とあわせて、「非論理的」「勘」「科学的根拠」をキーワードに使うことにしました。読み手がすんなり理解しやすいかな?と思いました。

リベラルアーツは・・・ちんぷんかんぷんです・・

お礼日時:2006/09/15 21:53

 基本的にGさんのおっしゃってる通りなのですが、合衆国の大学では、Department of Arts & Sciences 「人文科学学部」というのがありまして、以下は英辞郎からのコピペです。



・art and science
人文科学{じんぶん かがく}
・art and science course
教養課程{きょうよう かてい}
・arts and sciences
文系{ぶんけい}と理系{りけい}、文科系{ぶんか けい}と理科系{りかけい}

 つまり、ここでは気象学や環境学は「自然科学」scientific

・自然科学の 【形】scientific (英辞郎より)

であるにもかかわらず、いまだ人文科学的な、いわゆる、文系的な、人間の感性に依存した学問や研究であると言っているのだと思います。

 と言うことで、訳すとしたら、art 「人文科学」science 「自然科学」と訳して、

「環境予測に関してはいまだ、自然科学的(理系的)というより、むしろ人文科学的(文系的)だといえる」とでも訳せばよろしいのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
No2さんの解説のあとに、LUKEさまの訳を読むと分かるのですが、解説なしにいきなり和訳一文を読む読み手の方は「??」となるのかも・・・と思いました。
勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/15 21:48

アメリカに38年住んでいる者です。

 私なりに書かせてくださいね。

確かにartは美術・芸術となりますが、scienceと比較して使われると、美術<>科学ではなく、感覚的なもの、技術的なもの、また、(極端な場合には)科学的に説明できない物(勘とか)と言う抽象的なフィーリングを出す時に使われるときが多いにあります。

今回も、環境予測は科学が基本となっていると言うよりもまだ勘などを含む非科学的ともいえる専門的や技術によるものである、というかんじになるわけですね。

これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
私も最初「芸術」「科学」と訳して、なんとなくその意味は自分的にはぼんやり分かるものの、読み手は直訳じゃわからないだろうなぁ・・・と思いつつ、的確な言葉が頭の中で見つかりませんでした。NO。4さんの回答とミックスして訳を仕上げました。
勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/15 21:45

more art than science = science というよりは artである



He is more a politician than a statesman.
政治家というよりは政治屋である。

scienceは普通科学と訳しますから、科学と対比されるものとして私ならartの一般的な訳である芸術と考えます。

環境予測は科学というよりはやはり芸術である。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
実は私も直訳で同じ訳にしたのですが、これでは読み手にその意味が明確に伝わらないかも?と不安になりました。
迅速なご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/15 21:40

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