
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
こんばんは。
今現在、イギリスが世界の大国と肩を並べる事ができるのは、エリザベス1世の力が非常に大きいと考えます。エリザベス1世が即位したのは、1558年、まだ彼女が25歳の時です。彼女が即位した当時のイギリスは、現在とは比較にならない程、小国家でした。この頃のイギリス国内は、かなり揺れていました。
エリザベス1世の父親・ヘンリー8世は、熱心なカトリック信者でありましたが、王妃であるキャサリンと離婚し、アン・ブーリンと言う女性との結婚を強く望みました。カトリックにおいては、離婚はご法度ですから、ヘンリー8世からしたらカトリックである事が邪魔になります。そこで、アン・ブーリンとの再婚を目的に、当時の教皇と対立した上で、キャサリン王妃と離婚、アン・ブーリンと再婚し、カトリックを離脱、イギリス国教会を設立し、自らがその長となりました。
そして、ヘンリー8世が亡くなると、異母兄弟であるヘンリーの子供たちが次々と国王・王女へと即位していきます。カクテルの「ブラッディ・マリー(血塗られたメアリー)」の由来となったメアリー王女が亡くなると、ヘンリー8世とアン・ブーリンのエリザベス1世が即位します。先代のメアリー王女は、ヘンリー8世の離婚相手、キャサリン王妃の娘でしたのでイギリス国教会ではなく、カトリックの復帰を徹底しました。しかし、アン・ブーリンの娘であるエリザベスは、イギリス国教会を国家の主柱とします。
王室に振り回される国民は激怒します。カトリックを支持する乱が北部で起こると、エリザベスはそれを鎮圧。これにより、当時の教皇のピウス5世は、正式にエリザベスを破門し、露骨に敵意を表すようになるが、その翌々年に死去する。当時国内には多くのカトリック派がおり、エリザベスは暗殺の危険に常にさらされていました。
一方、イギリス国内や諸外国では「庶子であるエリザベスには王位継承権は無く、メアリーこそがイギリス女王に相応しい」との声が多く聞かれました。メアリーとはエリザベスの叔母の孫でした。そんな中、1568年には、エリザベスの宿敵である前スコットランド女王メアリーが国の内紛によりイギリス国内へと逃亡してきます。エリザベスのメアリーの間には数々の因縁がありますが、不思議とエリザベスはメアリーにイギリス国内において、自由な生活を送らせます。しかし、メアリーはエリザベス廃位の陰謀に関わります。1586年のバビントン事件がそれです。エリザベスの暗殺を狙ったこの事件では、メアリー関与の証拠が裁判で提出され、メアリーは死刑となりました。ここでの逸話が、エリザベスはメアリーの死刑にはなかなか同意しなかったと言われています。死刑執行書にサインする時も、エリザベスは躊躇ったそうです。
メアリーの死刑がエリザベスの人生の中でも、最も大きな事件を引き起こします。カトリックの熱心な信者であり、カトリックによる国家統合を目指していた太陽の沈まぬ帝国と呼ばれた超大国スペイン王フェリペ2世がイギリスを攻撃してきます。このフェリペ2世もエリザベスと因縁のある人物で、エリザベスの先代のメアリー女王と結婚・死別しており、イギリス国教会を推し進めるエリザベスと激しい対立を繰り返していました。そんなフェリペ2世が、1588年、「無敵艦隊」をイギリスへ出動させるが、イギリスの攻撃により壊滅。(アルマダの海戦)スペインは一気に世界においてその力が衰退していきます。スペインを破った事により、スペインが独裁していた世界貿易を一手に担うようになり、国際上において、イギリスは強国へと成長します。
1603年、因縁のスコットランド女王メアリーの息子ジェームス1世を後継者と指名し、亡くなります。
エリザベスは生涯独身を貫き、処女王と揶揄されました。何人かの愛人を持っていました。特にロバート・ダドリーとは、結婚を考えるほど深い愛情の中だったと言われています。
大変長くなりまして恐縮ですが、エリザベスの歴史における余りにも大きな役割のために、省略してもこんな感じです。エリザベスの恋の行方は、1998年のアカデミー賞作品賞にノミネートされた「エリザベス」という映画があります。
ご参考になりましたら幸いです。
No.1
- 回答日時:
エリザベス1世の行った事で一番大きい事を
挙げるとすれば、
当時、無敵艦隊と呼ばれたスペインを
アルマダ海戦で破った事でしょう。
絶対王政を確立し、
また、東インド会社を設立し、後のイギリスの
繁栄の基礎を築いたから有名になったのではないでしょうか?
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