プロが教えるわが家の防犯対策術!

鋼の包丁に使い込むことによって出来る黒錆に
ついて質問します。どなたか親切な方、教えていただければ助かります。
 日本刀での記述でこんなことが書いてありました。
大昔の名刀の技術はほとんど失伝していて、昔の技術を再現できない
ことが非常に多いそうです。そしてたとえば
ある名刀の成分は非常に純粋な鉄にちかくマンガンが微量でイオウがゼロ
なのだそうですが、こんな鋼は現代の技術では作り出せないそうです。
 そして、出来る錆びも違うそうです。昔の名刀には黒錆が自然に出来き
少し時代が下がると赤みを帯びたさび、そして現代の刀は赤錆だそうです。
 鋼の包丁に話を戻すと赤錆が出にくい包丁にするために毎日の仕事中に
できた黒錆(もちろん焼きを入れたりはしません。)を完全に落とさずに
薄く重ねることで錆びにくい包丁にします。しかしこれが結構時間がかかります。
そこで、どなたか薬品をつかって時間を短縮する方法をご存知の方
教えていただけませんか。

A 回答 (4件)

黒い錆は酸素がじゅうぶん供給されない状態で生じる酸化第二鉄Fe3O4 ですが、これは簡単にできます。

鉄を赤熱させておいて乾いた空気中で徐冷するのです。すると黒皮と称する酸化第二鉄の酸化皮膜が生じ、これを剥がすのは特別な工程が必要なほど強固に母材にくっついていますが、包丁の錆のような強固なものがその下についていて、研げばそれが出て来るのかどうかは確かめて見たことがありません(^_^;)
 一度試みて見られてはいかがでしょうか。鐵工所へ包丁を持っていけば赤熱させることは簡単です。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

まず、私の疑問を一緒に考えてくれてありがとうございます。残念ながら、私が使っている包丁は、再び熱を入れる
ことはできません。焼きをいれて、焼きなましをしてちょうど良い硬さになっています。

お礼日時:2006/10/02 04:37

確かに、焼きを入れてしまっては焼き鈍しの状態になってしまいますね。



黒錆と全く同じというわけではありませんが、濃硝酸などの酸化性の
酸に浸ける等して、不動態にする、という方法があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E5%8B%95% …


ただ、濃硝酸は劇物だったと思いますので、一般家庭(での使用ということ
でよろしいでしょうか?)での処理にはいろいろ問題があると思いますので
(廃液を下水に流すわけにもいきませんし)、参考になりますかどうか・・・。
(硝酸自体は水によく溶けるので、包丁に残る心配はありませんが)

 *陽極酸化(→酸化被膜を生成させたい金属を陽極にして、電気分解を行う)
  という方法もありますが、これもやはり一般家庭では無理が・・・。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

私の疑問を一緒に考えてくれてありがとうございます。不動態にしたり、陽極酸化させる方法のうち、不動態にするほうは何とか工夫すれば使えそうです。
 包丁の砥ぎ面は絶えず砥石が当たるので不動態にさせる
必要がなく、砥石が当たらない面だけ不動態にさせてたいわけですから、綿棒につけて少しずつ様子を見ながらやる
方法なら裏技として使えそうです。ありがとうございます。

お礼日時:2006/10/02 04:49

否定的な答えで申し訳ありませんが、実際上はなかなか難しい問題なのです。



あなたが使っている包丁の不純物(添加物)濃度や焼き入れの条件は分かりませんし。

安定で緻密な保護酸化膜ができる条件は、それほど難しいのです。

分かれば、もうすでに実用化されていることでしょう。

硝酸による不働態化や、陽極酸化は、すでにほとんどの条件で研究され尽くしていると思います。

ですから、あなたがやってみたところで、刃がぼろぼろになったり、切れ味が悪かったりと、ろくな結果にならないと確信します。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

私の疑問に注意点を含めて一緒に考えてくれてありがとうございます。鋼については、玉鋼、青鋼、白鋼どれを使っても時間をかけて保護酸化膜を作ります。たまたま、最近おろした青鋼に、ふと、いい方法はないかと思い、皆さんに質問したわけです。以前の記録を読んでみると、赤錆を
黒錆びに変えるケミカルなどもあるわけですから、砂鉄の
中にでもなにかヒントがないかと素人なりに考えたりするのですが、ヒントの引き出し方さえわかりません。

お礼日時:2006/10/02 05:05

No.2です。



すみません。
前回ご紹介した『酸化性の酸による不動態膜の形成』は、化学試薬に
なじみの薄い方にお勧めできる方法ではありませんでした。

> 綿棒につけて

濃硝酸に綿や紙を浸した場合、その一部がニトロ化という反応を起こし、
ニトロセルロース(別名・硝化綿)という不安定な物質(→綿火薬)になる
可能性があります。


ちょっとした工夫が問題を解決することがある一方で、それによって従来の
手法では起こらなかった弊害・事故が起こることもあります。
そういったことを回避するには、それなりの予備知識が必要になります。

ですので、大変申し訳ありませんが前回の方法はお諦めいただくよう、
お願い致します。
(例えば濃硝酸の飛沫が目に入ったりすると、それだけで視力を失う
 危険性もあります(瞳孔部分がニトロ化されると、レンズとしての機能が
 損なわれる)。そういったリスクと秤にかけた上で、それでも必要という
 ことでしたら、試薬の扱いに慣れた方のご協力の下でお試し下さい)


安全性に配慮が至らず、希望を持たせるような回答をしてしまったことを
お詫びいたします。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

今回の回答、理解しました。やはり劇薬と呼ばれるものは
目に入ったら危険といったどなたでもしっているような
危険性だけでなく、思いもしない危険性がたくさん潜んでいることがわかりました。
 「急がば、回れ。」やはり、地道が一番ですね。私が
無知なために、とんでもない展開になってしまったことを
皆さんにお詫びします。

お礼日時:2006/10/03 01:54

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!