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お世話になります。
先日質問させていただいた内容と別に新たにコーナーを設けました。
ユダヤ人は、なぜ差別され、迫害されるのか。ユダヤ人の周囲には、なぜ紛争が絶えないのか。というところ分かりやすく教えてください。

(あまり専門的だと混乱するので易しく分かりやすくお願いします^^;)

A 回答 (12件中1~10件)

 参考 URL に、似た質問がありますね。


 この参考 URL の No.1 で、「自己強化」という話が出ていますが、差別され続け、迫害され続ける中で、それが固定化されてきたというメカニズムが働いています。

 その出発点ですが、ユダヤ教という生き方は、ユダヤ教が生活の中に戒律を持ち込む啓示宗教であるため、他の人たちと同化するのではなく身内で固まることを強制します。この特性と、自国が無いという「どこへ行っても異邦人」状態から、「違う人たち」扱いをされることになります。
 啓示宗教であればイスラム教も同じですが、ムスリムには自分の国がありますから、いざとなれば、強弱あるにせよ、自分の国が外交力で守ってくれます。が、ユダヤだけはそれが無かったため、イスラエルが作られるまでは一旦迫害されると止め処がなくなる状況がありました。それもまた、迫害が持続するメカニズムの一つです。

 なお、ユダヤ人の周囲に紛争が絶えないというのは、偏見です。別にユダヤ人の周囲でなくても紛争はおきていますし、ユダヤ人の周囲で平和な所もあります。
 このQ&Aの No.2 で言われているような民間レベルの揉め事は、いまだにありますが、これはどちらかというとユダヤの文化が排他的であったり平和ボケの人には意味が理解できなかったりユダヤ教の選民意識というものが鼻に付くからでしょうね。

 例えば、こんなエピソードがあります。
 父親と子供がお金を家の中に隠し、「お母さんには内緒にしようね」と言っていた、というものです。
 平和ボケした日本人は、「家族で隠し事なんて、しかもお金の話なんて、なんて酷い!」と反発するわけです。が、ユダヤ人というのは突然隣人にリンチされて殺されて家財丸ごと略奪されるなどという目に遭うことを、極めてリアルに警戒しなければならない立場でした。であれば母親が知らなければ、たとえ拷問されてもお金の隠し場所は言えず、結果として父や息子は助かるわけです。そういうシビアな状況での文化であり生活の知恵ですから、なかなか平和ボケの人たちとは素直に近所づきあいができません。
 まあ、その結果、突然皆殺しにされたりする状況を招いてしまうので、悪循環ではあるのですが。

 なお、イエスを殺したのがユダヤ人だという話は、聖書に載っているのですが、この辺の時代を述べた聖書の話は、そうとう疑わしいということは踏まえておきましょう。
 キリスト教が、死に掛けの皇帝をだましてローマの国教の座に居座ってから、教会は権威を帯びそれを維持するために、あらゆる手段を取っています。異端認定による異論の封殺、一般民衆の愚民化政策、民間の知恵の圧迫、魔女裁判、etc. その一環として、キリスト教の敵を作り、キリスト教徒を一体化させるという戦略も取られたと考えるべきです。現在、中国や朝鮮が日本を敵として国内を纏めているのと同じ手で、古今東西でよく使われる手ですから、キリスト教会がそれを使わなかったと考える方がナイーブというものです。そして、その敵が、ユダヤ人でした。
 よく聖書を読むと、イエスの処刑に関連するピラト総督とユダヤ人たちの問答は、いかにも作り話くさいシナリオです。実にステロタイプにユダヤ人が悪人に描かれ、それが却って創作であるという疑惑を強めます。フィクションに慣れてスれた現代人だからそういう疑惑を抱けるのであって、千年以上前の人々は、たいがい騙されたでしょう。

 ヘロデ王の時代はユダヤの自治も認められローマ帝国と特に衝突も無く暮らしていたユダヤ人たちですが、たぶん、後継者が悪かったのでしょうね。ユダヤ教という一神教の教条主義的な面が強烈に出て、多神教のローマ人と徹底的に衝突し、弾圧されます。この辺はヨセフスという男の書いた「ユダヤ戦記」に経緯は詳しいのですが、そういう敵であった経緯が、キリスト教の敵という座を押し付けられる相手として適役だったと考えられます。

 こう見ると、なんだか迫害された可哀想な人たちと感じるかもしれませんが、それは一面に過ぎません。そういう迫害を受け続けた故に、極めてタフでシビアでプラグマティズムの塊であるという一面もあります。
 例えば、「ホロコースト」は、恐らくユダヤ人の捏造です。イスラエル建国のために、連合国に恩を売るためにシナリオを作り証人や証拠を揃えたと考えられます。極めつけは、「ホロコースト」に異論を挟んだら逮捕されるという法律をドイツに作らせてしまって、捏造を法的に固定化した点です。こんな立法をしたこと自体が、逆に捏造だということを示していると考えられます。捏造だからこそ法で強制しないと、自由な議論や研究の結果、捏造がばれてしまうと、自分でも思っているわけですね。
 日本ですら、「ホロコースト」が捏造であるというテーマを記事にした「マルコ・ポーロ」という雑誌が、ユダヤの圧力で廃刊に追い込まれています。
 可哀想なだけの人たちではないということは、認識しておく必要があるでしょう。

参考URL:http://okwave.jp/qa2318062.html

この回答への補足

イスラムとユダヤとキリスト教の違いがよく分からなくなってきました。
他の質問者のところに同じような疑問を抱いてる方がいましたが、
三位一体だとか最近小泉さんのいうあの三位一体?が?宗教の話しからきてるみたいだし。
一神教・戒律・啓示宗教・ホロコースト・イエスの生き様そして十字架に掛けられるまでの経緯も知りません.
お恥ずかしいのですが。
パレスチナ問題もあるので、そういった事からも問題を理解するには深いところを学ばないとなっとく出来そうにありません。
大変な質問しちゃいました。汗。
詳しく皆さんかいていただいてるのに、情けないです。--;
ただ、ユダヤ教の独特なというかマニアック的な部分と国を持たない持てない人達だから、問題が持続していたんんですね。
それと、決まり事=戒律?が多くユダヤ教じゃない人達とは付き合わないでユダヤ教の人だけで集まって暮らす週間があったということ、そして他の人達は豚同然のような考え方をしてると言う事で敬遠されてしまうという構造なんですね。一般には受け入れてもらえないというか。いつも襲われるのではないかという危機感を持ってる人種だからこそ、襲われたりするという更なる悪循環にもなるということで・・最後のところに書いてありましたユダヤ人がキリストを殺したのは事実かどうかは現在怪しいというところも覚えておくようにします。←でもこれはこの時代になってそういう考え方がうまれたのですか?

補足日時:2006/10/05 23:28
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
この問題は少しゆっくりいろいろな参考を緋つけして、自分なりに解釈するのに時間が欲しいので
この3連休時間のあるときに、解釈してみようと思ってます。
皆さんご丁寧にいろいろな意見を書いていただき感謝してますが、
何せ仕事がテンパリ気味で時間がそれを許してくれません。
休み時間とか読ませていただきますので。
まずは御礼まで。

お礼日時:2006/10/05 09:33

> 3位一体の意味は3つのことをいっぺんにやっちゃおうみたい


> な意味なんですよね。

 小泉首相(当時)の用法は、そうです。

この回答への補足

ちょっとばかり時間掛かりましたが、なんとなく分かってきました。
この宇宙全てを創り、支配してるもの=造物主は「神」だと初めて言い始めたのがユダヤ教なんですね。その当時、モーゼというイスラエル人は当時、エジプトの法王の養子にされいたらしく?法王はイスラエル人(ユダヤ人)の勢力を恐れていたためイスラエル人(ユダヤ人)を殺そうとしたためモーゼ達がエジプトから逃亡しようとした計画が「出エジプト」と言うんですね。(他の方の解答にあったので調べてみました)その出エジプトの内容が映画でいうモーゼの十戒律というやつなんですね。^^;
ちょっとユダヤ教の根本のところを知らなかったもので。。
で、本題に入りますが、このユダヤ教の根本的なところに神に選ばれたユダヤ人だけが守られるということになっていて、「神に選ばれた私達」という気高い誇り発想が周りの人に反感を買う理由になったんですね。
また、ユダヤ教は国籍を持てない持たないため流れ者のような立場なので仕事をろくに与えられず、人に頼らず生きねば!!という人達ばかりだったので自分の才能や技術、知識を必要に迫られていたので必死だった。その結果、才能のある人がどんどん増えていったんですよね。(金持ちになる)
また、当時キリスト教では卑しいとされていた金融業などにもそういう理由から就き、最終的に、そこで儲けた利益は結果的に他の人からねたまれたりするようにもなったんですよね。
また、宗教的に戒律が非常に厳しく多いみたいですね。
また、キリストを十字架に掛けて殺害したのがユダヤ教とされてるため、キリスト教からすると「ユダヤ人はダメ!!最低!!」て事になっちゃう訳ですね。
ヒトラーのホロコーストも当時のドイツの経済状況やヒトラーの妬み怨みやら重なって行われたり、また現在のパレスチナ問題は「国を与えてあげよう」とイスラエルという国を作ったはいいが、もともと住んでいたイスラム教のアラブ人と土地を巡る争いが今も続いていたりと。
国を持たない国籍が無いというユダヤ教は国家が守ってくれないという立場だったので迫害されたりもめごとが多かったりしたのも理由の一つだったのかな。
こういったところから、迫害されやすい状況にあったのでしょうか。
ちょっと時間掛かってしまいました。

------------------
大勢の方から解答をいただき全ての方にお返事出せずすみません。
皆さんの解答を見ながら色々調べて辿りついたのがこのような感じになりました。
又、何か把握してるところが間違ってるところあればご指摘いただければありがたいです。ありがとうございました。

補足日時:2006/10/11 23:21
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この回答へのお礼

何度も解答ありがとうございました。
(*^^*)

お礼日時:2006/10/12 23:59

NO.9 のお礼


> イスラムとユダヤとキリスト教の違いがよく分からなくなって
> きました。

 こればかりは、真面目に研究するしかありませんね。
 世の中に山ほど類書が出ていますが、例えば他の宗教も含めて概論を学ぶなら、「日本人のための宗教原論」(小室直樹著)などはお勧めします。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4198611688/re …

 ちなみに、この本について改めて amazon のコメントを見てみたのですが、何件か無知な人による勘違いした批判もありますね。唯一事例を挙げて誤りを指摘している人がいましたが、誤差の範囲です。恐らく信者が反発しているのでしょう。

> 三位一体だとか最近小泉さんのいうあの三位一体?が?宗教
> の話しからきてるみたいだし。

 キリスト教の「三位一体」は、父と子と精霊の3つは表れが違うだけで同じものだという聖書解釈のことですね。日本で言う本地垂迹説と似ていますね。例えばアマテラスは大日如来が仮の姿として現れたものだとか、熊野権現は阿弥陀如来の仮の姿だ、という説です。ちなみに「権」とは「仮の」という意味ですから、「権現」という言葉はまさに「仮の姿」ということです。
 歴史的には4世紀のニケーア公会議から公式見解になっています。

 が、小泉元首相の言っていた三位一体は、中身から考えると「3つのものでセット」という程度の意味でしょう。語源のキリスト教での意味とは、全然違います。まあ、俗用と言うべきでしょうね。ほぼ誰も突っ込まなかったので、本義の方がよほど知られていなかったということを意味します。まあ、キリスト教徒人口が1%を切る日本では、仕方ないでしょう。

> 最後のところに書いてありましたユダヤ人がキリストを殺した
> のは事実かどうかは現在怪しいというところも覚えておくよう
> にします。←でもこれはこの時代になってそういう考え方がう
> まれたのですか?

 最近でしょうね。
 聖書が一般人にも広まったのは15世紀のグーテンベルク以後ですし、文献学という世界が生まれたのは18世紀。そういう目で聖書を読まなかったら、信者には「怪しい」という認識が浮かぶことすらありませんから、ほんの百数十年の歴史しかない疑念と考えられます。

この回答への補足

お久しぶりです。
ありがとうございます。
昨日図書館に行ってユダヤ教大辞典という本を借りてきました。
ちなみにイスラム教についての本はありませんでした。
本当はキリスト、ユダヤ、イスラムと3教を比較した本があるとわかり易いのだけれど。
疑問が枝分かれしてしまい大変なので今回はユダヤ教について学んでみます。基礎としてユダヤ人とは何かからイスラエルの始租とユダヤの離散・迫害歴史・信仰と神・日常生活・イスラエル国家の深層・・・・ホロコーストの悲劇ETCとてんこもりなので時間掛かりそうですけど、ざっくり読んでみます。3位一体の意味は3つのことをいっぺんにやっちゃおうみたいない意味なんですよね。
ありがとうございます。

補足日時:2006/10/09 09:03
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簡単に書きま~す。


キリスト教やイスラム教は金貸し業を否定し禁止してました。だけどユダヤ教だけは金貸しやってました。で、普段からユダヤ人の周辺では揉め事が多くて、政治が不安定になるとそれらも関係して差別とか宗教対立とかいろんなのと結びついてユダヤ人だというだけで酷い目あう事が歴史上しばしば起きました。産業革命が起きてユダヤ人は投資とかで儲けまくりました。それと昔から金融を仕事にしていた人が多くて金融の知識や技術も持っていたのでなおのこと産業革命以後も儲けまくりました。第一次だったか第二次大戦だったか忘れましたが、日本にも莫大な投資とかした事もあります。産業革命が起こるところにユダヤの投資資金ありです。
それが現在でも続いてユダヤ人は金持ちが多いです。今はイスラム圏以外は金融を受け入れている国が大半ですから、昔のような極端な迫害にはあう事がないという状態です。ユダヤ人に限らずですが、金持ちで資産家だと政治的な影響力もあったりします。
以上です。
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この回答へのお礼

解答ありがとうございます。
他の方の解答欄にまとめて書いてみました。
皆さんの意見を参考にさせていただきました。
^^

お礼日時:2006/10/12 23:37

No6です。



>なぜユダヤ人であるイエスキリストがユダヤ人に殺されてしまったのでしょう。

簡単に言うと、イエスはユダヤ人の期待を裏切ったからです。

イエスが産まれた時代には、イスラエルはローマの支配下にありました。

ユダヤ教には、救世主が現れてユダヤ人を救ってくれるという予言があります。

イエスは自ら「救世主」と言っていましたから、このローマ支配から解き放ってくれると、ユダヤ人達は期待したのです。

しかし、期待に反して・・・イエスは「戦ってはいけない」と隣人愛を説いたわけです。

その為に、イエスは偽救世主となり・・・磔にされたわけです。

>それから、、、、旧約聖書も新約聖書も聖書ってだれが書いたんですか?

旧約聖書はモーゼが書いたと言われていますが、これは一つの説でありはっきりしません。

新約は、イエスの弟子達の書いたものを、ローマが国教と認める時に、都合良く編集されたものです。

私にもユダヤ人の友人がいますが、彼はユダヤ問題とは、「宗教問題」と「民族問題」と言っていました。
No7の方が書いたように、ユダヤ人だからという理由だけで、迫害されているわけではありません。
迫害されるのは、それなりの理由があるんです。
多くの原因は、宗教問題です。
これが、わからないと中東問題はわかりません。

この回答への補足

お世話になります。
今現在もパレスチナの問題ありますもんね。
でも少しづつ理解できてきました。
宗教で戦争するのって馬鹿みたいですよね。
なんのための宗教なんだろうかといまさらながら思います。
もう一度小さい時に見た、モーゼの十戒とか見てみたいなと思いました。
ありがとうございました。

補足日時:2006/10/04 19:14
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この回答へのお礼

返事遅れてすみません。月初でバタバタしてます。
皆さんに御礼も書かずにおりますが、またゆっくりきます。
全て目を通させていただいてます。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/10/04 16:24

私の身近にユダヤ系アメリカ人がいます。


その人にこんな質問をしたことがあります。
「どうしてユダヤ人は、差別されてきたと思う?」。
そうしたらその人は、「それは私たちがユダヤ人だからです」と回答してきました。
その人の理屈では、「黒人は肌が黒いから差別される」というのと同じなのだそうです。
ユダヤ人は金持ちだから…などの理由は、後でとってつけた理由なのです。

考えてみれば人間には、いつの時代も自分たちと違う人をすぐに仲間はずれにしたり、いじめたりする傾向が見られますよね。
人間の性です。
ユダヤ人の多くは、ヨーロッパに離散したわけですが、そこにはキリスト教徒がたくさんいるわけです。
なのにユダヤ教徒は、彼らに順応せず、頑なに自らの信仰を守り続けたわけですから、その理屈もわかりますよね。
もちろん信仰を守り続けることを否定するものではありませんが…。
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この回答へのお礼

返事遅れてすみません。月初でバタバタしてます。
皆さんに御礼も書かずにおりますが、またゆっくりきます。
全て目を通させていただいてます。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/10/04 16:26

簡単に書きますね。



ユダヤ人が迫害されるのは、一つは「ユダヤ教」の為です。

ユダヤ教には、いくつかの教典がありますが、旧約聖書・・・これはご存じですよね。

このほかに「タルムード」というものがあります。

この「タルムード」というものに、強烈な選民思想があるんです。

たとえば、「ユダヤ人以外は豚のようなものだ」とか・・・ユダヤ人以外を「ゴイム」といって見下しています。

貴方も私も、ユダヤ人からすると「豚」なんですよ(笑)

また、ここでは書けないようなものもあります。

二つめは、イエスを十字架にかけたのは、ユダヤ人であるということです。

その為に、キリスト教圏では・・・殺人犯みたいな感じでとらわれています。

三つ目は、パレスチナ(今のイスラエル)問題です。

聖書に予言されていたといって、住んでいたパレスチナ人を追い出して、イスラエルを建国してパレスチナ人を迫害しています。

それと、ユダヤ人には資産家が多いのも原因があります。

ロスチャイルドやロックフェラー財閥(WASPという説もある)はユダヤ系です。

大きな原因は宗教問題ですね。

この回答への補足

なぜユダヤ人であるイエスキリストがユダヤ人に殺されてしまったのでしょう。
それから、、、、旧約聖書も新約聖書も聖書ってだれが書いたんですか?

補足日時:2006/10/03 23:32
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様々なストーリーははしょりまして、ユダヤ人の歴史的原点はモーゼに率いられてエジプトを出たところから始まるでしょう。

よく映画に出てくる海が滝のようにガーッと割れるアレです。
このとき、初めて「神様」が人類の前にその存在を示されました。しかしこのお方は「私は、あって、ある者である」と最初は名前を名乗ることすら拒否されました。「しかしそれではお祈りのときに困ります」ってことでヤハウェとかエホバなどと呼ばれるようになりました。一神教の誕生です。

重要なのは、ユダヤ教とキリスト教とイスラム教が「神様」と呼ぶとき、それは全て同じ方を指しているということです。ヤハウェという神様とアラーという神様がいるのではなく、その地方の言葉で神様のことをヤハウェとかアラーと呼ぶのです。ですので、ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も同じ旧約聖書を経典としています。

さて、神様から言葉を伝えられた人のことを「預言者(予言者ではないことを注意してください)」と呼びますが、予言者モーゼは神様のお導きでパレスチナ地方にやってきます。そして神様はユダヤ人たちに「ここをお前たちにやるから国を作りなさい(約束の地)」と命じます。しかし当然、先に住んでる人がいます。「あのー、先に住んでる人はどうしましょう?」と聞いたら「殺しちゃってオッケー」というご返事でした。神様OKが出たのでユダヤ人はパレスチナ人を殺して自分たちの国を作りました。
つまり、ユダヤ人の「イスラエルは自分たちに与えられた場所」という根拠はこの神様のお言葉に基づいています。いやー、神様ってば豪快ですね。

さて、また間の歴史ははぶいて栄光のイスラエル王国も徐々に衰退し、やがてローマ帝国の支配下になります。それは一応ユダヤ人国王が認められる緩やかな支配(しかも帝国はこのユニーク?な宗教に寛容でした)でしたがプライド高いユダヤ人は我慢なりません。その中からイエスという人が改革を訴えます。つまりイエスという人はユダヤ教徒だったんですね。イエス先生の教えはあまりに衝撃的だったのでむしろ反感を買って十字架にかけられます。
やがてこのイエスが「救世主(キリスト)」であると主張する人たちが現れました。キリスト教の誕生です。しかし、ユダヤ教はイエスをキリストとは認めていません。

とうとうユダヤ人はローマ帝国の怒りを買い完全に植民地にされユダヤ人たちは散り散りになりました。
しかしこの人たちはある特徴がありました。それは、その独特の信仰を決して捨てず、また他人の教えも受け入れないこと、そして同じ信仰を持つ人たちではとことん助け合うことです。

とにかくこのユダヤ教というのはマニアックなのが特徴で、あれはいけない、これはダメ、のオンパレードです。例えば、安息日に働いてはいけないという決まりがあります。もし安息日に急病人が出たら?お医者さんは手当てしてはいけません。だって、働いちゃいけないんだもん。日本でも極端なマニアって嫌われますよね。このマニアック信仰集団もそのマニアックぶりが嫌われているところがあります。

またユダヤ人が金融業に強いのは、中世ヨーロッパでは基本的に商売は全て汚れたもの、という思想がありました。特にお金をダイレクトに扱う銀行業は実体がないので余計です。キリスト教徒はそんな汚れたことはやっちゃダメ、でも銀行がないと困るのでユダヤ人にやらせたのです。ユダヤ人の強欲ぶりとその立場の弱さはシェイクスピアの「ヴェニスの商人」によく現されています。ユダヤ人シャイロックは本当はお金を騙し取られた被害者なのですが、劇中は悪役扱いです。現実でも貸した金を返さないので裁判に訴えたらよくわからない理由で敗訴したとかなぜか訴えたのに自分の財産が没収されたとかよくあったそうです。
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この回答へのお礼

返事遅れてすみません。月初でバタバタしてます。
皆さんに御礼も書かずにおりますが、またゆっくりきます。
全て目を通させていただいてます。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/10/04 16:26

ユダヤ教を信じるのがユダヤ人と言うほど狂信的であり、他教に寛容なイスラム教どころか、キリスト教よりも独善的であります。


確かに個々の能力的には優れていて、ノーベル賞受賞者や財閥を起こした比率は最も高いと言えます。
しかしながら日本人の持つような謙譲の美徳は無く、成功をひけらかしているので、大半の勢力から反感をかっています。
「出る釘は打たれる」の良い例で、「能ある鷹は爪を隠す」の反対であると言うところですね。
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この回答へのお礼

返事遅れてすみません。月初でバタバタしてます。
皆さんに御礼も書かずにおりますが、またゆっくりきます。
全て目を通させていただいてます。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/10/04 16:25

ユダヤ人は、民族意識が極めて強く、他民族との交わりを極めて嫌います。


さらに、自分達こそ再興の民族だと思い込み、他民族をバカにしていました。

これは、ヤダヤ教とも関連してきますが、ユダヤ民族は、唯一の神エホバの庇護下にあるのは、ユダヤ人のみとする、国粋主義的・独善的考え方によります。

そのため、常に近隣諸国をバカにしていたため、近隣のほとんどの国、民族とトラブルを起こしていました。

古くはアッシリア、新バビロニア、セレウコス朝、ローマなどです。

ローマの支配が及んでも、ローマ化を嫌い、徹底的な抵抗を行い、パレスチナの地から追放されます。

各地に散っても、その性格は直らず、他民族との交流を嫌い、独善的性格をよりいっそう強くしていったため、常に他民族とトラブルが絶えず、嫌われ者になってゆきました。
そのため、ユダヤ人は、取り上げられたら何も残らない不動産よりも金融資産を重視し、各地に散った仲間を介して、為替、送金などを含めた金融業に積極的にかかわります。
金融業の一環として、高利貸しも積極的に行います。
そのため、現在日本でサラ金が嫌われるのと同じで、取立ての厳しい高利貸しが、嫌われる事になり、それに携わるユダヤ人がより嫌われる事になるのです。

ユダヤ人の独善的性格は、イスラエルが誕生しても、全く治っていません。

ユダヤ人は、周囲との対立により、民族性を現在まで維持してきたとも言えます。
ユダヤ人が、他民族との協調性を重視していれば、ローマにパレスチナの地を追われた段階で、ユダヤ民族は、周辺諸民族に同化していたでしょう。
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この回答へのお礼

返事遅れてすみません。月初でバタバタしてます。
皆さんに御礼も書かずにおりますが、またゆっくりきます。
全て目を通させていただいてます。
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お礼日時:2006/10/04 16:25

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