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大学教授になるには、助手→講師→助教授→教授、という過程をたどらなくてはいけないという話を聞いたことがあります。

まず、助手についてですが、やっぱり大学のほうで採用試験があるんでしょうか。博士の学位をもらって、そのまま所属している研究室に残りたいといえば、助手になれるものなのでしょうか。

次に、助手→講師→助教授→教授という昇進についてですが、どうすれば昇進することができるんですか。やっぱり昇進するための試験があるんですか。

A 回答 (8件)

標準的には、助手→講師→助教授→教授ではなく助手→助教授→教授です。

(医学部は別かも知れません。)基本的には、どの職もポストがない限り採用されることはありません。

国立大学ではポストが空かない限り採用はありません。一番多いのは、教授が定年退職し、トコロテン式に助教授、助手が昇任し、助手を新規採用するケースです。文系だと助手がいないことが多いので、助教授の新規採用になります。

私立大学では、ポストというものは明示的にはなく、経営状況が良くて看板教授が欲しいときなど、自由に採用することがあります。しかし、一般にはソロバンを弾いて学生数で教員数が決まります。

講師(専任講師)は助教授と同じで、助教授ポストに助教授と講師のどちらかを採用します。学位がない場合、暫く講師で置いて学位が取れ次第助教授にすることが多いようです。また、博士課程修了直後で助教授には若すぎると判断した場合、講師にしますが、1~2年で助教授にします。

昇任については、上位ポストが空けば機会はあります。今までは、トコロテン式の人事が多かったのですが、最近は公募が主流です。もちろん、公募ですから自分の大学に応募することは可能です。採用は研究業績(論文誌での論文採録数)で主に決めますが、そうすると地方大学では東大などからの応募者に勝てないことがあります。そのため、採用に際して「大学への貢献度」も評価に入れ、自大学からの昇任をしやすくする場合もあります。

なお、教授→助教授→助手の系列を講座(小講座)と呼ぶことがあります。講座の中は教授が全権を握っているのが普通でした。トコロテン式人事も講座制の下で維持されました。

最近は助手ポストの削減で講座制を維持することができず、また大学民主化の動きにより、教授も助教授も独立して研究室を持つことが多くなっています。ただし、助手に研究室を持たせる例は少なく誰か教授の下に付くのが普通です。
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あなたがどのような意図でこの質問をされたのかがわからないので、正確にお答え出来ないのですが、大学教授への単なる関心ですか、それとも大学教授になりたいのですか?



理系、文系、そして医学部によってかなりシステムが違いますし、「講座制」という単位をとっているところは上のポスト数が決まっているので空かない限り昇進は出来ません。講座制がない私学などでは、一定の業績があって年齢、教育歴があると教授昇進が出来ます。

私は文系ですが、出身大学院の助手→私立講師→別の私立助教授→別の私立教授という道をたどってきました。
助手には試験などはなく、指導教授から直接声がかかりましたが、たとえば京大人文研や日文研などでは試験があります。助手から講師、あるいは助教授にそのままあがれる大学と、私のように助手は期限つきで3年の間にどこかへ転出しなければならない場合とがあります。
しかし、今は助手を置くことが出来る大学はほとんどなくなり、2007年度からは「助手」は「助教」という名称になります。(ちなみに助教授は準教授になるのです)

昔はコネや学閥もありましたが、今はほぼ公募で教員をとります。インターネットの「人材データベース」というのがちゃんとありますよ。
採用の基準は業績のほかに教育歴、人柄、場合によっては性別などもありますが、だいたい、業績主義でしょう。
業績(論文、著書、学会発表など)がない場合は、ほかの道でスペシャリストとなった人(芸術系なら画家とか、経済アナリストとか)を「客員教授」などという名目でとることがあります。大学の宣伝活動の一つでしょう。

なお、今では理系は博士号持っていないと恥、文系でも課程博士をほとんど取得している人ばかりなので、持っている人をとるようです。大学によっては、博士号の有無でお給料が変わるところもあります。

助教授から教授への昇進ですが、もちろん試験などはなく、業績などで判断されますが、ちゃんと選考委員会が設けられ、厳密に討議されて教授会で投票となります。投票で落ちた人もいます。
医学部では、教授は外部の人にも公募して選挙で決めています。ですから、業績がある人ならまったく別の医学部教授にぽんと決まってしまうということもあります。

今は博士号を持ちながら就職がないポストドクターが山のようにいますし、文科省は大学減らしをたくらんでいますから、ポストは減る一方です。かなり難しい状況でしょう。文系と理系も同じです。
なお、大学教授の社会的地位って今では地に落ちていますし、楽な仕事では絶対ありませんので、むやみにあこがれることはなさるべきではないと思います。
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最近は(少なくとも形の上では)公募をしているところが多いでしょう。


例えば、企業の研究所などから助教授や教授として採用されるケースもあります。
また、学内で助手からあがる場合でも、助教授の公募に応募して、という形をとるところが増えているようです。(昇進ではなく、助教授として改めて採用する)
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ちょっとした余談ですが・・・



アメリカなら、
博士号取得→博士研究員(2-5年)→教授
というルートになります。

正確には、まず助教授から始まりますが、
日本の多くの助教授は教授の下について
独立していないのに対し(部長みたいなもの)、
海外の助教授はなった時点で独立して研究室を運営する(つまり社長)ので、
助教授もその上の准教授も、教授も、
まとめて“教授(社長)”と言えます。

日本で教授になるのは(分野によりますが)相当早くても40歳ぐらいのに対し、
アメリカでは30歳以下で教授という人が普通にいます。
アメリカで教授になってから日本に戻って教授になる人もまれにいます。
日本で博士号を取得したあと、
渡米して博士研究員となり、そのままアメリカの教授になる人もいます↓
http://www.f.u-tokyo.ac.jp/~fukuyama/fukuyama-j. …
http://www.cbl.rcast.u-tokyo.ac.jp/suga.html
http://www.linkclub.or.jp/~hiikoysd/ryohei/intro …
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基本は公募


http://www.u-tokyo.ac.jp/recruit/index_j.html

東大の法学部だと学部卒でいきなり助手採用になりますが、その基準は不明です。
ただ、日頃の試験で、優秀かどうかはわかっているかと思われます。
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経験者ではありませんが、採用試験とか昇進試験といったものはありませんよ。

博士の学位をとったからといってもその研究室にポストの空きがなければ当然助手にはなれません。そうなると必然的に自分で行き先を探さなければなりません。そうやって行き先探しをしているポスドクと呼ばれる人が現在はたくさんいます。

それにたとえポストがあったとしても教授や助教授と馬が合わなければ採用してくれるとは限りません。ようするに博士課程をとってからは自分の研究分野との兼ね合いを考えながら人脈を頼りに職を探さないといけません。つまりある程度は運も関係します。もちろん凄い研究実績でもあればどこへ行ってもアピールできるとは思いますが。いずれにせよ博士取得=教授への道の確約ということではありません。将来教授になりたいと思っているのならばその辺をよく考えながら研究分野や研究室を選びましょう。

それから助手となった後の昇進についてですが、これは一般的には論文の数など具体的な研究実績をもとに判断されるようです。なので人によって差があります。一年に何本も論文を書いているような人は昇進も早いでしょう。30代前半くらいで助教授になる人もいれば50代になってから助教授になる人もいます。ただし、早く昇進する人が必ずしも優れた研究者であるとは私は思いません。私が以前いた研究室には全く協調性もなく自分の論文ばかり書いていた助手がいましたが、人間的にどうなのかなーと思いましたね。
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採用試験は一般的には無いです(書類審査や面接はあるでしょうが)。


>残りたいといえば・・・
それが通るのなら、世の中にポスドクを続けながらアカデミックポストを探す人はいなくなるでしょう。
本人が優秀&ちょうどポストに空きがある(+教授の覚えめでたい)という幸運が重ならないと・・・特に二つ目が難しい。

昇進も、試験は聞いたこと無いです。
公募の際など、上述したように書類審査などは催されるでしょう。
実績を上げて、選考会議をパスしてあがって行くものだと思います。
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確かに、助手→講師→助教授→教授という過程があるようです。



大学毎に、その年によって募集があったりなかったりします。
募集がなければ、残念ながらそのまま助手になれるとは思えません。

また、「研究室」とのことですが、理系学部の場合は同じ研究室の教授・助教授
が退官や異動等でいなくならなければ昇進はなかなかないようです。
文系学部の場合、一定の研究実績を上げれば昇進できるはずですが…。

参考になれば幸いです。
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