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投機目的で投資を行う投資家のうち「金利低下予想にかける投資家」はデュレーションをながくしようとし、「金利上昇予想にかける投資家」はデュレーションを短くしようとする、と習いましたがこれはなぜなのでしょうか??どうか教えてください。お願いします。

A 回答 (1件)

デュレーション(=クーポン部分を含めた債券の残存期間)が長ければ長いほど、債券価格の金利感応度は高くなります。

つまり、金利が上昇する局面では、デュレーションが長ければ長いほど、債券の価格は大きく下落します。当然、金利下落局面では、デュレーションが長ければ長いほど、債券価格は上昇します。だから、金利低下を予想するなら、デュレーションは長くし、金利上昇を予想するなら、デュレーションを短くして、ディフェンシブ(防御的)なポジションにした方が、リスクは少なくなります。

もし、ネットでのショート(債券の空売り、もしくは債券先物の売りポジション)をとる事が許される投資家であれば、「金利上昇予想にかける投資家」はデュレーションを短くしようとするのではなく、素直にショートするはずですが、機関投資家のような、ネットでショートポジションを取ることが原則的に許されない投資家であれば、金利上昇を予想→債券は保有しつつデュレーションを短くする、という事になります。

念の為、デュレーションと債券価格の関係について説明した別の回答を参考URLに入れておきます。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2949775.html
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この回答へのお礼

返信ありがとうございました!よくわかりました。愚かな質問だとは思いますが、ここでの投資家は債権を保有しつづけるのではなく、いづれは保有している債権を売ることを前提としているのでしょうか??

お礼日時:2007/05/18 10:48

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