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東京都北区王子付近のボーリング調査で地下30m付近から木片が出て来ました。かなり柔らかく触るとボロボロと割れてしまいますが、確かに木です。考えられる地層と年代はどのくらいでしょうか?またこれはよくあることなのでしょうか?貝殻が見つかることはよくありますが…。詳しい方、教えて下さい。

A 回答 (1件)

北区付近、地下30m付近に存在する堆積物は、「古東京湾」に堆積した洪積世前後の物が考えられます。


この時期は、東京湾は現在よりも更に内陸部まで侵入していた事が明らかになっています。以後、利根川、石神井川等の河川からの土砂の堆積、地球的規模の気候の変動、人間の手による干拓、埋め立て工事等により海が後退し、現在の東京湾の形になりました。
採取されたボーリングのコアのサンプルを見ていないのではっきりは申し上げられませんが、今回の木片は洪積世の後期つまり、ウルム氷河期~1万年程前に堆積した地層に包含されていた物かもしれません。

また、東京24区内の掘削工事現場から発見される貝類の化石は、この「古東京湾」に堆積した地層に包含されている物で、特に「有楽町海進(別名、縄文海進・6000年ほど前)」に堆積した地層から出土する物が有名です。

蛇足ではありますが、東京の地下からは、江戸時代の都市「江戸」の町家跡さえ発見される事があります。瀬戸物、鉄器は言うに及ばず、木製の水道管や桶が発掘される事もままあります。

「古東京湾」で検索するか、下記のURLあたりが参考になると思います。
http://www.asahi-net.or.jp/~vm3s-kwkm/edo/index. …
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この回答へのお礼

経験者からの貴重なご意見すごく参考になりました。どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/07/01 21:54

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