
先日、ライフのカテゴリーでお世話になりました。
見なくても、この質問には差し支えないですが・・、参考までに。
http://questionbox.msn.co.jp/qa3237852.html
小銭をピカピカにする方法について質問したところ、ケチャップやソースでピカピカになる、とのことです。
試してみました。
ソースはウスターを使いました。
浸けて一分もしない間に表面に粒々が浮かび、ピカピカの顔を覗かせました。
ケチャップもソースよりは時間がかかりますが、ピカピカになりました。
そこで、どうして?と思いました。
10円玉は銅で出来ていて「Cu」ですよね。
表面のどす黒い色は酸化銅ですか?
酸化銅は錆とは違うのですか?
錆とは青いものをイメージしてしまって、10円玉の表面は錆ではない、と思うのです。
ケチャップとソースに共通するのは、野菜が原料である、ということだと思います。
そして、どちらも少し「酸味」があります。
だから「酸」が10円玉をピカピカにしているのだろうな・・と思います。
ケチャップやソースで試す前には塩素系の漂白剤を使いました。
たぶん、これが失敗だったと思うのです。
酸素系なら成功してたでしょうか?
化学式、というのでしょうか。
そういったものも出来るなら教えて欲しいです。
宜しくお願いします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
> 錆とは青いものをイメージしてしまって、10円玉の表面は錆ではない、と思うのです。
錆にも幾つか種類があります。
例えば、鉄では黒錆・赤錆などで、これらは組成が違います。
(鉄と酸素の比から、四酸化三鉄(黒)、三酸化二鉄(赤)などとも
呼ばれます)
銅の場合も、黒くなる場合と、いわゆる緑青色になる場合が
ありますが、どちらも錆といって差し支えないと思います。
(酸化銅(黒)、塩基性炭酸銅(緑青)など)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%91%E9%9D%92
さて、褐色に錆びた十円玉などがソースなどによって金属
光沢を取り戻したとのことですが、これは、ご想像の通り、
酸によるものです。
ソース・ケチャップなどに含まれる有機酸と、十円玉表面の
酸化銅が反応すると、水に溶けるようになります。
その結果、その下のまだ酸化されていない銅が表面に現れた、
ということです。
この反応は、例えば食酢の酢酸でも起こります。
CuO + 2 CH3CO2H → Cu(CH3CO2) + H2O
ソースなどには酢酸以外にもいろいろな酸が含まれているはず
ですが、基本的には上の式と同様の反応が起こります。
(「~CO2H」から「H^+」が外れて、代わりに「Cu^2+」が結合)
> 酸素系なら成功してたでしょうか?
いわゆる「漂白剤」と呼ばれるものでは、金属の錆を取り除く
(漂白する)ことはできません。
衣服などの汚れは、主に有機物なので、これらは「酸化」する
ことで色が消えたり、繊維からはがれやすくなったりします。
そのため、「漂白剤」には相手を酸化する薬剤が含まれています。
(その役割をするのが塩素(Cl2)又は次亜塩素酸などの場合が塩素系、
過酸化水素などの(塩素系以外の)過酸化物の場合が酸素系)
ところが、金属の錆は既に酸化されてしまったもの、いってみれば
酸化によって色がついたようなものなので、これに漂白剤を
つけた場合、まだ錆びていない部分が酸化されて錆になることは
あっても、錆が消えることは(通常は)ありません。
(但し、緑青のように炭酸塩などの分解しやすいものが含まれて
いる場合は、見た目の色が変わる可能性はあります)
錆にも種類があるんですね。
青い錆は毒と聞いた記憶があります。
10円玉の黒いのは錆だったんですね・・。
なるほど。
塩素系の漂白剤を使ってしまい、とても恥ずかしいです。
そうなんです。
仕様した容器、ステンレスに何か色が移ってしまったのです。
毒ガスなどが発生しなくて良かったと思っています。
素人・・というか無知って怖いですね。
回答、ありがとうございました。
納得です。
あぁ、ここに登録しておいて良かった・・と心底思いました。
本当に、感謝です。

No.3
- 回答日時:
紹介ありがとうございます。
水素ガスでも、ピカピカになるんですね。
しかし、どうやって手に入れるのか・・。
というか、私が手に入れてしまうと危険かも知れません。
人間も酸化する・・という欄、とても興味深いです。
また、違う部分で参考になりました。
ありがとうございました。
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