夏が終わったと感じる瞬間って、どんな時?

グラフィックデザイナーをやっております。

今度、仲間とギャラリーを借りて作品を展示することになりました。

出展する作品は、仕事と殆ど関連のないもので、ジャンル的には服飾に近いものです。
作品自体はほぼ完成しているのですが、トルソーだけの展示ではパンチに欠けると思い、実際の着用感等の雰囲気も見せたいので、別途ポスターを制作することにしました。

あまり色んなことにお金が掛けられないので、モデルやヘアメイクも友人にお願いし、カメラ(一眼レフ)も借り受けることができましたが、どうしてもカメラマンだけは都合がつかず、私が撮ることになりました。

私が撮ることにしたのは、決してカメラマンのお仕事を軽んじているわけではなく、むしろ、仕事上色んなカメラマンに接する機会があるので、お願いする方によっては、こうも仕上りに違いがあるのかと思うことも理解しております。

と、同時に、こちらも色々なものを見てきていることもあり、「こんな雰囲気のものが欲しい」というイメージだけは一人前にあり、困っております。

付け焼き刃的な技術では、それが難しいことは重々招致いたしておりますが、できるだけ近付けるような努力はしたいので、アドバイスをいただければと思い、質問させていただきました。


撮影の状況は以下の通りです。

・撮影場所は店舗です。(勿論了解済み)
・雰囲気のあるお店ですので照明は暗め。(暖色系)
・イメージ撮りです。物撮りとは考えておりませんので、作品の色の再現性は問いません。
・店舗の雰囲気に馴染ませたいので、フラッシュは使用しない方向で考えておりますが、効果的な使用法があれば試したいと思っております。


以上の条件で、気をつけておいた方が良いと思われること、技術的なことがございましたらご指南いただけませんでしょうか。

補足等、必要な場合は追記いたします。
何卒、よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

技術的な事ではありませんが「私ならこう撮る」と言う部分で・・・



○照明は環境光のみ。この場合は店内照明ですね。

○135サイズで焦点距離28~35ミリくらいの広角レンズ(店内を描写したいので)。

○レンズの明るさはF2.0~2.8。絞り開放撮影(店内を描写しながら適度にボカしたいので)。

○撮影感度ISO1600(粒子の荒れで非現実感を表わしたい)。

○白黒撮影(既製の色を排除することで、見る人に好きな色を想像させる)。

○店内(フレーミング内)にはモデルのみ(空間、人、作品の一体感を強調したい)。

・・・撮りたいなあ(笑)。



仕上がりのイメージがあるのなら、それを連想できる音楽を店内に流して
モデルにはその世界に浸ってもらうといいかもしれません。

同じフレーミングで露出を変えて撮りたいので三脚は必須です。

また、同じ場所で時間をかけて撮り続ける事で
モデルの中にひとつのストーリーが出来てきます。
それが出て来るまで粘り強く「無駄撮り」を続ける事も大事です。
場所を変えたり、同じ場所でも撮影間隔を開けたりすると
その瞬間にモデルが素に戻ってしまいますから
モデルに「何かが降りて来る」まで、ひとつの場所で辛抱強く撮り続けるほうがいいです
その点からも三脚は必須です。

午前中に1フレーミング、午後に1フレーミングで充分でしょう。
撮影場所やフレーミングをいろいろ変えるのはあまり良い事ではありません。

モデルを写す、作品を写す、場所を写すなどの説明写真的な意識は捨てて
「モデルの頭の中に生まれた物語を写す」という意識で撮るのがいいと思います。

ちなみに、35ミリレンズでモデルを1メートルほど先に置いて
絞り開放でモデルの顔にピントを合わせれば
多少狭い店鋪でもバックは程よくボケます。
明るい広角レンズの絞り開放撮影は一度やったらハマります。
同時に、多少のヘタさはカバーできます。

もちろんファッション写真としては使い物にならないかもしれませんが
そんなありきたりな本文写真を望んでいるのではないと思いましたので
技術以外の部分でアドバイスさせていただきました。

プロカメラマンが「技術」で撮るのなら
デザイナーは、付け焼き刃的な技術に走るのはやめて
デザイナーにしかない「感性」で撮りましょう。
くれぐれも商品写真にだけはならないように(笑)。
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この回答へのお礼

丁寧なアドバイス有難うございます。

ここで色んなアドバイスを受ければ受ける程、今までぼんやりと持っていた不安が現実化してきて、右往左往するばかりです。
もう本当に、できることなら撮っていただきたいくらいです(笑)

具体的な数値や手法を挙げていただいたのは、非常に有り難いです。少しだけ光明が見えたと申しましょうか。

また、撮影意図を汲んでいただけたこと、そして何より

>プロカメラマンが「技術」で撮るのなら
デザイナーは、付け焼き刃的な技術に走るのはやめて
デザイナーにしかない「感性」で撮りましょう。

と仰っていただいたことは、非常に嬉しく思いました。

回答者様とお仕事をさせていただくことはきっとないとは思いますが、もしそういう機会があれば、よいディレクションができそうな気がします(笑)

御教授していただいたことを活かせるように頑張りたいと思います。

重ね重ね有難うございました。

お礼日時:2007/08/31 10:54

低速シャッターになりますので、モデルに動かないよーに言ってくださいね。



1秒とか長時間露光になる時もあるので、最低その間は動かないように、と。
もちろん、カメラも動いちゃだめです。

ちなみち付け焼刃でポスター作ったら、作品のほーのレベルも下げてるのと同じなので注意してくださいね。
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この回答へのお礼

ご回答、感謝いたします。

なにせカメラ担当がこんな状態なので、色々ご苦労をおかけするとは思いますが、モデルさんにも頑張っていただこうと思っております。

>付け焼刃でポスター作ったら、作品のほーのレベルも下げてるのと同じなので注意してくださいね。

これはもう…仕事でそういう状況に山程遭遇しておりますので…(苦笑)
今回の場合は、自分で制作して自分でシャッターを切るワケですので、完全なる自己責任ということで腹を括ろうと思っておりますが、無駄に作品の質を落とす必要もないので、しっかりと撮影に挑みたいと思います。

アドバイス有難うございました。

お礼日時:2007/08/31 11:08

 出版関係者です。

ずいぶんと撮影の難しいシチュエーションを
選んでしまいましたね。カメラマンでも腕の悪い人ならロクな
写真が撮れない可能性があります。

 この場合、どうにかして光量を稼がなければなりません。
写真というのは、人間の目で見たとおりには写らないのです。
あくまで写真向きのライティングというものがあり、たとえば
その店の雰囲気のある暗めの照明は、写真では再現できません。

 フラッシュを使わないという意図は理解できるので、代わりに
ハロゲンランプなどで照らす必要があります。本当は HMI が
使えればいいのですが、予算的に無理でしょう。

 ライティングの際は、モデルのライティングに加え、背景にも
光を当ててください。人間の目は、モデルを見るときはモデルに
露出をあわせ、背景を見るときは背景に露出をあわせます。その
切り替えを瞬時に行なうので、明暗の差が気になりません。

 しかし写真に撮ってしまうと明暗の差は如実に現われます。
ですので背景も十分に明るくする必要があります。可能なら
モデルに弱くストロボを当て( できれば天井にバウンスさせる )
シャッター速度を長めにとれば、背景の光量も確保できるでしょう。

 とにかく、ストロボはモデルに直接当てず、天井にバウンス
させましょう。トレペをストロボにかけて、光を柔らかくする
手法も有効です。フィルムの場合は光量不足は致命的ですので、
暗くならないように気をつけてください。デジタルならその逆で
白トビすると修正できないので、これまた気を付けて下さい。
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この回答へのお礼

ご回答していただき、有難うございます。

我ながら、力量にそぐわない難しいシチュエーションを選んでしまったと、途方に暮れております(苦笑)

ライティングに関しては当初から最大の懸念材料で、特に今回のようなシチュエーションにはかなり重要なポイントだと理解しているのですが、実は殆ど何も用意することができません。
反射光は…どうでしょうか。かなり天井高のある場所ですので(吹き抜けのある古民家です)、弱い光だと効果は期待できないかも知れませんね…。
そうなると、もう私には開放気味でシャッタースピードを充分に取るくらいしか手立てがないということですよね?

トレペの使用は、知識として存じ上げておりましたが、多少オロオロしていることもあって、すっかり失念しておりました。是非試してみたいと思います。

詳細なアドバイス、本当に有難うございました。

お礼日時:2007/08/31 10:35

> 照明は暗め


> フラッシュは使用しない方向で
この場合三脚は必須です。絞りを開いてスローシャッターで写してください。
カメラはフィルムカメラ?それともデジカメ?
フィルムカメラでもできるだけ数多く写してください。
(下手な鉄砲も数打ちゃ当たる)
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この回答へのお礼

早速のご回答、感謝いたします。

カメラはデジカメです。数を稼ぐことはある程度できますので、下手な手鉄砲を撃ちまくりたいと思っております(笑)

アドバイス有難うございました。

お礼日時:2007/08/31 10:20

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