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こんばんは

no less... than A→Aに劣らず...で
notless... than A→Aに劣らないほど...で

ってあまり変わらないような気がするのですが
どういう違いがあるんですか?

例えば穴埋めの問題が出てきたらnotを入れるべきかnoを入れるべきか悩んでしまいます。

A 回答 (3件)

簡単です。


例えば"She is no/not less beautiful than her sister."でしたら、
前者の"no"の意味は「彼女は姉に劣らず美しい」、つまり書き手が積極的に「彼女」は姉には、全く引けを取っていないという強い意図を感じ取れる文なのです。
そして後者の"not"では「彼女は姉に劣らないほど美しい」、つまり書き手があまり「彼女」へ姉ほどに積極的ではなく、姉と同じかあるいは少し下回るかもしれないという文なのです。
"no less than A", "not less than A"の熟語を見ても同じことがいえます。
前者はAもある、後者はせいぜいAはあるという意味です。どちらがポジティブ・ネガティブな意味かは一目瞭然でしょう。
つまりはこういうニュアンスの違いなのです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/11 01:11

その日本語訳だと「あまり変わらない」と感じるのはしかたないと思います。


しかし、この二つはかなり性格の違う表現です。

(1) A is no less... than B --> 一種の強調表現: Aは .....の点ですごい! Bに勝るとも劣らない.
(2) A is not less... than B --> 単純な比較: Aは .....の点で、Bに劣ることはない。(Aは Bと同等かそれ以上)

(1)では、Aがすごいということを強調するために、Bに極端な例を持ってくることも多いです。
例えば
She is no less beautiful than Nicole Kidman.

 
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/11 01:11

こんにちは。

6/19のご質問ではお返事を有難うございました。

ご質問1:
<あまり変わらないような気がするのですがどういう違いがあるんですか?>

noとnotでは、「否定の強さ」が違うのです。

1.まず次の例文でご説明します。

(1)There is no less than 50 people.
「50人もいる」
no less than=as many as「~も」

(2)There is not less than 50 people.
「少なくとも50人はいる」
not less than=at least「少なくとも」

2.lessは「より少ない」というlittleの比較級です。「少ない」を否定しているのですから、これらの文は「50人」という数を「多い」と感じている、という前提がまずあります。

3.上記で述べたとおり、noはnotより否定の仕方が軽くなります。従って(1)(2)の文を以下のように解釈できます。

(1)の文:「50人より少ないことは(まず)ない」
つまり、いるのは50人ですが、主観が「50人」を多いと感じているのです。
*ちなみにno more thanだと「50人しかいない」となり、同じ50人でも主観が「少ない」と感じています。

(2)の文:「50人より少ないことは(絶対に)ない」
つまり、50人でも多いのに、それ以上人がいることを示唆し、人がかなり多いと主観的に感じているのです。
*ちなみにnot more thanだと「せいぜい50人しかいない」となり、同じ50人でも主観が「かなり少ない」と感じています。

4.つまりless「より少ない」をどう否定するかで、50人という基準値に対する実際の数のニュアンスを、推し量ることができるのです。

not lessとnotで「少ない」を否定した方が、no lessとnoで「少ない」を否定するより、少ないを否定する気持ちが強く、「より多い」という主観を出しているのです。

5.この説明を形容詞を用いた次の文にあてはめてみます。

(1)Maria is no less beautiful than Jane.
(直訳)「マリアは、ジェーンより、美しくないことは、まあない」
→(意訳)「マリアはジェーンに劣らず美しい」

(2)Maria is not less beautiful than Jane.
(直訳)「マリアは、ジェーンより、美しくないことは、絶対ない」
→(意訳)「マリアはジェーンに劣らず、いやそれ以上に美しい」

6.ここでは、比較基準となるJaneが「美しい」という前提がまずあります。

7.noとnotでは、解釈が以下のように異なります。

(1)の文では、「ジェーンは美しいが、マリアも同じくらい美しい」と言っています。

(2)の文では、「ジェーン美しいが、マリアはそれ以上に美しい」と言っています。

つまり、主観では、(2)の文の方が、マリアをより美しいと感じていることがわかります。


ご質問2:
<例えば穴埋めの問題が出てきたらnotを入れるべきかnoを入れるべきか悩んでしまいます。>

穴埋めなどの試験問題では、話し手の主観を読み取るのは困難ですから、かならずヒントがあります。

1.no less than:
as many as, as much as「~も」, as~as「同じくらい~」といった同級比較があれば、no less thanになります。

2.not less than:
at least「少なくとも」という副詞があれば、not less thanになります。


以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/11 01:10

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