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こんにちわ。
”資本主義の限界”という事がよくいわれています。
船井幸雄さんやソニーのCEOの方々みたいな利益追求をする資本主義の
最前線にいる方々の言葉なので重みがあります。

そこで皆さんの意見をお聞きしたいです。
資源は無限だという考え方をもつ近代資本主義は終わりになり
修正せざるをえないと思うのですがこのようなことが書かれた
文献を教えて欲しいのです。アンソニーギデンズ、ロバート・ギルピン
ジョージ・ソロスなどは読みました。

他に、資本主義の限界や、資源の希少性や工業主義という観点から
今までの資本主義の思考の枠組みの限界について論じた本はないでしょうか?
環境経営ということがよく言われますが結局は資本主義の思考の枠組みの
中で企業の利益追求を目的としたものであり、抜本的に環境問題を
解決するものとなっていないような気もします。
このことに関しても意見をお聞きしたいです。

また、資本主義を修正する為のエートス論に関しての
本をご存知でしたらおしえてください。


私としては資本主義がなくなることはない、しかし修正は必要だ、という立場に
立っており共産主義万歳、という立場にはたっていません。

長くなりましたがよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

引用失礼します



>資源は無限だという考え方をもつ近代資本主義

いや、逆に資源は有限であるというのが資本主義の形です。
無限にあるものには値段がつかないからです。
金が無限にあったらどうしますか?

資源が有限で、その量が明白に限られた時点で、資源の価格は
高騰します。
すると、
1)資源の節約が始まる
2)資源の採掘法が変わる。
  コストの高い方法でも採掘が採算に乗るため
3)代替資源の開発が進む
  コストの高い代替資源でも採算に乗るため
ということで、価格を軸として新たな展開が始まります。
これは神の見えざる手そのものですから、
資本主義を修正する必要はありません。

もうひとつ、環境については、逆ですね。
よく言われることで
公害を出すとGNP(GDPも)が増える というのがあります。
公害を出してでも生産活動をすると品物が増え
公害を解消する為にまた生産活動が行われる というわけです。
農薬まみれ野菜と一緒で、これは価格による修正は効きません。
なんらかの「規制」「制約」が必要になるわけで
こちらの点では修正が必要でしょう。

修正しないと、アメリカのように資源浪費大国を
止める事ができません。急ぎましょう!(ここ、私見です)
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この回答へのお礼

価格とGDPという観点からの説明は非常にわかりやすかったです。
有難うございます。

ただ、私の質問の仕方が悪かったのか、
ちょっと教えて欲しかった事と違いました。
私が教えて欲しかったのは、国内における上で、価格による問題解決方法、ではなく、国際的な観点からみた問題解決方法、なのです。

たとえば、排出権取引においても、資源は有限であり、排出権取引を可能にし、
市場を作り出す事によって、価格が決まっても、果たして本質的に問題解決となるのでしょうか?

南北問題は一向になくならないし、たとえば、アメリカのように
資本主義の中で王者となっている国は、京都議定書には同意せず、自分達の
利益最大化のために環境問題を気にせず動いていますよね?
このような国際的な観点に立った時に資本主義の限界があるのではないか?
もっと別の思考の枠組みがひつようなのではないか?

これに関する意見を聞きたかったのです。
しかし、これは私の質問の仕方が不味かったですね。すいません。

お礼日時:2002/08/15 19:44

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