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みな人は花の衣になりぬなり苔のたもとよ乾きだにせよ

という句は、何句切れでしょうか?

どこで句切るかよくわかりません。

また、宿題のプリントの現代語訳の所に、

人々はみな( )が明けると華やかな着物に着替えたそうだ。

とあるのですが、この( )には何が入るでしょうか?

A 回答 (2件)

みな人は花の衣になりぬなり / 苔のたもとよ乾きだにせよ



人々はみな(喪)が明けると華やかな着物に着替えたそうだ。
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1番の方のご回答のとおり、三句切れです。


「なりぬなり」
なり・・・ラ行四段活用動詞「なる」の連用形
ぬ・・・完了の助動詞「ぬ」の終止形
なり・・・伝聞の助動詞「なり」終止形

句切れとは、短歌や俳句で、意味上の切れ目となるところのことで、
・終止形、命令形で言い切っているところ。
・係り結びの結んであるところ。
・切れ字(や、かな、けり等)のあるところ。
・連体止め、体言止めになっているところ。
などがそれに当たります。
なお、連体形や体言で止まっていても、そこに助詞を補うことで次の語句につながっている場合は、句切れと考えません。

上の和歌の場合、「なりぬなり」の最後の「なり」が、伝聞の助動詞「なり」の終止形ですから、ここで言い切っていると考えます。

「苔の衣」とは、僧衣のことです。
坊さんが着る、袈裟の地味な色を言っているのです。
1年の喪が明けて、世間の人は喪服を脱いで、「花の衣」に着替えたそうだ。
だが、私は、まだ服喪の感情が強く、慣習的に服喪期間が終わったといっても、喪服を脱ぐ気にはならないし、第一、亡き人の喪に服するために既に出家して僧になった身なのだ。
世間の人はすっかり悲しみを忘れて華やいだ服装や気分になっているが、私のこの僧衣にしみこんだ涙よ、せめて乾いてくれよ、私は、涙の乾く暇もなく、いまだに袖を濡らして涙に暮れるばかりの日々だ。

こういう意味の歌です。
ですから、これは、人の死を悼んだ「哀悼歌」ということになり、それで、「喪が明けると」という解釈になってくるのです。

僧正遍照が、仁明天皇の崩御に際して出家した後の歌だと記憶しております。
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