性格いい人が優勝

金融学上で
国内総生産を
Y=C+I+G+(EX-IM)やY=C+S+T
と書きますが、これはつまり
EX-IM=(S-I)+(T-G)ということだと思うんですが、この式が意味しているのは、仮に政府関連の変数に変化がない場合、もしも経常収支黒字を減らしたいのなら、貯蓄を減らすか投資を増やせば良いことを意味しているのでしょうか?

みなさんのお考えを教えてください。できればYESかNOで答え、その理由も教えてください。もしどちらでもない場合はその理由も教えてください。

A 回答 (2件)

YESです。


結局この恒等式は、国が作ったYがどこで使われてるかを示しているわけです。
経常黒字を主に考えるならば、『国際問題=国内問題』→『(X-M)=(S-I)+(T-G)』で良いでしょう。
単純に考えると、経常黒字(=X-M>0)と言うのは輸出超過ということです。
何故輸出超過になるかといえば、国内にモノが余っているからです。
つまり経常黒字を是正したいのであれば、国内で沢山物を使えば良いということです。

それらを踏まえ、Y=C+S+Tを考えます。
↑の式を見れば分かりますが、YとTが一定の状況で、S(貯蓄)を減らすということはC(消費)を増やすという事です。
つまり、物を沢山消費すれば、物が足りなくなるので輸出は減り、輸入は増えるということです。

次に、Y=C+I+G+(X-M)を考えます。
↑の式を見れば分かりますが、YとGが一定の状況で、I(投資)を増やすにはCを減らすか(X-M)を減らすしか有りません。
しかし、Cを減らしてIを増やしてもCを減らした分Sが増えるだけなので『S-I』は変わりません。
つまり、工場を沢山建てれば物が足りなくなるので、輸出が減り輸入が増えるということです。

したがって、(S-I)を減らせば、経常黒字は是正されます。

コレは民間部門(S-I)に限らず、政府部門(T-G)にもいえる事です。
T(税)を増やすという事は民間に『物を使わせない』ということです。
したがって、Tが増えY、S、Iが一定ならば、国内にモノが余るので経常黒字は増えます。
Tを減らすという事は、その逆です。したがって、Tが減りY、S、Iが一定ならば、国内にモノが足りなくなるので経常黒字は減ります。

G(政府支出)は政府がモノを使うということです。
したがって、Gが増えY、S、Iが一定ならば、国内にモノが足りなくなるので経常黒字は減ります。

したがって、(T-G)を減らせば(X-M)は減ります。



オマケ
明治から戦後高度成長までの日本経済の大きな悩みは経常赤字問題でした。
これは、国内の設備が海外勢に比べなきに等しかったので沢山の設備を揃える必要があったからです。つまり、Sを遥かに凌ぐIを必要としていたからです。
(一度1930くらいに追いつきかけていたのですが、226事件で戦争一直線に突入してしまい、また1からスタートする嵌めになったわけです)
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この回答へのお礼

なるほど。国内で物が余っていることによって赤字になるんですね。
非常に分かり易い答えで、スッキリしました!ありがとうございます。

お礼日時:2007/12/23 00:56

普通は


S-I = G-T + X-M
と書きます。

経常黒字 X-M を減らしたいのであれば、貯蓄投資バランス S-I を減らせばよいことになります。したがって、貯蓄 S を減らすか投資 I を増やせば良いことになります。

したがって解答は Yes です。

この式は単に会計上の簿記の問題なので、仮定によらず(一応正確に統計が取れているという仮定はあるが)成り立ちます。
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この回答へのお礼

なるほど、ありがとうございます。


>この式は単に会計上の簿記の問題なので、仮定によらず(一応正確に統計が取れているという仮定はあるが)成り立ちます。

この仮定という部分を今度詳しく教授に聞いてみようと思います。

お礼日時:2007/12/23 00:58

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