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「安」という漢字には、二つの意味があると思います。

・値段が安い、振る舞いが軽々しい など
・気持ちが落ち着く、安らかになる。

なのですが、何故一つの文字からこうした方向性の違う意味が発生したのでしょうか。
普通に考えれば、一つの漢字からは読み方は違っても大体方向性の似ている意味が付与されると思うのですが、「安」という文字は自分の考えるに似通っている意味とは取れないのです。
変な質問で大変恐縮ですが、どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教授頂きたく宜しくお願い致します。

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A 回答 (5件)

#1です。


>何故元来ある意味から違う意味へ派生するのか
「安」の字義が“平安”から“廉価”へと分化・派生したのではありません。
日本語の「やすい」が分化・派生していくつかの意味に使われるようになったのです。
「安」という漢字はそのうちの一つに相当するものだったのを、日本で便宜的にほかの意味の場合にも使うことにしたのです。

別の例を挙げましょう。
「渡」は「渡河」「渡航」などに使われる字です。
一方、日本語に「わたる/わたす」という言葉があります。
そこで「河を渡る」、「渡し舟」のように表記することにしたのですが、日本語の「わたる/わたす」は「人手にわたる」、「バトンをわたす」のような意味にも使われます。
この場合に適切な字がほかにあれば、“同訓異字”の扱いにするのが望ましいのですが、そうはならないで「人手に渡る」、「バトンを渡す」と表記することになったのです。
「渡」という漢字の意味が分化したのではなく、漢字仮名交じりの日本語表記の問題です。
「長年にわたる」の場合は「渡」ではなく「亙(亘)」がありますが、表外漢字なので、最近は「長年に渡る」と書く向きもあります。
『民法』の「譲渡ス」、「譲渡シタル」は「ゆずりわたす」、「ゆずりわたしたる」ですが、ここから、「譲渡」を音で読んで「譲渡所得」などという言葉も作られました。
いずれにしても「渡」は“向こう岸に渡る/渡す”という意味の字であり、“人手に渡る、“バトンを渡す”といった意味に分化・派生したわけではありません。
日本語の「わたる」「わたす」をどう表記するかという問題です。
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この回答へのお礼

御礼が遅れて申し訳ありません。

詳しい回答を頂き、ありがとうございました。
大変勉強になりました。
Aという意味を持つ言葉とBという意味を持つ言葉が、
たまたま同じであって、更にそこに同じ漢字を当てた、という事なのですね。
「わたす」の意味ですが、「渡す」は元来、渡河専門の言葉だったのですね。
αからβに「わたす」時に使用するものだと思っていたので、
渡河も譲渡も根源は同じ意味合いで理解していました。

お礼日時:2008/01/13 03:36

中国語の辞書を見ると、「安」は「安らかだ」「安らげる」という意味で使われる字です。

「機械を据え付ける」「器具を取り付ける」という意味もありますが、それも「物を落ち着かせる」という意味から来ているのでしょう。
なお、「値段が低い」という意味は、中国語の「安」には有りません。

ところが、日本語で「便宜を図る」という時に使う「便宜(ピェンイー)」という中国語が、日本語で言うと「値段が安い」「値下げしてくれ」の意味なのです。

どういう経緯なのかはわかりませんが、一つの漢字に一つの意味しかないと思い込むよりは、複数の意味があることに興味を持つ方が、コミュニケーションが楽しくなると思います。
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この回答へのお礼

>「値段が低い」という意味は、中国語の「安」には有りません
! 戦前は日本の言葉が中国へ数多く輸出され(新名詞と呼ばれた)、余りにも流行った為、新名詞は使ってはならん! と中国のお偉方から発令されたものの、側近から「『新名詞』という言葉そのものが新名詞であります」とこっそり注意されたという笑い話がありましたが、「安い」という意味合いの言葉は輸出されなかったのですね。驚きです。
余談ですが中国の国名に使用されている「社会」「主義」「人民」「共和国」が日本語からの新名詞なんだそうで、中国人も結構ミーハーなんだなあ、日本語の結構な部分を取り入れているんだ、じゃあ「安」という語もそうなんだろう、と予想していたので新鮮でした。
中国に輸出できる送り仮名の無い漢字だけの単語としては、安いという意味を使った単語が現状見つけにくい状態です(送り仮名の併用であれば、そうした単語は見受けられる)。これも新発見でした。
Goo辞書で調べた所、安から始まる言葉318個のうち、ネガティブなイメージを持つ言葉は、私見ですが
「安ぼったい」「安価」「安直」「安上がり」「安売り」「安請け合い」「安月給」「安材料」「安っぽい」「安普請」「安物」「安宿」
の12個だけです(安という字が固有名詞に使用されている事も大きいと思いますが、そもそもその固有名詞も「この地、安かれ」と良い意味で使用されていたのだと想像しております)。

>どういう経緯なのかはわかりませんが、一つの漢字に一つの意味しかないと思い込むよりは、複数の意味があることに興味を持つ方が、コミュニケーションが楽しくなると思います。
そうですね。その経緯を知りたいのでもどかしいのですが、語意にギャップがあった方がやはり楽しいですね。

ちなみに「安易」という言葉は良い意味なのか悪い意味なのか考えあぐねております。

これも余談ですが「安プリ」「安ぴか」なんて言葉もGoo辞書に登録されていました。これこそ「安い」言葉ですね。

お礼日時:2007/12/23 02:53

つまるところ


あなたは「安」という漢字を問題にしましたがそのほかにも同じようなことがいっぱいあるということではないでしょうか。
同じ漢字がかなり離れた意味の言葉に使われていることは思いの外多いということです。でもよく考えてみれば納得できることのはずです。
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この回答へのお礼

私の質問は広義にはそのように捉えられたかもしれません。
勿論、何故元来ある意味から違う意味へ派生するのか、という普遍的な法則や種種の事例をこのQ&Aで見出せれば嬉しいのですが、まずはそのゴール地点へ向かう為に、一番最初のとっかかりとして「安」の問題を解きたいのです。

「安」の他にも異意な漢字があるだろう事は重々承知しております。

>でもよく考えてみれば納得できることのはずです。
言葉が何故だか分からないけれども変化するのだなあ、という一般的な”事象”については私は納得は行くのですが、どのようなメカニズムを経て、言葉が変化するのかが具体的によく分からなかったので質問した次第です。

お礼日時:2007/12/23 02:18

「安」の字は見てのとおり屋根の下、つまり家の中に女がいる様子から、静にとどまる、やすらかの意味になったと解釈されています。

ですから

・気持ちが落ち着く、安らかになる。

これが本来の意味です。「値段が安い、容易」という意味は日本独自のもので、「やすし」という言葉がもとは「安らかだ、おだやか、心配がない」という意味だったものが後に「値段が低い、容易だ」という意味を持つようになり、漢字も同じ意味を持つようになったようです。

「やすし」という日本語の意味の変化や拡張の結果です。
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この回答へのお礼

うむー、何故「安い」へ変化したんでしょうね。

回答ありがとうございます。

お礼日時:2007/12/23 02:10

「安」という漢字の意味は


“やすらかな”、“やすらぐ”、“やすんずる”
です。

「値段が安い」という表記は、日本語の“やすい”にそのような意味があるので、同じ「やすい」という読みのある「安」の字を当てたのです。

もちろん、日本語の「やすい」に“やすらか”と“値段がやすい”の両方の意味があるのはなぜかという問題は残ります。
また「おやすい御用」の場合は“容易”の意味なので、「お易い御用」と書くことも考えられますが、「お安い御用」も一般に用いられます。

いずれにしても、日本語の「やすい」の意味の分化を考察することと「安」という漢字の意味を考察することとは、区別しなければなりません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「安らぐ」の方が原義だったのですね。
値段が「安い」というのは派生、当て字だったと。

普段スーパーのチラシなどを見ていると、
値段が「安い」の方が安の字の第一義のように思えてきます。

お礼日時:2007/12/23 02:08

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Q「観点」と「視点」の使い分け

「観点」と「視点」は、どう使い分けたらいいでしょうか。用例なども含めて、教えてください。

Aベストアンサー

私の語感でお答えします。

私は、視点と観点の両方を用いますが、
視点の方は、「見る、目を向ける」という意味合いを
強く引っぱっているように思います。

視点を「考え方・見方」という意味で使う場合も、例えば、「視点をかえる」という場合、「こっちから見れば、こう考えられるが、発想を転換すると、異なる考え方もできる」という意味で用いる際、「表から見ていたものを、方向を変えて裏から見る」など、物事を見る場合の立ち位置――しかも矢印で表せそうな――見る際の方向を表すイメージがあります。

一方、「観点をかえる」といった場合、視点と同じ意味合いを持ちつつも、単なる方向だけではなく、「考える次元や、そもそもの思考の基盤をかえる」という意味が加わると思います。

したがって、私の語感では、例えば、「哲学とは無関係に思われた事柄を、そもそもの前提を見直して、哲学の立場から考察すると」という場合、「哲学的観点に立てば…」とは言いますが、「哲学的視点に立てば…」はやや表現の適切さに欠けるように思われます。
 ただし、「そもそもの前提を見直さないで、単に考えの方向を変えてみて」という意味でなら、「哲学的視点では」とも言えると思います。

視点と観点とは、totanさんが挙げた:
視る→まっすぐ目を向けてみる、一点を集中して見る。
観る→多くを並べてみくらべる、広く見渡す。
という漢字本来の意味内容をかなり正確に引き継いでいるのではないかと感じます。

以上、私の語感でした。

私の語感でお答えします。

私は、視点と観点の両方を用いますが、
視点の方は、「見る、目を向ける」という意味合いを
強く引っぱっているように思います。

視点を「考え方・見方」という意味で使う場合も、例えば、「視点をかえる」という場合、「こっちから見れば、こう考えられるが、発想を転換すると、異なる考え方もできる」という意味で用いる際、「表から見ていたものを、方向を変えて裏から見る」など、物事を見る場合の立ち位置――しかも矢印で表せそうな――見る際の方向を表すイメージがあります...続きを読む

Q「基」と「元」の使い方

経験を"もと"に話す。
上記の場合の”もと”は元、基のどちらが正しいのでしょうか?
よろしくお願いします。

Aベストアンサー

はじめまして。

ご質問1:
<上記の場合の”もと”は元、基のどちらが正しいのでしょうか?>

「基」になります。

1.「経験を"もと"に話す」とは言い換えれば「経験にもとづいて話す」ことと同じです。

2.「もとづい(て)」は「もとづく」の連用形です。

3.「もとづく」は「基づく」という漢字しか存在しません。

4.従って、ここでは元、本、素などの漢字は適切ではありません。


ご質問2:
<経験を"もと"に話す。>

1.「~をもとに」という語感が「~を元に戻す」といった語感になるため、「元」の漢字を想定されたのだと思われます。

2.しかし、ここで使われる「もと」とは「土台」の意味になります。

3.他の漢字「元」「本」などには「土台」「ベース」といった意味はありません。

4.従って、ここでは基が適切な漢字となります。

以上ご参考までに。

Q『又は」、「若しくは』の使い分け方

「もしくは」「または」は、どう使い分けるのでしょう。
それから、
「および」「かつ」なども使い分け方が分かりません。
法律の条文を読むときにこれが分からないと
論理構造がわからず、意味がわかりません。
よろしくお願いします。

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法律の条文の用語ということですので,north073さんの紹介された林さんの本を私もお薦めします。
長年内閣法制局の長官をつとめた方です。
もっと詳しくは大島稔彦「法制執務ハンドブック」第一法規出版1998年,山本武「地方公務員のための法制執務の知識」ぎょうせい1999年などがありますが,ちょっと専門的過ぎるかもしれません。
図書館で「法制執務」とか「立法技術」をキーワードに探してみると,いろいろと見つかると思います。

「若しくは」「又は」,「及び」「並びに」の使い分けは,既に回答が出ている通りです。少し憲法の条文から具体例をあげておきましょう。

●まず,単純に2つを並べる時は「又は」「及び」を使います。
・国又は公共団体に、その賠償を求めることができる。(第17条)
・思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。(第19条)
●3つ以上の場合。
○並列の場合は,最後のつなぎにのみ「又は」「及び」を用い,あとは読点「、」を打ちます。
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○大小がある場合は,「若しくは」<「又は」,「及び」<「並びに」です。
・配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては(第24条)…「配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚(以上5件並列)」と「『婚姻及び家族』(以上2件並列)に関するその他の事項」が同格で並列。
(これを大小関係を逆に読むと,「配偶者の選択~婚姻」がひとまとまりで6つ並列になりますが,そうすると財産権と婚姻が並列になっておかしいですね。)
(この場合,「、離婚」を「及び離婚」としても同じです。ちょっとくどくなるので省いたのでしょうか。)
・強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない。(第38条)…「強制、拷問若しくは脅迫(以上3件並列)による自白」と「不当に長く『抑留若しくは拘禁』(以上2件並列)された後の自白」が同格で並列。

●「かつ」は,条件が常に両方成立することを示します。
・何人も、理由を直ちに告げられ、且つ、直ちに弁護人に依頼する権利を与へられなければ、抑留又は拘禁されない。(第34条)

最後に,少し長いですが,よく出てくる例として地方自治法第152条から。
1 普通地方公共団体の長に事故があるとき、又は長が欠けたときは、副知事又は助役がその職務を代理する。(以下略)
2 副知事若しくは助役にも事故があるとき若しくは副知事若しくは助役も欠けたとき又は副知事若しくは助役を置かない普通地方公共団体において当該普通地方公共団体の長に事故があるとき若しくは当該普通地方公共団体の長が欠けたときは、当該普通地方公共団体の長の指定する吏員がその職務を代理する。(以下略)

第1項は意味の流れをつかむために書いただけですが,普通の「又は」が使われています。
さて,一見複雑な第2項は次のように読みます。

「(副知事若しくは助役)にも事故があるとき
若しくは
(副知事若しくは助役)も欠けたとき」
又は
「副知事若しくは助役を置かない普通地方公共団体において
  (当該普通地方公共団体の長に事故があるとき
  若しくは
   当該普通地方公共団体の長が欠けたとき)」
は、…

また,このことから,大小3段階ある場合は,「若しくは(小)」<「若しくは(大)」<「又は」となっていることがわかります。
条文を説明する場合など2つの「若しくは」を区別する時は,「大若し(おおもし)」「小若し(こもし)」と通称しています。
ちなみに,「及び」<「並びに(小)」<「並びに(大)」です。「小並び」「大並び」といいます。
以上,ご参考まで。

法律の条文の用語ということですので,north073さんの紹介された林さんの本を私もお薦めします。
長年内閣法制局の長官をつとめた方です。
もっと詳しくは大島稔彦「法制執務ハンドブック」第一法規出版1998年,山本武「地方公務員のための法制執務の知識」ぎょうせい1999年などがありますが,ちょっと専門的過ぎるかもしれません。
図書館で「法制執務」とか「立法技術」をキーワードに探してみると,いろいろと見つかると思います。

「若しくは」「又は」,「及び」「並びに」の使い分けは,既に回答が出...続きを読む

Q煩悩ってどういう意味ですか?

煩悩(ぼんのう)ってどういう意味ですか?
辞書で調べても難しくて理解できません。
具体的に、わかりやすく教えてください。よろしくお願いします。

Aベストアンサー

 
  煩悩は、仏教の用語で、元々、かなり難しい思想的意味を持っていましたし、煩悩とは何かというので、色々な議論もありました。
 
  しかし、それはともかく、具体的な例の話で、日常語での「煩悩」の使い方というか、意味を考えてみましょう。
  「煩悩」は、「煩」と「悩」から出来ています。「煩」は、「わずらわしい」という意味で、「わずらわしい」と入れて変換すると、「煩わしい」と出てきます。また「悩」は、「なやみ」のことで、「なやみ」と入れて変換すると、「悩み」と出てきます。
 
  煩悩とは、わずらわしく、悩みになることだ、ということになります。しかし、そんなに煩わしく悩む、困ったことなのかというと、日常の用法では、ちょっとニュアンスが違います。ここは、仏教のお坊様に出てもらって、具体的な使い方の説明をしましょう。
 
  仏教では、覚りを開くため、修行する人が、元々「坊様」だった訳です。従って、元の仏教の「戒め」では、修行者は、例えば女性となれなれしく口をきいてはならないとか、女性の姿もまともに見てはならないなどとなっていました。女性の美しさなどは、「迷い」の元だというのです。
 
  しかし、坊様がすべてそうではないでしょうが、すけべな坊様もいる訳で、道で通りがかりの、和服の美人を見て、ほわ、と口を開けて見とれ、なんちゅう、綺麗なべっぴんさんや、いや目の毒じゃ、これも「煩悩、煩悩」などと云いながら、女性の後ろ姿を見送ったりします。別に和服でなく、洋装でも構わないのです。また、坊様も、そんな女を見るとすぐ見とれるような人は珍しいでしょうが、やはり、坊様も男ですから、美人と道ですれ違うと、ふと、心が動くこともあるのです。
 
  あるいは、仏教では、イスラム教と同様、精神の安定や、日常の心の状態を興奮させたり、おかしくする飲み物などは禁じています。例えば、麻薬などは無論駄目ですし、煙草やお酒も駄目なはずです。しかし、日本の坊様は、何時頃からか、「般若湯(はんにゃとう)」と称して、酒を店で買って飲んでいたりします。坊様が、良い酒を味わいながら飲みつつ、何という味わい、この酔い心地、さすがに銘酒は違う。極楽じゃ。しかし、考えてみれば、これも「煩悩、煩悩……仏様よ、お許しあれ、南無阿弥陀仏、いやもう一杯、何ともうまい」などと云っていると、どこが、煩い、悩みの煩悩か分からないでしょう。
 
  また仏教では、生き物のいのちを大切にせよと教え、殺生を禁じ、従って、動物の肉は無論、鳥の肉も、魚も食べてはならないことになっているのですが、それも何のことかです。酒のさかなに、コイのあらいを食べつつ、いい気分になって来て、坊様が、いや、浮き世もまた楽しいぞよ、酒はうまいし、ねえちゃんは綺麗だ……などと歌っていると、「生臭坊主」ということになるのですが、以上は極端に戯画化しているので、日本では、昔から、坊様が、妻帯し、子供がおり、酒は飲み、魚も食べ、それで別に社会から糾弾などされていません。
 
  大酒を飲み、酔っぱらって、寺の本堂で乱交パーティを開くような坊様は、それは別に坊様でなくとも、普通の人でも社会から糾弾されます。
 
  仏教の坊様にとっては、女性と触れたり、メイクラヴすること、酒を飲んだり魚を食べたりすることは、仏教の教えに反することで、こういう「欲望」を、修行の妨げになる「煩悩」と呼ぶのですが、煩悩というのは、多くの坊様の日常生活から云うと、自然なことのようです。
 
  もう一つ、坊様ではありませんが、一般に、「子煩悩」という言葉があります。これは、別に、子供が煩わしく悩みの種で、何かの邪魔になるのかと云えば、そうではなく、子供が可愛く、何時も子供のことを考え、細かいことにも、子どものためにと、あれこれ気も身も使う親のことを、こう呼びます。別に、子どもが、何かの「妨げ」になっているのではないのです。親にしてみれば、ふと、思うと、「ああ、おれは、何と子どものことばかり思っているのか。これも煩悩か」などとなります。
 
  「煩悩」というのは、仏教の教えとか、人間の生き方はいかにあるか、などということの前では、何か安楽な、気持ちよい、楽しい方にばかり気が向くようで、困ったことだという考えもある他方、「自然な欲求」「自然な望みのおもむく方向」であって、煩悩だが、しかし、これもまた良しなどというものです。
 
  これは、仏教の教義として、煩悩に迷う人の姿こそ、すなわち、仏の姿に他ならないという考えもあるのです。
 
  煙草をやめないと、肺ガン確実と云われていて、それでも吸いたいという人の場合、煩悩とは云いません。また、大学受験中なのに、異性のことに意識が向いて勉強に集中できない高校生も、それを煩悩とは云いません。(ただし、高校生の親が、寺の住職だったりして、子どもに、そんな煩悩は振り払え、と説教するかも知れません)。
 
  煩悩というのは、本来の仏教の教えでは、たいへん厳しい、覚りの道にあって、克服せねばならない誘惑や欲望だったのですが、「煩悩すなわち仏」というような考えは、人間は自然に振るまい、自然に生きるのがやはり一番であるという考え方でしょう。
 
  肺ガン寸前の喫煙者や、受験勉強に必死な高校生にとっては、喫煙や、恋愛は、自然のままを楽しもうなどということではないのです。
 
  人間は、欲望が強すぎると、色々不都合なことが起こることが、或る程度分かっているともいえます。分からない人、自制がきかない人は、酒に溺れて身を滅ぼすとか、守銭奴になって、世人の顰蹙を買うなどとなり、そういう人自身は、煩悩も何もないでしょう。しかし、そういう人を横目で見ていると、酒を飲み、恋愛をし、ギャンブルで小銭を失い、自堕落な生活を少々しても、歯止めがかかっていて、ああ、これが煩悩というものか……で片が付きます。
 
  「わかっちゃいるけどやめられない」というのは、確か古い歌の言葉ですが、そういう心境の「分かっている」のが、煩悩だと分かっているということで、度を超さなければ、やめる必要もない訳です。本格的な修行をしている坊様にとっては、厳しいことでまた別ですが、普通には、煩悩はまた楽しいことなのです。本来しない方がよい、というのをするのは何とも楽しいことなのでしょう。
 
  世界中の文化がそうだとは分かりませんが、日本は、煩悩を楽しむ文化です。
 

 
  煩悩は、仏教の用語で、元々、かなり難しい思想的意味を持っていましたし、煩悩とは何かというので、色々な議論もありました。
 
  しかし、それはともかく、具体的な例の話で、日常語での「煩悩」の使い方というか、意味を考えてみましょう。
  「煩悩」は、「煩」と「悩」から出来ています。「煩」は、「わずらわしい」という意味で、「わずらわしい」と入れて変換すると、「煩わしい」と出てきます。また「悩」は、「なやみ」のことで、「なやみ」と入れて変換すると、「悩み」と出てきます。
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Q「いずれか」と「いづれか」どっちが正しい!?

教えて下さいっ!
”どちらか”と言う意味の「いずれか」のかな表記として
「いずれか」と「いづれか」のどちらが正しいのでしょう???

私は「いずれか」だと思うんですが、辞書に「いずれか・いづ--。」と書いてあり、???になってしまいました。
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Aベストアンサー

「いずれか」が正しいです.
「いづれ」は「いずれ」の歴史的かな遣いですので,昔は「いづれ」が使われていましたが,現代では「いずれ」で統一することになっていますので,「いずれ」が正しいです.

Q妊娠中のカップラーメン

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ご懐妊おめでとう御座います!栄養学を勉強しているので少し・・。

インスタント&カップラーメンの類は、塩分がたんまり含まれているので、少し薄めに作って更にスープは飲まない事がいいんじゃないでしょうか。特にラーメン自体に悪いものが入っている事はないのですが、それだけで食べると栄養が非常に偏る(取れない)ので、野菜タップリ&卵でも落として食べると良いでしょうね。

また、カップのものであればプラスチックから出る環境ホルモンがよく言われますね。ご心配であればインスタントものを利用するか、マグカップなどで作れるものにしてはいかがでしょうか。

どちらにしても1週間に1度であれば大丈夫でしょう。
あまり神経質にならなくてもいいと思いますよ^^

Qスクリプトって、何ですか?どうすればいいのですか?

パソコンの使用中に
「スクリプトが原因で動作が遅くなっています。スクリプトを中止しますか?」
というダイアログが出ました。
この場合「はい」にするのですか、「いいえ」にするのですか。
どうして、この様な表示が出るのですか?

「はい」にチェックをしたのですが、これってどういうことになったのでしょう。

何も分からずパソコンをやっていますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

Aベストアンサー

ちょっと難しいかもしれませんが機械語への変換作業を
省略して簡単に実行できるようにした簡易プログラムの
事です。
通常、プログラムはソースコード(設計図)をもとにコンピュータの理解できる機械語に変換して実行されますが、
そのプロセスを自動化して簡単に実行できるようにしたものをスクリプトと言います。
特に、Webページ上で、HTMLだけではできない様々な機能を利用するための簡易的なプログラムをスクリプトと呼ぶ事もあります。

パソコンの操作中に、この変換が上手く行かなくなる事があってスクリプトのError表示が出る事があるのです。
重要な操作中で無ければ「はい」の選択で
問題は無いと思われます。

Q「昏い」の意味

恩田陸さんの「禁じられた楽園」をよんでいたら
「昏い」という言葉がでてきました。読みは「くらい」でいいのでしょうか?
意味を調べましたが よく分かりません。
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また調べる事が可能なサイトあれば教えてください。
よろしくお願いします。

Aベストアンサー

はじめまして。
何で読んだかは忘れてしまったのですが、
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「昏い(くらい)」→日が暮れて暗いさま。転じて、心理状態を現すときに使う。
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だったような……。
記憶なのでちょっとあいまいですみません。
     

Q扁桃腺切除手術のメリットとデメリットとは?

最近私の身内の者が扁桃腺切除手術をしてしまいました。
家族全員で反対したのに本人は受け入れませんでした。
1年に4回ほど40度以上の熱が出るので医者に勧められたようですが、私としては心配でその後のメリットデメリットが知りたいです。ちなみに医者は『100%必ず熱が出なくなるという保証はできない』と言われました。

Aベストアンサー

その手術をされた方が扁桃腺を摘出するまでの経緯はわかりませんが取らないほうが今後大変なことになるのは間違いないでしょう。
扁桃腺炎・扁桃周囲膿瘍というものは繰り返すうちに体内に抗体が作られそれらの影響で腎炎・糖尿病などになる確率が上がります。また慢性化を起こせば常に微熱・のどの腫れがあり生活に支障をきたすでしょう。
「手術をしても熱が出なくなる保証はない」というのは、扁桃腺が原因の熱はなくなるが、他の病気では熱が出ることがあるから100%保証できないということです。
1年に4回の発熱のある状態であれば扁桃腺からの悪影響を考えると確実に適応内です。
メリット→扁桃腺炎がなくなる。それに伴う合併症がなくなる。
デメリット→手術に伴う苦痛が完治まである(とった組織が盛り上がるまでの間)
大人になったら扁桃腺は無用の組織です。私にはなぜ手術を皆さん反対されたのかがわかりません。ここまで詳しくはせつめいされませんでしたか?

Q拘らず・関わらず??

すみません。以前から気になっていたので正しい答えを教えていただけないでしょうか。

「かかわらず」という言葉の漢字変換なのですが,
例えば

 雨が降ったにも「かかわらず」,彼は傘を差さずにやってきた。

というような文の場合,正しいのは「関わらず」「拘らず」どちらでしょうか。

国語辞典で調べてみたのですが,よく分からなくて(+_+)
すみませんがよろしくお願いします。

Aベストアンサー

「物書き」のひとりです。

まず、重要なことですが、「関・係・拘」のすべてが常用漢字ではありますが、その音訓表に「かか(わる)」がないことです。常用漢字は、「こうしなくてはいけない」といった性格のもではありませんが、一応、すべての文章を書き表す場合の指針ではあります。音訓表に無いものの代表的なもの(よく使われるもの)として「全(すべ)て」「画(えが)く」「〇〇に依(よ)れば/拠(よ)れば」などが思いつきます。

本件の「関・係・拘」に関して言えば、「係」に「かか」の読みが認められているのみです。それも「かかわる」でなく「かかる」です。「人命に係(かか)る問題」「係(かか)り結び」など。前者は、「人命にかかわる問題」のように表記されることもありますが、この場合(常用漢字の基準では)「係わる」でなく「かかわる」です。

結論としては、「それにもかかわらず」などにおける「かかわらず」は仮名書きが無難でしょう。漢字の場合は「拘わらず」が正しいといえます。ただし、パソコンでは「関わらず」と変換されることが多いようですネ。

漢字の場合、「関係」という言葉があるように、「関わる」と「係わる」の用法はほとんど区別がつきません。一般的に言えることは、「関わる」「係わる」は肯定的にも否定的(「関わらない」「係わらない」)にも使いますが、「拘わらず」は、肯定的に用いられる例が少ない、ということです。

ただし、肯定的な「拘わる」が誤りだと言っているのではありません。念のため。

「物書き」のひとりです。

まず、重要なことですが、「関・係・拘」のすべてが常用漢字ではありますが、その音訓表に「かか(わる)」がないことです。常用漢字は、「こうしなくてはいけない」といった性格のもではありませんが、一応、すべての文章を書き表す場合の指針ではあります。音訓表に無いものの代表的なもの(よく使われるもの)として「全(すべ)て」「画(えが)く」「〇〇に依(よ)れば/拠(よ)れば」などが思いつきます。

本件の「関・係・拘」に関して言えば、「係」に「かか」の読みが認められてい...続きを読む


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