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地球が温暖化しても大して問題ないと主張する科学者がいます。
それは正論でしょうか?

A 回答 (8件)

1.地球の温暖化とその影響についての研究について


他のところでも書きましたが、本来、学問は色々な意見があって当然なのです。地球温暖化はまだ仮説の段階です。又、地球温暖化の影響についてもシミュレーションによる仮説の段階です。
学問的には、仮説が、観測、または実験されたとき、初めて正しいかどうかが証明されます。したがって、温暖化の影響が大して問題ないという意見があっても、証明されていない現在の状況では、それが根拠があれば、正しいか、間違っているかを言うことはできません。

但し地球温暖化については、学問を離れて以下の特殊事情があります。
1)地球温暖化が、国際政治課題となったということ。
2)地球温暖化の影響について、IPCCという組織が、コンセンサスをまとめることにしていること。これは国際政治の政策へ学術部門の研究結果を反映させるためです。

上記の理由から、地球温暖化に、意義を捉える学者が、懐疑論だとか、異端だとか言われていますが、これは、本来の研究の姿から言えば、正常ではありません。

2.地球温暖化防止のための政治について
温暖化防止のため、炭酸ガスの発生量を抑えるということが政治的には、すでに決まっているということです。
本来の政治目的は、人類の大量消費活動を減速させることです。このパラメータとして、炭酸ガスが選ばれたのです。人間の生産活動、森林破壊、地下資源の消費を抑えるパラメータとして、きわめて有効だからです。本音は、温暖化しようが、寒冷化しようがどちらでもいいのです。とにかく、このまま、ほっておいて、世界中が米国並みに、大量消費活動を行ったら、大変なことになるということです。

3.炭酸ガスが増えると温度が上がるのか?
今は、気象学者の多くは、上がると言っています。80年代は下がると言う意見が多かったのです。
最近の研究は、上記1で述べたように、温度が上がるといわないと予算がつかないとか異端扱いされるので、バイアスが入っていますが、とにかく上がるという結果が多くなってきています。

4.温度が上がると問題が生じるのか?
これは、非常に難しい問題です。温度が上がったとき、結果として何が問題なのかということです。
この点についてはIPCCの論文を見てください。なんとも表現できない書き方です。
下記は政策決定者向けに、環境庁がまとめた要約版です。

http://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th/interim-j.pdf

5.私見
温暖化するといいことは以下のような点です。

1)シベリアとカナダの寒帯地域が減少します。世界で第1位と第2位の国ですから影響はいい方向に大きいでしょう。
2)北極海の氷が解けると、アメリカと、ヨーロッパがすごく近くなります。船の輸送費の削減と時間短縮になります。
3)植物の成長速度は速くなります。植物にとって、炭酸ガスは成長に最も必要なものですから。

悪い点は、海面上昇、干ばつの増大、サンゴの死滅など怖い面は多々あります。詳しくは上記のIPCCの報告書を見てください。

この回答への補足

非常に納得のいくご解説で、参考になります。
でも一点だけ、温暖化すると海面が上昇すると言う意味が解りません。
なぜ上昇するのでしょうか?

補足日時:2007/12/31 09:50
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NO.5です。

以下の方のおっしゃる通り、「地球温暖化」に関する因果関係及び有害性に関する理論は、化学的には完全に証明されえないということは事実です。しかし、政治的には、京都議定書をブッシュ政権が批准しえなかったのは、経済的な利害関係を持ち、利潤追求をするアメリカ国内の企業のブッシュ政権に対する圧力(ロビイスト運動)の結果です。オーストラリアが京都議定書を批准しなかったのは、オーストラリア首相がブッシュ政権と親密だからです。すなわち、これらの国々の動機は、純粋に科学的なものではなく、経済的または政治的な利害絡みのものです。「地球温暖化」の因果関係及び有害性が科学的に証明されていないとしても、反証も不十分なわけですから、フジテレビのバラエティ番組のように大丈夫という方向で煽るべきでもないと思います。これは明らかに有害な扇動かつプロパガンダです。以前に無責任にアウシュビッツにガス室はなかったという記事を掲載し、国際的な非難を浴び、廃刊になった雑誌がありましたが、今回の番組もあれと同列です。無責任なプロパガンダは止めるべきです。
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この回答へのお礼

その通りですね。
テレビの影響は大きいですし、
特に日本人は付和雷同しやすいから危険です。
私自身も気をつけます。

お答えありがとうございました。

お礼日時:2007/12/31 20:51

まさに「科学技術」の理解の仕方の大きな問題の一つなのです。



一般の人々は、科学者と言われるような人々が行なっている研究や、その研究成果、成果に対しての信憑性などの情報は、テレビ、新聞、雑誌やインターネットがほとんどの情報入手源だと思います。
テレビは視聴率命。雑誌などは売れてなんぼの世界。とにかく競合している他社より注目されないと、利益の出ない世界の人達が「作った情報」を信用してここでこうやって質問したり、一部で議論されているわけです。
誤解が無いようにするため、「作った情報」とはまったくのでたらめと言う意味ではなく、たとえば科学者の口から出た「~であれば~である。」と言う言葉をマスコミが報道する場合、分かり易く端的な言い方に変えてしまい、本来大切な言葉である「~であれば」の部分を削除してしまうと、「~である。」と言う非常にインパクトのある結論の言葉だけが誇張されたように独り歩きをしていまい、決して間違った情報ではないけど、「~であれば」と言う、ある意味「条件」の部分がない情報が完璧に信用されているというのが実態です。

私は今まで「科学的根拠」、「科学的に実証(証明)された・・・」など、「科学的~」と言う言葉に警鐘を鳴らしています。
なんでもかんでも「科学的に~」と言ったり聞いたりすると、いかにも威厳がありそうでカッコイイと思われているから、間違った情報が氾濫し過ぎているのは事実なのです。
実はこの世には「科学的に証明された現象は、科学的に正しいか?」と言う問いに100パーセント正しいと言える人がいないと言うことです。
「科学」と言うのはあくまで「理論」なのです。常に変化しており、現時点で正しいとされていたものが、明日には新しい理論が発見され、今までのは間違いであった。と言うことが狭い範囲で見れば毎日のようにどこかで繰り返されているものなのです。
「理論」は、この広大な自然を人間が理解し易くするために考え出した、「擬似的」に自然を見る「道具」に過ぎません。ですから現代の科学でも実証できない現象がたくさんあります。これはまだ人類が方法を発見・発明していないだけのことです。「科学的に実証されていない」から「ウソ」と言うわけではないのです。
理論ゆえに、「外乱要因」に対しては見事に弱いのです。
私がよく使うたとえで、今これだけの科学技術がありながら、1週間先の天気だって当たりません。パチンコ玉が、打ち出された後、どういう弾き方をしてどういう経路をたどってどこへ行くか。これを正確に計算、あるいは予測するコンピュータも科学的な技術も、まったくないのです。

一般の人々は、省略された情報や、一部に捏造までされた情報を、「科学」と言う威厳のある言葉に疑うこともせずに信じているだけなのです。
はっきり言って、「温暖化」は何の正しい根拠もない話しと言うのが結論です。

ただ過去の統計から見ると、いろいろな因果関係があって信憑性は高そうですが、ただそれだけなんです。
コンピュータでシミュレーションした結果?。そのコンピュータにどんなデータを入れたのか誰か説明していましたか?。どんなデータを入れても温暖化が進むようなデータしか入れてないのでは?。温暖化が進むことで、温暖化を阻止する側に回る自然現象があるかも知れませんし、未知のものがまだまだ存在すると考える方が自然なのに、安易に温暖化が進むようにデータを入れているだけ。明日の天気も当たらないのに、良く数年後が予測できますねェと言いたい。

「風が吹けば桶屋が儲かる」と言う言葉があるように、世の中の自然現象は、非常に些細な事柄が非常に複雑に絡み合って、1秒後、2秒後、1日後、1ヵ月後と結果を作っています。そういった「外乱」をデータとしてすべてコンピュータに入力することは不可能です。
昨日フランスの小さな街で生まれた赤ちゃんが、くしゃみをするかしないかで、あなたの今夜のおかずが、エビフライになるかお茶漬けになるか、ここまで自然の因果関係は複雑怪奇なものなんです。

確かに地球の平均気温は上がっているのは事実のようです。でもこれが本当にCO2増加によるもので、世界の人が怯えているところの「温暖化」の現象なのかどうかを理論的に実証した人はいませんよ。
恐らく過去のデータを見て、実験室の小さな箱の中での実験の結果を「地球モデル」にして予測しただけのことで、確実にこういう理論で気温は上昇するが、○○と言う阻止機能が働き、上昇はここまでで抑えられる。と言う具体的なものがない限り、「予想」に過ぎません。
予想だから、ちゃんとした根拠がないから「科学者」と言えども、みんな言い方がバラバラなんです。まぁ、自然なことですが。

人類には地球上でもまだ未知のものがたくさんあります。発見されていないものもたくさんあります。それらのものがどう複雑に絡み合ってどのような結果を生むかはまったくの未知数なのです。

今言えるのは、確実に気温は上昇している。だけです。
あえてここで「科学的」と言う言葉を使うと、
「科学的には、地球温暖化も実証されていないし、仮に温暖化に進むとしても、人類にとって又は地球環境や他の生命にとって、問題となるのかならないのかは現時点ではまったくわからない。しかし今までに得られたデータを、極限られた条件として考慮すると、気温は上昇する傾向にある。」と言うのが、現時点での科学的結論になるはずです。
不安定要因がたくさんある中で、誰も断定できる人はいません。

だれもCO2が原因の地球規模の温暖化で、命の危険にさらされた経験のある人なんていないのだから、すべてにおいて「断定的」な表現は慎むべきと思います。
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この回答へのお礼

解りやすいご説明を頂き、ありがとうございます。

確かに、今日の大阪は一日中晴天で、天気予報は外れました。

お礼日時:2007/12/31 20:44

No.3です。



海面上昇は、現時点ではおこっています。

90年初頭は南極の氷が解けることを心配していました。南極は数千メートルの氷の厚さがあるので、これが解けると数十メートル海水面が上昇すると考えられていました。フロリダがなくなるとか、マンハッタンが消えるとかいろんな話が昔はありました。しかしながら、南極の温度上昇がそれほどでもなく、今は北極の氷の溶解が大きいことが分かりました。北極海の氷は海水に浮かんでいますから、理科の教科書にも載っているように溶解しても、水面は変わりません。

今、海水面が上がっている理由といて考えられているのは、いくつかあります。詳しくは、IPCCの下記の論文を見てください。英文でとてもでないけど読みきれませんが、幸いなことに、375ページに分かりやすい絵が描いてあります。それぞれの要因(グリーンランドの氷の溶解、カナダの永久凍土、山岳部の氷河、氷棚の影響)についてはところどころに分かりやすい絵が入っています。
最近の、海面上昇については、これを理解することが、今のところ、一番基本だと思います。

http://www.ipcc.ch/pdf/assessment-report/ar4/wg1 …

但し、大変なので、分かりやすく直感的に説明したものが、環境省から出ています。このプレゼンテーション資料の16ページに年間3.1mm上昇したとの最近の観測結果が示されています。その根拠と考えられている、氷床の溶解のデータが19ページにあります。

http://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th/wg1_gaiyo.pdf

見ていただけると分かるように、海面上昇の原因は非常に複雑です。上昇要因もありますし、減少要因もあります。海面上昇は簡単だと思われていたのですが、それでも複雑です。他の分野についてはもっと複雑で難解です。これから、研究が進んでいくのだと思います。

前にも書きましたが、国際的なCO2削減の目的は、地球温暖化でもなく、海面上昇でもありません。

本当にやらなければいけないのは、産業革命以降進んできた、大量消費社会の成長を転換させることです。そして、大量消費をやめさせなければ、人間の生存にとって必要な環境が破壊される。森林も破壊され、地下資源は枯渇し大変なことがおこるだろうという危惧があるからです。

そして、人間の生産消費活動を定量的に把握する指標(パラメータ)としてCO2の削減が決まったのです。
CO2で地球が少し温暖化しても、海水面が世紀末に20cm位上昇しても、地球人類への影響は、少ないかもしれません。しかし、人間の生産消費活動による破壊はもっと深刻なのです。そのためには何が何でもCO2は下げなければならないのです。
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この回答へのお礼

丁寧にご説明を頂き、ありがとうございます。
昨日テレビに出演していた科学者のご意見は誤解を受けそうなものでしたね。

それにしても、日本政府は二酸化炭素削減に努力していないように感じます。
環境税などを課税するべきだと思うのですが・・・

お礼日時:2007/12/31 20:32

フジテレビのさんまのバラエティ番組で「地球温暖化による地球の危機」は、全く問題がないように茶化されいたが、真剣で真実な議論だとは思わない。

京都議定書だって、先進国では、アメリカとそれにへつらう前首相のオーストラリアが批准しなかっただけだ(現オーストラリア首相が批准しないかどうかは非常に疑問)。国連を中心に地球温暖化対策が真剣に議論されている。別に正確な自然科学の理論を持ち出さなくても、我々の日々の日常生活が地球温暖化の危機を感じさせている。例えば、異常気象、台風の巨大化、北極の氷の消失、など。バラエティ番組の評論家の理論で明らかに間違っているもの:北極の氷は、すべてが海氷ではない。陸地に接岸した永久氷が溶ければ、海水面は上昇する。:30年周期の温暖化と今回の温暖化は同一ではない。18世紀後半の産業革命以来、明らかに地球大気に含まれる二酸化炭素の割合は増加し、地球気温は急激かつ不可逆的に上昇している。:地球温暖化と二酸化炭素の増加の因果関係及び地球温暖化の有害性は科学的に証明されていないというが、自然科学で100%確実な証明などほとんどあり得ない。蓋然性があれば、真剣に受け止める理由がある。地球温暖化と二酸化炭素の増加の因果関係及び地球温暖化の有害性を科学的に証明するよりも、人類の滅亡の方が早いのでは・・・?

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83% …
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この回答へのお礼

そうですか、やはり温暖化は深刻な問題なのですね。

お答えありがとうございました。

お礼日時:2007/12/31 10:15

フジテレビでやっていたバライティ番組を見てのことだと思いますが、問題ないという事をいっているのではなく、科学的ではないのではないかという主張です。


地球温暖化問題は最先端の科学的アプローチを持ってしても、断定的な答えを導きだす事ができずにいます。番組で話されていた事は逆説的な面が多く、「Aのような主張程度でを認めるのなら、Bだってありだろう」といったようなものです。

現在の環境問題はざっくりいってしまえば天気予報のようなものです。
現在では明日の天気や災害の伴う台風などはかなり確率で予報できるようになりました。しかし一週間後の天気予報はかなり困難で、今でも週間天気予報はほとんど当てになりません。ある一面において未来予測・予言的な部分があるので、最終的には誰にもわからないという話です。

ただ見ていてかなりの大ボラ吹きがいましたが、例えばワリバシ等々をもっと使えば日本の植林問題が解決するなんて100%あり得ない話で、番組ではVTR付きで説明されていましたが、まぁバライティ番組で笑ってくれという事なのでしょう。話半分で冗談として話をしている部分がいっぱいあるという感じでしたね。
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この回答へのお礼

こういう番組は、話半分として見るべきなのですね。

お答えありがとうございました。

お礼日時:2007/12/31 10:11

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0701/31/n …
上記サイトでは、
北米では、温暖化を「非常に深刻」ととらえる人が43%にとどまる上、12%が「地球温暖化について聞いたことがない」と回答
と、あります。

相当深刻な問題でとても正論とは思えません。
これに対するアメリカの鈍さが問われます。
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この回答へのお礼

日本では殆どの人が地球温暖化という言葉を知っているのに、
アメリカでは12パーセントもの人が知らないのですか。

お答えありがとうございました。

お礼日時:2007/12/31 10:01

正論とは思いません。

アメリカ産業界の御用学者だと思います。

この回答への補足

二酸化炭素の排出を6%削減しても殆ど環境に影響はないという事でしたが・・・

補足日時:2007/12/30 23:42
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この回答へのお礼

お答えありがとうございます。

でも私はアメリカの主張にも一理ありと思うのですが・・・
現に、議定書に賛成した日本では目標を達成できそうにありません。

お礼日時:2007/12/31 09:57

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