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古語の「かなし」は「愛らしい・愛しい・可愛い」の意味ですが、
では、古語で「悲しい・哀しい」の意味の言葉は何でしょうか?

古語の「おはれ・あわれ」は「しみじみと感傷的な気持ち」の意味なので「悲しい・哀しい」とは違うし。

古語で「悲しい・哀しい」の意味の言葉は何なのでしょうか?

回答お願いします。

A 回答 (1件)

こんにちは。

7/17の外国語のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。

ご質問1:
<古語の「おはれ・あわれ」は「しみじみと感傷的な気持ち」の意味なので「悲しい・哀しい」とは違うし。>

1.「あはれ」にも「悲しい」の意味はありますよ。
例:
「よろしき事にだに、かかる別れの悲しからぬはなきわざなるを、あはれに(悲しく)いうかひなし」(源氏物語・桐壺)

2.用言化した「あはれがる」にも「悲しく思う」の用法はあります。
例:
「(天皇はかぐや姫の手紙を)ひろげてご覧じて、いといたくあはらせ給ひて(悲しく思し召して)、ものも聞こし召さず」(竹取物語)


ご質問2:
<古語で「悲しい・哀しい」の意味の言葉は何なのでしょうか?>

上記の「あはれ」のほかに下記のような形容詞もあります。

1.つらし:
意味は「心に苦痛を感じる」「悲しい」
例:
「契りけむ心ぞつらき七夕の年にひとたび逢ふは逢ふかは」(古今・秋上)

2.嘆かし(なげかし):
意味は「嘆かわしい」「悲しい」
例:
「嘆かしうおぼしわたる」(源氏物語・桐壺)

3.痛む:
意味は「強く悲しむ」「心痛する」
例:
「億計王痛み嘆きて」(顕宗紀・傍訓)

4.心憂し:
意味は「悲しい」「なさけない」「つらい」「苦しい」
例:
「わが容貌の醜くあさましきことを、あまりに心憂く覚えて」(徒然草・134)

5.心悲し:
意味は「心に悲しいと思う」「うら悲しい」
例:
「心悲しく夢に見えつる」(万葉集15・3639)

6.その他、心ぐし、心ぐみなども「つらい」「悲しい」の意味があります。

などなど、探せばいろいろあります。
以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。

「つらし」がありましたね。
この「つらい」は悲しいの関西方言だと思っていました。
他にも「嘆く」、「心痛い」、「憂う」、「心苦しい」など
確かに現在でも使われています。

納得できました。ありがとうございました。

お礼日時:2008/01/04 12:25

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