参考書にこんな説明がありました。↓
no+比較級M+than=as+Mの反意語の原級+as
よって、
1,He is no younger than I am. この文は、
=He is as old as I am.とすることができると思います。
で、意味は、as old asだから「彼は私と同じくらい年をとっている」になると思ったんですが、違うといわれました。as old asは「年をとっている」と言っているのではなく「年が同じだ」と言っているだけなのだそうです。よって、「彼と私は年が同じだ」という訳になるそうです。
でもこんな文もありました。
2,He is no bigger than a thumb.
=He is as small as a thumb.
意味は、「彼は、親指と同じくらい小さい」になるそうです。no biggerは「大きいどころか小さい」という意味を含むそうです。
どうして2の文では「小さい」と言えるのに1の文では「年をとっている」と言えないのでしょうか?同じ構造の文なのに意味の捉え方が違うのが疑問です。
教えてください。
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
話し手[あるいは、書き手]の認識(=「前提」(presupposition))が関わっているように思います。
具体的には、比較されているもの(特に、文1での自分の年齢)に対する、話し手[あるいは、書き手]の認識(前提)がポイントだと思います。その認識(前提)によっては、kirara826さんの文1に対する解釈も正しい場合がありえる、と考えます。
(1)
まず、
文1 He is no younger than I am.
で考えてみましょう。
話し手[あるいは、書き手]の認識(前提)は、聞き手[読み手]は彼が私よりも年下であると予想[期待]している、と捉えているわけです。この文1は、話し手[あるいは、書き手]は、その予想[期待]に対して、そんなことはない、実はちっとも年下なんかではない、同じ年齢だ、と言っているのです。
今度は、比べられている方(= than の後に来るもの)に対する話し手[あるいは、書き手]の認識(前提)について考えてみましょう。この点は、話し手[書き手]が自分の年齢に対してどういう認識(前提)を持っているかについて複数の可能性があります。以下にニュアンスに違いを生む2つの場合を考えてみます。
1.話し手[書き手]が、もし仮にただ単に中立的に自分の年齢と比べている(つまり、自分が年寄りだという認識をもっていない)場合なら、「彼は自分と比べて、ちっとも若いわけではない」、つまり、「年が同じだ」と言っているわけです。
2.話し手[書き手]が、もし仮に「自分は年寄りである」という認識を前提としてもっている場合なら、「彼はこの年寄りの私と比べて、ちっとも若いわけではない」、つまり、私程度の年寄りだ、つまりkirara826さんの解釈(=「彼は私と同じくらい年をとっている」)となるわけです。
ご回答#5でご説明のあった、形容詞oldの2つの用法とのかかわりで言えば、
1が、「年齢」を尺度(目盛り)として示す用法で、「……という年齢」
2が、(「若い」に対立する)「年をとっている=高齢」、
の意味で用いられているわけです。
(2)
文2 He is no bigger than a thumb.
ではどうでしょう。
話し手[あるいは、書き手]の認識(前提)は、聞き手[読み手]は彼が親指よりも小さいと予想[期待]している、と捉えているわけです。(ここに登場する「彼」がいったいどういう人、あるいは物なのかは不明ですが、ひょっとして一寸法師?) この予想[期待]に対して、話し手[あるいは、書き手]は、そんなことはない、実はちっとも大きくない、と言っているのです。
上の(1)の場合と同様に、比べられている方に対する話し手[あるいは、書き手]の認識(前提)についても考えてみましょう。親指はふつう小さいもの、という前提がありますので、彼はあの小さな親指ほどの小さいものと比べてもちっとも大きくなく、その程度の大きさしかない、つまり「彼は、親指と同じくらい小さい」となるわけです。
ここでの形容詞bigの用法についてふれますと、
(「小さい」に対立する)「大きい」ではなく、「大きさ」を尺度(目盛り)として示す用法、
として用いられているわけです。
(3)
以上のように文2に関しては解釈はほぼこの1つしかないと思いますが、文1については少なくとも2つの解釈があるわけです。
文1に関して、kirara826さんに、「違う」、「as old asは『年をとっている』と言っているのではなく『年が同じだ』と言っているだけ」とおっしゃる方は、(1)の2の解釈を取っているわけです。
しかし、当然1の解釈もありえるわけで、その場合にはkirara826さんの文1に対する解釈も正しいものとなると言えると考えます。
No.10
- 回答日時:
いろいろな説明があって、何が正しいのかわかりませんが、参考までに。
『表現のための実践ロイヤル英文法』の 494ページに以下の記述があります。
Mary is as tall as Jane.(メアリーは背丈がジェーンと同じだ)
これでは, ただ身長が同じだというだけで,「2人とも背が高い」という意味合いはない。しかし, 次のように, 比較の対象に, 明らかに背の高いとわかる物 [人] を引き合いに出すと,「同じくらい背が高い」の意味になる。
Mary is as tall as Sharapova.
(メアリーはシャラポワと同じくらい背が高い)
一方, tallと逆の意味を表す short(背が低い)のような語は,<as ~ as>で比較すると, 必ず,「…と同じくらい背が低い」という文字どおりの意味になる。
なるほど・・・old, tallなどの形容詞はthanの後にくる語によって意味が変わってくる、と考えていいということですね。
ありがとうございました。
No.9
- 回答日時:
>as old asだから「彼は私と同じくらい年をとっている」になると思ったんですが、違うといわれました。
>意味は、「彼は、親指と同じくらい小さい」になるそうです。
こちらはどなたに言われた、あるいはどの参考書に書かれていましたか。
言われた方の説明が悪いか、質問者が誤解してしまったか、参考書の説明が悪いか、質問者が参考書の内容を誤解しているか、のどれかだと思います。
比較とはAとBを比較しているに過ぎないという根本からもう一度出発してください。
インターネットで聞いたり塾の文法書に書いてあったものなんですが・・・私の捉え方が悪かったんでしょうか?
ご解答いただきありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
>○ ただし、同じ【英々辞典】でも、「no+形容詞+名詞」については、「反対の意味の形容詞+名詞」という書き換えの例が数多く示されてはいます。
(この用法と「比較級」の前に置かれる用法が、日本人の言語学者や日本の辞書の編集者に混同されている可能性もありますが・・・。)○ 後半の( )内の部分を訂正します。
→ (「形容詞+名詞」の前に「no」が置かれる用法と「比較級」の前に「no」が置かれる用法は、考え方の基本が同じものだと考えられます。)
○ 「no+比較級+than」には、次のような例があります。
※「no better than ...」
→「(良くないものと比べて)同じくらい良くない。」
※「no less than ...」
→「(多いものと比べて)同じくらい多い。」
※「no more than ...」
→「(少ないものと比べて)同じくらい少ない。」
→「・・・しかない。」
※「no younger than ...」
→「(高齢者と比べて)同じくらい高齢である。」
○ 同じことの繰り返しになってしまいますが、「He is no younger than I am.」と「He is as old as I am.」という2つの英文は、一致する【部分はある】けれども、【全く】同じ意味であるとは言えません。「私自身が『高齢』であるという前提条件がある場合にのみ、「=」の関係が成立すると言うしかないようです。普通は、「old、「tall」、「big」などが用いられた「no+比較級+than」の英文において、このような書き換えはしない方が良いのではないかと思われます。どうしても書き換えたければ、前回示したような「I am old. He is (about) the same age as me.」という英文が良いのではないでしょうか。
すみません追加質問ですが・・・
1,He is no younger than I am.と
2,He is not any younger than I am.は同じ意味になると
教えてもらったのですが、1が「彼は私と同じくらい高齢である」という意味になるということは、2の文も同じ意味でとらえていいのでしょうか?
No.6
- 回答日時:
>どうして2の文では「小さい」と言えるのに1の文では「年をとっている」と言えないのでしょうか?同じ構造の文なのに意味の捉え方が違うのが疑問です。
○ まず、形容詞の持っている意味について考えてみましょう。「young」、「short」、「small」などの形容詞は「as ... as ~」の構文で用いても、その形容詞が本来持っている意味が消えることはありません。すなわち、「同じくらい若い」、「同じくらい背が低い」、「同じくらい小さい」という意味になります。
○ これに反して、「old」、「tall」、「big」などの形容詞が「as ... as ~」の英文の中で用いられると、「高齢の」、「背が高い」、「大きな」という「プラス」の意味が消えてしまい、「(高齢か若いかは別にして)同じくらいの年齢」、「(背が高いか低いかは別にして)同じくらいに背の高さ」、「(大きいか小さいかは別にして)同じくらいの大きさ」という「プラス・マイナス0」の意味になります。
○ したがって、お尋ねの英文の「He is as old as I am.」は「彼は私と(高齢か若いかは別にして)同じくらいの年齢である。」という意味を表すことになります。
○ また、「no+younger+than ...」は「・・・と同じくらい【高齢】である。」という意味を表すと考えられます。
○ したがって、「He is no younger than I am.」の英文と「He is as old as I am.」の英文と厳密に比較すると、質問者の方が言われるように、若干の意味のずれが生じることになります。
○ しかし、「私も彼も高齢である」という点を除けば、両者には一致する部分があります。「同じくらい・・・である。」という点です。
○ 言いかえれば、前者が持っている「私も彼も高齢である」という意味を後者が持っていないだけで、後者が持っている「同じくらいの年齢である」という意味を前者が持っていない訳ではありません。したがって2つの英文が全く異なる英文であるわけでもなさそうです。
○ しかし、全く同じ意味を持つ英文に書き換えたいならば、無理に「as ... as ~」の構文は使わずに次のように書き換える方が良いのかもしれません。
※ He is no younger than I am.
→ I am old. He is the same age as me.
○ 書き換えは、あくまで理解の助けになるためのもので意識しすぎない方がよいでしょう。ちなみに、いくつかの【英々辞典】を調べてみると「比較級」の前に置かれた「no」については、「not ... at all」や「 in no respect」という意味が記されているだけで、書き換えた「同意文」などは全く示されていません。(日本の辞書や文法書では、多くの書き換えが出ていますね。日本人が親切なのでしょうか。)
○ ただし、同じ【英々辞典】でも、「no+形容詞+名詞」については、「反対の意味の形容詞+名詞」という書き換えの例が数多く示されてはいます。(この用法と「比較級」の前に置かれる用法が、日本人の言語学者や日本の辞書の編集者に混同されている可能性もありますが・・・。)
※ 「no bad thing」 → 「a good thing」
※ 「She is no fool」 → 「She is intelligent.」
○ 少しでも参考になれば幸いに思います。
No.5
- 回答日時:
これは、形容詞の問題です。
今、as ... as の ... が形容詞として考えます。(副詞でも同じですが……。)
反対語のある形容詞、
例えば、
old ←→ young
big ←→ small
tall ←→ short
などで、+イメージの形容詞(old, big, tall) とーイメージの形容詞(young, small, short) に区別できるケースがほとんどだと思います。
(+ーというのは、優劣ではなく、目盛りに換算したとき、+側か、ー側かの違いです。)
-----------------------------------
そして、ほとんどの場合(例外はないのではと思いますが……)+側のイメージを持つ形容詞は、その数値を尋ねる形で使えます。
How old...?
How big...?
How tall...?
また、
He is twenty years old.
He is six feet tall.
など、数値+形容詞(単位)として使える場合も多いです。
このとき、
old は、「年をとっている=高齢」の意味ではなく、「……という年齢」の意味になります。
big も、「大きい」ではなく、「……という程度の大きさ」のような意味になります。
tall も、「背が高い」ではなく、「……という程度の背丈」のような意味になります。
つまり、意味的に、ニュートラルなんです。
だから、18ヶ月の赤ちゃんどうしを比べても、
This baby boy is eighteen months old.
That baby girl is eighteen months old.
This baby boy is as old.(同じくらいの年齢)
That baby girl is as old.
This baby boy is as old as that baby girl (is).
と、なります。
-----------------------------------
一方、as young as / as small as / as short as
など、ーイメージの形容詞の場合、後ろの as の後ろに来る名詞が、young, small, short である前提が、話し手、聞き手の間に成り立っているケースです。
This is as small as a matchbox.
この前提が成り立っているなら、
How young...?
How small...?
How short...?
も、あり得ます。
-----------------------------------
もちろん、as old as / as big as / as tall as
で、as の後ろに来る名詞が、old, big, tall である前提が成り立つなら、
She is as old as your grandfather.
「同じくらいの年齢=高齢」の意味に取れる場合もあると思います。
She is so old as your grandfather.
なら、so old に強制が置かれ、その意味(高齢)が強調されると思います。(通例、否定文/疑問文で使われますが、この「前提」が成り立つなら肯定文で可。)
以上、少しでもお役に立てたでしょうか?★★
No.4
- 回答日時:
young 若い
old 高齢の
比較構文で使われる young、old は上のような意味ではないのです。
young (誰かと比べて)年下の
old (誰かと比べて)年上の
という意味になります
太郎と次郎が二人とも二歳なら
Taro is as old as Jiro. となります。この old には高齢の という意味はありません
No.3
- 回答日時:
すみませんNO.2です。
考えたのですが、He is as old as I am.
の訳として、「彼は私と同程度、高齢だ」という訳があるでしょうね。
それはoldに「何歳だ」という意味と「高齢だ、老人だ」という両方の意味があるので、後者の意味でas~asを使っていけないはずはないと思います。
問題は、He is no younger than I am.のほうで、これはひょっとすると、同年齢だという訳しかないような気もします(ことによると、そのほかに「彼は私がもはや若くないと同様に若くない」という意味があるのかもしれませんが、自信がありません)。
すみませんもっとよく考えてから書き込みするべきでした。
No.2
- 回答日時:
NO.1の方がおっしゃているとおりで、これは、no+比較級やas+原形+asの問題ではなく、oldというコトバの理解の問題であろうと思います。
もしも、He is four years old.を「彼は4歳、年をとっている」という訳が日本語としてOKとするなら、おっしゃる例文の訳も「彼は私と同じくらい年をとっている」でOKということになります。
もし、He is four years old.の訳がそれではだめで「彼は4歳だ」としないと間違いだという立場であれば、おっしゃる例文も「彼と私は年が同じだ」と訳すべきものと思います。
これはno+比較級の問題ではなかろうと思います。
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