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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83% …
の読後感が不鮮明なのでお訊ねします(考古学の領域なのか?と心配ですが)。

1 もともとのアッカド語は口語のみで文字はなかったと読んでよいですか。
2アッカド語を文字で表現するためには音素文字が必要だったと理解してよいですか。
3シュメール文字を用いてアッカド語を表記する困難は仮名(音節文字?)を用いて英語(音素文字?)を表記する困難と同一と考えてよいですか。

よろしくお願いいたします。1、2、3に誤りのないときの解説の有無は、お任せします。

A 回答 (1件)

1.はい。


古代メソポタミアでシュメール語の表記にくさび形文字が使われ始めたのが紀元前3200年頃、その数百年後にアッカド語を話す人々がやってきて、この文字はいいと採用したのが紀元前2500年頃。

とにかく、シュメール文字(と、それに先立つウルク文字)は、もっとも古い文字のひとつですから。


2.いいえ。
どんな文字にも一長一短があり、ある言語を過不足なく表記できる文字は存在しません。
シュメール文字(およびアッカド文字)は意味と発音を同時に表す「表語文字」です。漢字と同じです。
たとえば、「口」を表す文字は「口」という意味と同時に /ka/ という発音も表していました。漢字の「口」も「口」という意味と同時に(音読みで) /koo/ という発音も表しますね。

さて、漢字は中国語表記に最適だといわれますが、孤立語です。
シュメール文字はシュメール語表記のための文字ですが、膠着語です。
同じような特徴を持つ文字なのにね。

アッカド語は屈折語ですが、要は屈折する箇所を表音表記すればいい。楔形文字も発音を表せるわけだから、ちょっと工夫すればいいだけの話です。うまくやれば、表語文字と表音文字のいいところどりができます。これはまさに日本語の表記で、漢字と仮名(万葉仮名を含む)を同時に使うというのと同じ発想です。


3.はいであり、いいえでもある。
シュメール語を話す人々と、アッカドを話す人々はずっと一緒に暮らしていました。文字も共通です。互いに影響を与えあい、発音はかなり似てしまいました。たとえば、アッカド語に元々あった音がなくなってしまったりとか。

これに対して、英語と日本語では文法体系も発音も違いすぎて、英語を仮名文字で表記することはできません。むしろ漢字ならいけるかもしれません。
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この回答へのお礼

1に関して
分かりました。

2 に関して
質問をした時点ではシュメール語には、多数の表音文字(表語ではない、つまり仮名状の文字)の中に、ぱらぱらと表語文字(象形文字)が含まれているという理解をしていました。ちょうど今日の平仮名主体に漢字が少し混じった日本文の状態をイメージしていました。ご回答を頂いた結果、印象が変わりました。
シュメール文字は楔形文字で、しかも(ほとんどか全ての文字が)「表語文字」だったと理解しました。こう考えるとご回答の2に納得がいきます。

3に関して
質問をした時点では考えが抜け落ちていました。英文を日本文字で「あい あむ あ すちゅうでんと」と書き表すことの容易さ、困難さしか考慮していませんでした。音素文字云々が登場した所以です。音を表すのに容易であろうと困難であろうと、これでは目で見て意味が伝わらないのですから書き言葉にはなっていません。ご回答を戴いた今は同音異字が大量にあるし新たな文字も開発し易いので
>>むしろ漢字ならいけるかもしれません。
この意味を理解できました。

2に関しては正しく受け取れたか否か心配です。許容範囲に入っていない場合はご面倒でも訂正方をお願いします。急ぎません。
有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。

お礼日時:2008/04/12 13:57

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