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生物でミクロメーターを使い方を調べています。
そこで、「対物ミクロメーターをプレパラートと重ねて測定しないのはなぜか?」という質問をさせていただきたいとおもいます。
プレパラート上のものがうまく観察できなくなるからでしょうか?
だとしたら具体的になぜでしょうか?(気泡が入るだのといった具体的な理由をお教えください。)

A 回答 (1件)

こんばんは。



対物ミクロメーターの上に、スライドグラス/資料/カバーグラスを重ね、ミクロメーターの「目盛り」の部分を物差しのようにして使うという意味でしょうか?

その場合は、資料面とグリッドとを同時に観察する事ができなくなるからです。資料面にピントを合わせると、グリッドにはピントが合わず、グリッドにピントを合わせると、資料面にはピントが合いません。

また、対物レンズの設計上、カバーグラスの厚みは0,17mmを想定している場合が多いです。補正環を備えたものですと、カバーグラスの材質(屈折率)と厚みの違いに、ある範囲で対応できますが、スライドグラスのような厚さのものには対応できません。従ってグリッドにフォーカスした場合の見え味が劣る事になります。これは高倍率であればあるほど、開口数が大きくなればなるほど顕著に見られます。

対物ミクロメーターは、血球計算盤と同じような使い方になります。グリッドにはまりにくい資料の場合は、相対的な測定方法になりますが、接眼ミクロメーターの方が機能的かも知れません。
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この回答へのお礼

たいへん参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/05/13 18:34

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