35歳、腎臓癌。手術までに出来ることは？

友人の話です。
職業柄不規則な生活になりやすく激務であると思います。飲酒喫煙をします。現在は独身です。３月の健康診断で腎臓に陰が見つかり、４月末にＭＲＩ等の精密検査の後、２センチ程度の腫瘍が確認されました。
医者からはほぼ間違いなく癌であると宣告され６月末に手術するそうです。

そこで質問です。

１、若いうちの癌は進行も早いと聞きます。４月末に癌が確定したのに２ヶ月も手術まで時間が空くのは長くないでしょうか？何らか早める事は出来ないのでしょうか？

２，手術まで少しでも進行を遅くするためにはどうすれば良いでしょう？

３、手術前、手術後、友人として彼にしてあげられることは何でしょう？

今まで家族に癌にかかった者もおらず、癌患者がどのような心理状態になるのか、何を欲するのかがよく分かりません。とりあえず禁煙と仕事は手術まで休むよう進言しています。
ご家族が癌に罹った経験のある方、医療関係の方、その他アイディアがあればどなたでもお知恵を貸して下さい。
世話になった友人なので出来うる限りのことをしたいと思っています。

No.2 回答者： sodenosita 回答日時： 2008/05/03 14:27

1.一般論としてはおっしゃるとおりですが、よくあるタイプの腎臓がんは非常に進行が遅いです。

年単位でも大きくならないこともわりとよくあります。2cmくらいの大きさならば、きわめて早期の腎臓癌です。専門的なことを言えば、腫瘍の大きさが2cmも4cmも同じ病期になります。
早くする方法は、非合法的で、非倫理的な方法くらいではないかと思います。すなわち、コネや金でしかないでしょう。
2.栄養を取り、良眠をとる。ストレスの少ない環境に身をおく。一般的に言われる「健康的な生活」を送って、免疫力を高めるというのが一番よいと思います。
3.友人が望むときに手を差し伸べてあげることだと思います。病気のこと、とくに癌などの病気はきわめてプライベートなことです。親友であっても、知られたくないこともあると思います。また、病気に悩むときでは、たとえ親友の手助けであってもうっとうしく感じたり、惨めに感じることもあります。そんなときでも見守ってあげて、友人が望む時に手を差し伸べてあげる「待ちの姿勢」もよいのではないかと思います。

この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。専門家の方にご意見をいただけてとても参考になりました。
進行が遅い可能性があることを知り希望がわきました。どんなタイプの癌かはわかりませんが良いように考えて、進行が遅くあるよう祈ろうと思います。
とにかく何かをしなければとばかり考えていましたが、「見守る」というのも大切ですね。鬱陶しくならないことを意識しながらコンタクトを取っていきます。はやり他者の視点でご意見を頂けていろいろと気づくことができました。ありがとうございます。

お礼日時：2008/05/05 11:20

No.1 回答者： kedamaru 回答日時： 2008/05/02 19:42

若いうちの癌が進行が早いのは確かです。

新陳代謝が良いために癌細胞が育つのも早いんですね。で質問にお答えします。

１．単純に順番待ちです。ついでに早める方法は、「政治的な力が働く病院で、政治力を使う」しかありません。
http://www.ncc.go.jp/jp/ncch/consultation/machij …
仮にがんセンターの時間待ちのURLを貼っておきました。こんな感じです。

２．残念ですが、それが判ればみんなそれをやっています。あえて言うなら心穏やかに過ごせるようにすることでしょうか。仕事に関してはやってもやらなくても同じなので、精神的にまぎれる分だけ仕事をしても良いと思います。癌は部分的に悪いだけで、日常生活には何ら支障をきたさないのです。痛みもないですしね。

３．今までと変わらず、そばにいてあげてください。手術前はそうでもないと思いますが、手術後の抗がん剤治療時、本当に心が病みます。
抗がん剤の副作用の苦しみ、何でおれがこんな目に遭わなければならないのか？今後の自分の人生は？若ければ若いほどこの思いは強くなります。あなたにひどいことを言ったり、もう死にたいと鬱病にかかったりします。ちょっとウソを書きました。鬱病になります。間違いなくなります。若ければ若いほど強く深い鬱になります。これだけはどうしようもありません。時間と開き直りしか解決できません。
そんな時、そばに誰かがいて、話を聞いてくれるだけでいいのです。「がんばれ！負けるな！」みたいな言葉は不要です。癌患者はこれから一生癌と付き合っていかねばなりません。仮に退院しても月に1回の血液検査、3か月に1回のＣＴが何年にもわたって続きます。今一瞬頑張ったからといってどうなるものでもないです。むしろ癌とともに生きる覚悟が必要なのです。心のケアは家族に任せて、あなたはたまに見舞いに行ってあげるくらいでいいと思います。

ＰＳ
アドバイスとしては、普通の病院ではなく癌を専門（もしくはメイン）にしている病院をオススメします。一般の病院だと、癌でない患者と時を同じくします。その際に「あの人若いのに癌ですって、可哀想に」という言葉を聞き続けると、本当に精神的に耐えられなくなるそうです。
がんセンターは癌患者以外いないわけで、老いも若きも関係なく「おまえどこ？俺は胃」みたいなノリで非常に楽です。

今から変えられるのか？というところはありますが、そういうところもアドバイスしてあげてみてはいかがでしょうか。
32歳で癌を患った男からのアドバイスでした。

この回答へのお礼

ご自身の体験からのご回答でとても参考になりました。ありがとうございます。kedamaruさんは今はお身体の調子はいかがでしょうか？

術前よりも術後が大変なんですね…確かに若いほど不条理に感じるだろうと思います。というか自分の身に降りかかったら確実に精神に変調をきたしますね。kedamaruさんのアドバイスを参考になるべく見舞いに行こうと思います。

それと、みんな同じ病気で待っているのだから待つしかないんでしょうね。頭では分かりますが「進行の遅い高齢者は飛ばして手術をして欲しい」と思ってしまう自分もいます。何かあがくことが出来ないかと悶々としています。

お礼日時：2008/05/02 20:29