重要なお知らせ

「教えて! goo」は2025年9月17日(水)をもちまして、サービスを終了いたします。詳細はこちら>

電子書籍の厳選無料作品が豊富!

 しる〔知る〕(しらす、しらしめす、しろしめす)には、「治める」という意味がありますが、これは日本語(大和言葉)に古くからある用法なのでしょうか。それとも漢字の伝来以降に用いられるようになった、「漢字の『知』(中国語)」に由来するものなのでしょうか。

 「学研漢和大辞典」では、「知」の五番目に

   (動詞・名詞)州・県の役所の仕事をよく心得ている。また、そのような人。
   主任や地方の長官。「知事」「知県(県長)」

という項目がありますが、「治める」という意味での単独の動詞としての項目はありません。(『大漢和』は今近くにないので、未調査です。ネットの「語源由来辞典」の「知事」の項〈 http://gogen-allguide.com/ti/chiji.html 〉は見ました。)


 同じく学研の古語辞典では「知る」の項には、

   (二)は、知るということがそれを支配することにつながる意味で
   古語「知る」を理解するポイントである。

との注記があり、

  (二)(1)治める。統治する。(2)所有する。領有する。

とあります。『大辞泉』『大辞林』などでは(1)の用例として、『古事記』の例文を挙げてあります。
 なんとなく、漢字の伝来よりも前から日本語にある用法のようにも思うのですが、ご存じの方、お教え願います。

A 回答 (1件)

「知る/領る」については、以下のURLを参考にしてみてください。



http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%C3%CE …

「治める」という意味では、本来は「しる」に「領る」の漢字をあてていたようです。

以下のURLの内容が、あなたの知りたいことの答えを導いてくれるように思います。参考にしてみてください。

 http://www.eonet.ne.jp/~shiyokkyo/jugyo/wago.htm

もともと、和語として「しる」があったと考えて間違いないかと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 お礼が遅くなりました。貴重な情報ありがとうございました。

 後者のサイトは興味深い内容で、自分ではたどり着いていませんでした。お教えいただいてうれしく思いました。

 日本語の成立については、分からないことも多いのだろうと推測しますが、全体的には、日本語と言えるものが出来上がった後のある時点で、中国語(や漢字)が影響を与え始めたと考えるよりは、日本語の形成自体に中国系の人々(範囲は広いですが)が少しずつかかわっていたと考える方がいいような気もします。(あれこれ調べたわけではないので、まったくの憶測です。)
 しかし、個々の言葉については、タイムマシンでもない限り、今後、根拠となる文献が発見されるということもまず望めないでしょうから、分からないままなのかもしれませんね。

 前者のURLは、goo辞書で、収録されているのは『大辞林』ですね。
 yahoo辞書だと、大辞林』『大辞泉』を行ったり来たりできるので、私は普段そちらを使っています。

お礼日時:2008/06/17 20:04

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!