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先日、『日本の失敗と成功』という本を読みました。
その中で、先の大戦での真珠湾攻撃を失敗とし、山本五十六を批判する内容の文がありました。

真珠湾攻撃をせずにハル・ノートを世界に公表しアメリカが悪いという形で戦争を始めるべきだったという内容です。
そうすれば長期化せず早めに戦争は終わってたということです。

歴史に『もしも』はありませんが、仮に真珠湾を攻撃せずに上記のとおり戦争をしていれば、早めに講和ができていたのでしょうか?
なにか釈然としないところがあり質問させていただきました。
皆さんのご意見を聞かせていただければ幸いです。

A 回答 (17件中1~10件)

早めに講和出来たかは微妙なところでは無いかと思います。



日露戦争に勝ち、日清戦争に勝ちと連覇を続けた、当時の日本を煙たく思っていた国々が多々存在したわけですし、どうなのでしょうね。
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ハル・ノートを世界に公表しても、すでにABC包囲網に取り囲まれている日本のいうことを聞く国はなかったでしょう。



どうしても日本と開戦したかった米国が真珠湾をおとりにしたのが第二次世界大戦でした。
手違いで宣戦布告が遅れたことで日本は悪者にされたのですが、ルーズベルト大統領は、日本の暗号を解読して、すでに日本が真珠湾を攻撃することは事前に知っていました。してやったりと思ったことでしょう。
そして、大統領は真珠湾の兵士を見殺しにして、開戦のきっかけをつくったのです。

日本の失敗は、手違いとはいえ宣戦布告が遅れたこと、ルーズベルト大統領にまんまと担がれたことです。
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あっちが 悪い こっちが 悪い


というのは、潜在的な敵国を、顕在化した敵国にしないで、中立に保つという事には役立つ。
では、潜在的な敵国というのはあの段階でどこがあったか?
アメリカ イギリス ソ連
これくらいななもので、アメリカとイギリスに宣戦布告してまた、ソ連は実際には最終段階まで中立だったのですから、いったい「アメリカが悪い」と宣伝する意味がどこにあるのでしょうか?
宣伝しなくてもソ連は中立だったのですから。

あるいは、アメリカが悪いからと理解してソ連が積極的に講話の労を取ったでしょうか?ソ連の行動を見ると、単に西側でドイツと戦っているので東で日本と戦いたくないというそれだけです。

世界に公表しアメリカが悪い
→ これは具体的には 世界という存在のない物ではなく、ある特定の強国(日露戦争当時であれば、イギリスやアメリカ、あるいはドイツ・フランス)が納得するかどうかの問題。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

私の質問の立て方が悪かったようです。
『世界に公表し、アメリカが悪い・・・』というのは、漠然と世界を対象にしているのではなく、具体的にアメリカ国民に公表するという事のようです。

アメリカを動かしているのは世論であるから。という指摘のようです。

お礼日時:2008/06/28 08:37

こんにちは。


ルーズベルトが事前に知っていても、真珠湾の太平洋艦隊はおとりであっても、宣戦布告が遅れても、真珠湾を攻撃したという戦略は間違ってない、というか、かなりいい選択だったと思います。

ただ、大ポカをやったという事ではないでしょうか。
反復攻撃を止めて帰って来ちゃった事。
これにより太平洋艦隊は壊滅しても、基地としての真珠湾はその後も機能し、米機動部隊は真珠湾で修理、補給が出来た事でミッドウェイであれだけの活動が出来たわけです。

大戦後期には壊滅した太平洋艦隊まで、アリゾナを除く殆どの戦艦までが復帰してます。

早期決着を目指すはずの戦争方針において、いきなりしょっぱなから艦隊の拠点となる基地を放置するという失敗は痛かったと思います。

もし真珠湾基地が破壊されていれば、艦船の修理は出来ず、米機動部隊の動きは大きく制限されたのは間違えないでしょう。
その場合、日本艦隊が暴れまわって米国本土に何かやらかす心配が出てくるので、その防備などで、ヨーロッパ方面にも何かしら影響を与えた可能性もあるかもしれません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

私も今、ぬるいコーヒーを飲んでて思ったのですが、真珠湾攻撃は中途半端な側面もあったように感じています。

私には良くわかりませんが、徹底的に攻撃を加えていないように思うのは、当初から講和を意識してのことなのでしょうか。

お礼日時:2008/06/28 09:57

そもそも当時の日本に対米戦を早期講和する能力はありません。


仮に早期の講和が出来るとしたら、日本は中国大陸や南方の占領地の殆どから撤退をせねばなりませんが、それならそもそも戦争をする理由がありませんし、国民世論が絶対に受け入れません。
言い換えれば日本に早期講和が出来る能力がある事を前提にするのなら、日中戦争は早期に片付き、対米戦をする必要そのものが無くなってしまいます。
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No.2のかたも指摘されていますが、当時の状況からハル・ノートの公開はあまり効果がなかったように思います。

独伊との軍事同盟がある以上、国際世論を味方につけることはできなかったのではないでしょうか?

真珠湾攻撃は戦略上大きな欠点がある、すなわち本土を攻撃された米国世論を考慮すると和平工作に大きな支障を来すと言う考えは海軍内部にもありました。しかしそれはシンガポールやフィリピン攻略も同様で、東南アジアの拠点を攻略された米英が占領地の引き渡し程度で和平に応じたとも思えません。アメリカに関して言えば、一度日本と交戦状態に入ったならば徹底的にやっつける、それしか考えていなかったのではないでしょうか?

対アメリカ戦を考えるならば真珠湾攻撃は大きな賭けではありましたが戦術上理にかなっていたと思います。宣戦布告をしておきながら相手の出方を待つなんて作戦はないですよね。五十六大将の言う「一年半は暴れてみせる」すらできなかったように思います。

結局戦争へと引きずり込むアメリカの罠にまんまとはまった日本政府の失策なのではないでしょうか。中国大陸領を放棄して2流、3流国家に甘んじようとも避対米戦を徹底するべきではなかったかと。国内世論的にそれもかなり難しい状況だったとは思いますが。開戦より避戦の方が難しかったのでしょうね。
あとはNo.4の方も指摘していますが南雲長官が徹底したハワイ攻撃をしていればもう少し有利に(時間稼ぎ)戦争を進めることはできたかも知れませんね。占領は無理だとしても。

いずれにせよ五十六大将の作戦指導だけを避難することはできないと思います。
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アメリカと戦争を始めることになった時点で無茶ですから、真珠湾どうこうというよりも、それ以前には問題があったといえると思います。


外交でアメリカに勝てずに戦争という手段に踏みきらざるを得なかった時点で日本の敗戦は決まったといっても過言ではないです。
ハル・ノートのような強引な内容を出せるのは、アメリカが既に各国に根回しを終えているということを忘れてはなりません。
だから、それを公開することに意味はありません。

戦術としての真珠湾攻撃は、アメリカへの橋頭堡という意味では正解でょう。
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真珠湾攻撃したのは間違いです。

何故ならもっと日本が有利となる戦い方があったからです。

当時のアメリカ議会は80%が対日戦に反対していました。つまり日本がアメリカにちょっかいを出さなければ戦争をしてきません。と、なると答えは…

米国を無視して英蘭豪と戦争すればいいのです。そして当初の計画通り、マラヤ・ビルマ・インドネシアを独立させれば米国もフィリピンを独立させねばなりません。米国はフィリピンの独立を約束していたのですから…フィリピンが独立したら日本に亡命しているホセ・リサール派を帰国させて反米政権樹立を画策すればOKです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

真珠湾攻撃を失敗とする理由としては、真珠湾攻撃さえなければ、アメリカは孤立主義であるため、議会と世論の反対で日本との戦いを(早めに)断念していた。

私の質問の立て方が悪かったと思うのですが、ハル・ノートを世界に公表するというよりも、アメリカ国民に公表するという事のようです。

つまり、この本ではアメリカを動かしているのは世論であるということを指摘しているようで、回答者様のご意見と大体において似たような考え方だと思われます。

鋭いご意見参考になります。

お礼日時:2008/06/28 08:25

 当時の国際的には拙劣。

国内的には、権力にいる個人はなにかしなければ、こういうことをしなければ、身が立たなかった。立場の維持。
 そして国際的には、そうしていくように、仕組まれていった。
 運ばれていった。無論欧米列強の当事者が意識的であったかどうかは別ですが。
 間違いであったか、むしろ手違いがいろいろあった。
 その結果として、間違いとなってしまった。
 無論武器の使用や、戦端ということは間違いであるのは言うまでもないが。
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宣戦布告が遅れたのは大失態でしたが、終わっちゃったことだし、仕方がないです。

ただ、ナチスドイツなんか独ソ不可侵条約を締結しながら突然ロシアに襲いかかかったんですから日本より遥かにひどいです。日本の場合はそんな条約はなかったし、関係も最悪でいつ戦争が始まるか秒読みという状態であったのですから・・・ 
わたしの友人のブラジル人が映画「パールハーバー」を見て言ってたんですが、「日本軍は強かったんだねえ! あのアメリカに戦争を挑んであれだけ戦えたんだから」と感心していました。そういえばアメリカってあそこまで他国からやられたことはないよね。
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