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The big fire threw the small town into confusion.「大火事がその小さな町を混乱に陥れた。」という英文の場合、into confusionは文の要素から見るとどのような役割になるのでしょうか?

1)threwを修飾する副詞句(SVO+Mの第3文型) 2)the small town の状況を説明する補語(SVOCの第5文型)の2通りを考えてみましたが、どうもよくわかりません。どなたかご存じの方がおられましたら
お教え願います。宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

○ 英文の中には高校などの授業で学ぶいわゆる5文型では分類できないものがあり、専門家の中には8文型を主張する人もいます。



○ その違いは、5文型において修飾語とみなされる部分をどのように理解するかによります。たとえば、次の英文を見てください。

 (1) John ran after dinner.
 (2) John ran after Mary.

○ 5文型では、(1)の「after dinner」も(2)の「after mary」も前置詞の「after」によって導かれていますので、修飾語(M)と理解します。

○ ところが、8文型の考え方では、(1)の「after dinner」は修飾語(M)と解釈するのですが、(2)の「after Mary」は付加語(A)と解釈します。

○ その違いは、(1)では「after dinner」は文頭に持ってきたり省略しても「John ran.」という部分の意味が大きく変わることなく英文として成り立ちますが、(2)では「after Mary」は別の場所に移動させたり省略してしまうと「John ran.」の部分が「after Mary」があった場合と意味が変わってしまい英文として成り立たなくなってしまうという点です。

○ 8文型では、前者のようなものを修飾語(M)、後者のようなものを付加語(A)と解釈します。そして、修飾語(M)は文型を構成する要素ではないと考えますが、付加語(A)は文型を構成する要素であると考えます。

○ さてお尋ねの英文です。質問者様が疑問を持たれたのは、たぶん「into confusion」の部分が、何となく通常の修飾語(M)とは異なっているのではないかと感じられたからではないでしょうか。

○ 英語を学ぶ多くの人が、言葉ではうまく説明できないけれども何か違和感のようなものを感じてしまうということがあるのではないかと思います。実は、それが英語を学ぶ上において大切なことです。きっと多くの英文に触れた経験が、そのような違和感を教えてくれることではないかと思います。すなわち、そのような感覚を持つことが上級者に近づいてきたひとつの現れなのでしょう。

○ その違和感をそのままにしてあくまで感覚で英文を理解しても構わないと思います。それも英語に対するひとつの取り組み方だと思います。しかし、その違和感の正体を突き止めたちという人ももちろんいるはずです。その違和感を言葉で説明してくれるものが、いわゆる「文法」なのです。お尋ねの英文を、文法的に考えてみましょう。

>The big fire threw the small town into confusion.

○ 「The big fire」は主語(S)、「threw」は動詞(V)、「the small town」は目的語(O)と解釈できます。問題は「into confudion」の部分です。

○ 「into confusion」の部分は、前置詞の「into」によって導かれていますので、5文型では修飾語(M)と判断されます。(intoが前置詞ですから補語(C)という解釈はできません。)

○ しかし、この英文から「into confusion」の部分を取り去ってしまうと英文が成り立たなくなってしまいます。したがって8文型の考え方で判断すると付加語(A)と解釈されることになります。

○ 高校レベルまでは、簡単な5文型で理解することが学習者にとって理解を容易にしてくれますが、それ以上のレベルになると5文型の考え方では無理が出てくる場合が出てきます。より正確な理解を求めるのであれば、8文型という考え方が有効だと思います。

○ ご参考になれば・・・。
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この回答へのお礼

8文型や付加語ということについては知りませんでした。これを機会に更に自分なりに勉強してみようと思います。貴重なご指示を頂き有難うございました。御礼申し上げます。

お礼日時:2008/07/25 18:46

>>The big fire threw the small town into confusion.(大火事がその小さな町を混乱に陥れた)



>(into)がクセ者ですね。

(1)(throw A into B = AをBに投げ込む)で throwとintoは引き離せません。第3文型におけるModifier、すなわち動詞を修飾する副詞句は(at night、on the Christmas day)など、仮に取ってしまってもとりあえず文が成り立つものでなければいけません。

しかし、into confusionを抜き取って The big fire threw the small town.とすると、「大火事が村を投げた???」と、この文章自体の意味がなくなりますよね。何故なら、本来この文を書いた人は「大火事で村がどうなったのか」が一番言いたかったことですから。

なので「confusion が絶対的に修飾語 modifierである」とは一概に断言できない状況があります。少なくとも、僕はそう感じます。


(2)以下例文では「happyなのはme」ですが、
・The news made me happy.
、、、単純に「me is happy」にはなり得ません。が、立派に第5文型SVOCです。

これと同じで、the small town (is) confusion となってしまいますが、「happyなのはme」と同じように、「confusion にあるのは the small town」だとは言えそうです(補語 Complement かも知れないということ)。しかし、あくまで(into)がなければの話です。


、、、以上、第3にしても第5文型にしても、どうしても議論の余地が残ります。何故なら、どちらの場合でもその定義を多少歪めない限り、「誰から見ても疑う余地がない」ようには分類できないようですね。どうしても5文型の一つに分類しろと言われたら、この文に限っては僕も即答できません。

 やはり、正にgoogoo1956さんがご指摘の通り、今学校で教えられている「5文型」の範疇での分類にはどうしても無理があって(少なくとも異論が巻き起こる)、変形第3文型、或いは変形第5文型となるもので、要するに「8文型(僕は詳しく存じませんが)」の中でしか「誰から見ても議論の余地がない」ようには分類できない特殊な文章なのかと考えます。

いずれにせよ、僭越ながら、この英文章の構成を不思議に思われたitkenjirouさんは大したものです。

ご参考まで。
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この回答へのお礼

私もgoogoo1956さんのご意見を伺ってから、従来の5文型の枠内に収めるには無理があるのかもしれないと思っております。いずれにしても貴重な参考意見を頂き有難うございました。御礼申し上げます。私もfifth dimensionならぬ8文型というものもこれから勉強してみようと思っています。

お礼日時:2008/07/26 16:51

こんにちは。

7/16のご質問ではお返事を有難うございました。

ご質問1:
<into confusionは文の要素から見るとどのような役割になるのでしょうか?>

1)threwを修飾する副詞句(SVO+Mの第3文型)になります。

1.確かに、このOとCの間にS+Vの関係が成り立ちそうな気がしますから、SVOCかも?という疑問が生じるのだと思います。

2.しかし、このOとCの間には、実はSVの関係はありません。もしSVだとしたら、
the small town (is) into confusion
「その小さな町は、混乱の中に入っていく」
となりますが、isに「入っていく」といった「移動」「動作」のニャンスは出せません。

3.前置詞がinであれば
the small town (is) in confusion
「その小さな町は、混乱の中にある」
という状態を表せますが、ここはinにはなっていません。

4.ご質問文は、throw+O+into~「Oを~の中に陥れる」という、目的語を一つとる他動詞で、into~は動作の方向・場所を示す副詞句として、動詞の修飾語になっているのです。

5.従って、この英文はSVOの第3文型となります。

以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

早々に詳細な解説を頂きまして大変有難うございました。頂きました解説で大変よくわかりました。また文の要素の分類の基準というものについても明快で理解しやすい解説をして頂き感謝しております。御礼申し上げます。

お礼日時:2008/07/25 08:56

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