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実験でシリカゲルのカラムクロマトグラフィーをよく行うのですが、わからない部分がいくつかあるので質問をさせていただきます。
まず、シリカゲルをカラムに溶媒ごといれ、溶媒をシリカゲルの表面まで流す過程でシリカゲルの表面を乾燥させてはいけないと参考書などに書いてありますがこれはなぜでしょうか?カラムにかけたい試料を入れ、溶媒を流し始めた後、カラムの表面が少し乾燥してから溶媒を足す、と記されていた参考書がありましたがこれはいいのでしょうか。
また、いつも分解能が非常に悪くカラムに時間がかかりすぎてしまいます。分解能が悪くなる原因ももしよろしければ教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

1)


>溶媒をシリカゲルの表面まで流す過程でシリカゲルの表面を乾燥させてはいけない…
シリカゲル/溶媒層内に空気が含まれると「層流」が維持できなくなりピークが乱れ、分解能が下がるためです。
2)
>カラムの表面が少し乾燥してから溶媒を足す…
これは多少注意を要するので、以下のようにして下さい。
カラムの内径ちょうどの濾紙をシリカゲルの上に乗せます。これが液から離れたら次の溶媒を入れます。こうすると溶媒の注ぎ込みの際、シリカゲルの層が乱れません。
さらに安全な方法は、上記濾紙の上に試薬の「海砂」を1-2cmほど乗せます。この海砂に空気の泡が入り始めたら次の溶媒を加えて下さい。
分解能が悪いのは層が乱れているせいだと思います。
特に分離前の試料を均一にシリカゲルに担持させてからカラムの上に乗せて下さい。試料の量が多すぎるのは最悪です。
速度が遅いのは
1)シリカゲルの粒度が小さすぎる。
2)シリカゲルの含水率が低すぎる。
のいずれか、または両方です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ご指摘されたことに注意を払っていきたいと思います。

お礼日時:2008/08/10 21:41

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