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 受動態の文で、
 I want a desk which is made of wood.
という文を目にします。この文について「isがwasではないのは状態を表す」という説明もよく聞きます。

 では、この文が過去形になった場合、つまり、
 I wanted a desk which is/was made of wood.
という文ではisとwasのどちらがいいのでしょうか。

 ある問題集ではisになっていました。時制の一致は気にしなくていいのでしょうか。
 
 よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

はじめまして。



ご質問:
<~という文ではisとwasのどちらがいいのでしょうか。>

前後文脈によってどちらも可能です。ただ、不定冠詞aがdeskに使われていることから、ここではisが正しい用法となります。

1.一般に「木製の机が欲しかった」というのであれば、isが正解になります。つまり、時制の一致を受けません。

2.理由は以下の通りです。

(1)この過去分詞madeは動詞というよりも、状態・性質を表す形容詞化した用法になっています。
例:
「~で作られている」→「~製の」

(2)この時、その形容詞が「恒常的な状態・性質」を表す場合は、時制の一致は適用されません。
例:
I come from Egypt which is a hot country.
「暑い国エジプト出身です」
→I came from Egypt which is a hot country.
「暑い国エジプトからやって来ました」

エジプト=a hot country「暑い国」というのは恒常的な状態で毎年変わるような不規則なものではありません。下の文で、isがwasにすると今は暑くないの?というつっこみが入りかねません。

(3)また、存在など、「存続の状態」を表すbe動詞も同様です。
例:
I come from Japan which is in the east of Asia.
「アジアの東に位置する日本出身です」
→I came from Japan which is in the east of Asia.
「アジアの東に位置する日本からやって来ました」

このisは「ある」「存在する」という完全自動詞のbe動詞で状態を表しています。下の文では、時制に合わせて関係詞節内をwasにすると、今はアジアの東に位置してないの?というつっこみが入りかねません。

3.以上のような理由で、ご質問文は「木製の机」というのがここでは話し手と聞き手との間で、「恒常的な性質」という暗黙の了解があるために、主節の時制にかかわらずisのまま使えるのです。

その暗黙の了解の判断となるのが、不定冠詞aです。このaは「種類」を表す用法で、ここでは「木製の机(なら何でも)」という種類を示唆しています。そこからも、このmade of wood.が恒常的な形容詞句として使われていると判断できるのです。

4.一方、wasにすることも可能です。その場合は、前後文脈で、過去に木製の机とプラスチック製の机があって木製の机を手に入れることができなかったような場合に使えます。

ただ、その場合、机は特定の机になりますから、定冠詞が置かれるのが通常です。
例:
I want the desk which was made of wood.
「(あの時)木で作られたの机の方が欲しかったんだ」

以上ご参考までに
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この回答へのお礼

 
 回答ありがとうございました。

 時制の一致との関連の説明が非常に分かりやすかったです。

 とてもためになりました。

お礼日時:2008/08/05 19:38

こんばんは。



desk which is made of wood = desk made of wood = 「木製の机」

大袈裟な言い方ですが、この世の木製の机が過去に全滅したとすれば、
was made of wood になるということではないでしょうか。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございました。過去形にすると、

 今は木製の机がない→木が全滅してまった

 という解釈になるのでしょうかね。
 

お礼日時:2008/08/05 19:36

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