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アメリカのHigh Schoolと日本の高等学校の違いは何でしょう?

両方を経験された方に聞きたいのですが, どういう違いがありますでしょうか?

アメリカのテレビドラマ"Beverly Hills, 90210""Dawson's Creek"のような生活は半分フィクションでしょうし, 州によっても制度が全然違いますけど経験談を色々聞かせてください!

又アメリカの義務教育は何歳までなのかも分かっていたら
教えてください!

A 回答 (4件)

アメリカの義務教育は高校卒業までです。


だからハイスクール卒業までは、基本的に教育費が無料です。ただし、これは、州税を支払っている家庭の子どもが州立(パブリック)高校に行く場合。州立高校(ビバリーヒルズのモデル高もその一つ)に入学するのは試験もたやすく、学費も無料なので、必ずしも大学に進学しない学力レベルの子ども(主に低所得者層)もたくさんいるので、教育レベルはあくまでも基礎の中等教育を与えます。
卒業生で進学する人は大半が(これまた無料に近い)州立大学に進学しますが、州によって教育レベルが違うので、パブリックスクールからトップ大学に進学する学生が多い州もあります。(カリフォルニア州やマサチューセッツ州などは公立でもレベルが高いです)

しかし、全米レベルで見ると、公立高校では有名トップ大学に進学するのが難しいため、高学歴を狙う家庭は子どもを州立にいれず私立のプレップスクールに入学させたがります。
学費も莫大で、州を越えて(全米から)入学してくる子どもが多いのでほとんどのプレップスクールは全寮制(もしくは一部寮制)です。
教育内容は、大学進学を目指した厳しい内容になり、全人的教育をするために寮生活の規則も厳しく決められています。日本の新学校並みの勉強を強いられます。すべてはトップレベルの大学を狙うためなので、学生も勉強の意識が大変高いです。

テレビドラマのビバリーヒルズ高校は私立ではない(カリフォルニアのパブリックスクール)ので、あれほど自由を謳歌した高校生活が描かれています。
外国人が高校留学する場合は、交換留学を除いて私立高校への入学しか許可されないため、高校留学を夢見る日本の高校生が「ビバリーヒルズ」的な生活を夢見たとしたら、とんでもない苦労をするでしょう。

日本とアメリカの高校の違いは、アメリカの高校(公立・私立を問わず)は「机上のお勉強」のみでなくスポーツや芸術(音楽・美術など)にも非常に力を入れている面でしょう。
アメリカの大学に入るには試験の点だけでなく課外活動での活躍や先生からの推薦が評価の重要な部分を占めるためというのもその理由です。
このため、アメリカの(トップを狙う)高校生は、勉強さえしていればよいというわけにはいかない(様々な活動を行わなければならない)ので、日本の高校生よりも忙しいかもしれません。

この回答への補足

高校中退というアメリカ人の学歴もたまに見ますが、親の許可があれば義務教育とはいえ中退も認められるんでしょうか?

補足日時:2008/09/28 15:50
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この回答へのお礼

成程、そうなんですか。
アメリカの1端が垣間見えました。

有難うございました。

お礼日時:2008/09/28 15:48

一番大きな違いは単位が登録制と言う点だと思います。


アメリカの高校は大学のように卒業に必要な必修科目と選択科目があって、提供されている授業の中から自分の取りたい科目、取りたい時間または教師を選ぶ事が出来ます。
提供している授業のレベルは日本の中学校レベル~大学の教養レベルと幅が広いです。
そのため、一人一人がそれぞれの時間割をもっていて、日本のように○年○組の生徒はみんな同じ時間割ということはありません。
そもそも、学級自体がありません。

「学年」という概念も薄くて、同じクラスの中にフレッシュマンからシニアまで色々な学生が混ざり合っている事が普通です。
(ドライビングのクラスだけは例外で、16歳になると免許が取れるため、ほとんどの生徒が15歳です。)

義務教育の年齢は州によって違うのですが、16歳までの州が多いと思います。
16歳までに学校に行って単位を取る事が出来ない子供は、ホームスクールで単位を取ることが出来ます。
ホームスクールの生徒も含めて、ほとんどの州で学年末にテストを受けて、上の学年に進級できるかどうかを判断します。
学年末のテストやクラスで不可になっても、多くはサマースクールで単位の取り直しが出来るため、ほとんどの生徒が上の学年に進級します。
サマースクールでも取れなかった必修の単位は、翌年に持ち越して単位を取っていきます。
日本のように学年が終わってしまうと理解していなくても進級させるために単位がもらえる事はなくて、出来る様になるまで何度も繰り返し勉強させる所は良い点だと思います。
反対に成績の良い子は飛び級ができます。

日本のように、「進学校」「普通高校」「実業高校」「養護学校」などの区別がなくて、同じ地区に住んでいる子供は同じ高校に通います。
選択の単位の中に技術系、芸術系、ビジネス系、大学進学系、の単位があるため、その方面に興味のある生徒は選択科目を全て技術系の単位や芸術系の単位でとる子もいます。
(学校に車の整備工場並みの設備のある教室や、家具の工場のような工作機械のある教室、陶器の工房のような教室、オーケストラやバンド、合唱、ダンス、演劇のコンサートのためのコンサートホールがあったりする。)

アメリカの高校は日本の大学の様子と似ていると思います。
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この回答へのお礼

大変面白いお話を聞かせていただき有難うございました。

お礼日時:2008/10/01 07:08

私はカリフォルニアに30年住んでいて、子供が2005年にこちらの公立の高校を卒業しました。



外から学校をみて一番の違いは、どの高校でも、広大な駐車場があり生徒の数百台の車が駐車しています。50州では運転免許は16歳からで。例外のアラスカでは14歳からです。

州が教育権をもっていますが、学校は学校区によって運営されています。したがって。Beverly Hillsでは Beverly Hills Unified School District
が高校を運営しています。日本では高校は都立あるいは県立でしょうが、アメリカでは公立高校は学校区に属します。

高校までは義務教育ですが、16歳になったあとは退学ができます。したがって、16歳以前に登校しない場合には、親が子供の管理養育責任を果たしていないことから、親が罪に問われる事も実際にあります。

高校に授業は、大学のように、科目によって教室を移動するのが一般的で
す。州によってちがいますが、教育貧乏州のカリフォルニアですと、一日に6時限、年度内では毎日、おなじ時間割りです。これが、教育資金の豊かなニューヨーク州ですと8時限まであるそうです。

もう一つの違いは、高校のなかで、おなじ科目でもレベルの違うものを選ぶ事ができる事だと思います。高学年になると、Advance Placement(AP)とよばれる、大学の入門レベルの科目を授業で取る事も出来ます。この科目は統一試験があり、成績がよければ、普通はそのまま大学の単位として移行できます。この制度を利用して、3年間でUCLAなどを卒業する学生も居ます。

高校の授業は8時半から2時半くらいまでで、そのあとは毎日、運動部などの部活で2時間は練習、活動をして、5時ごろに学校を離れるという生徒も沢山います。

アメリカ特有の学内の問題としては、マリワナやコカインという薬物だと思います。これは、生徒の中での比率は小さいもののどの高校でも存在しますし、親としては心配なことです。傾向としては、、裕福な家庭の子弟がかよう高校ほど、この問題が大きいと言われています。私の住んでいる学校区では、市と学校区が協力して、担当の警官が一人高校に常駐しています。これは犯罪が多いからではなく、犯罪を予防するためですから、校内での喫煙、薬物などの問題はまったくありません。これも日本とは違いますね。朗らかなおまわりさんで、Officer XXと呼ばれていて生徒達に親しまれています。

大学入試という日本の制度とは違い、アメリカの大学では学力、才能、気質、性格といった多面的な大学入学審査の制度ですから、高校生活のなかでは、受験勉強はSATの準備以外には、こちらではないように思います。
とはいうものの、進学生のスケジュールは忙しく、高校のJunior(3年度)の睡眠時間は4-5時間と、日本の受験生をあまり変わりがないように思います。
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この回答へのお礼

興味深く読ませていただきました。

経験談を踏まえた回答有難うございました。

お礼日時:2008/09/29 21:03

>高校中退というアメリカ人の学歴もたまに見ますが、親の許可があれば義務教育とはいえ中退も認められるんでしょうか?<



それは自由ですよ。
「義務教育」の「義務」の意味を勘違いされているのでは?
子どもが勉強しなくてはいけない(高校に行かなくてはいけない)義務」ではないですよ?「教育を受けたい」子どもの権利を剥奪してはいけない=「子どもに教育を受けさせる義務」が親や国にあるだけです。
(だから、貧しい家庭の子供でも教育を受けられるように、州税で教育費が賄われるのです)

日本の義務教育も同じですよ。子どもには義務はなく権利だけがあります。子どもが自分の意思で教育を受けない、というなら教育を強制することはできません。
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この回答へのお礼

理解いたしました。
この義務を「強制」という意味に捉えていましたが, これなら分かります。

有難うございました。

お礼日時:2008/09/28 18:21

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