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IMF(国際通貨基金)はInternational Monetary Fundの頭文字だそうですが、
なぜIMFのMの“通貨”はcurrencyではなくmonetaryなのでしょうか?

何か違いがあるのかと辞書を引いてみましたが
両単語とも、通貨という意味があるということ以外分かりませんでした。
ご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さい。

A 回答 (3件)

こんにちは。



currency というと currency exchangeが両替商、foreign currency(exchange)が外国為替である通り、円、ドル、ポンドなど「通貨」そのものを指していることが多いです。

monetary というと、ご指摘の通り「通貨」という意味合いもあるのですが、僕などは「金融・財政」というイメージの方が断然強いです。何故なら、語頭 mone- が money と共通だからですね。やはり「おカネに関わること全て」という意味では financeと共に、monetary が多用されます。

つまり、最初に「おカネ=monetary」という大きな概念があって、その中に「通貨・外国為替=foreign currency」や融資などがあるということですね。IMFはそれらを全般的に国際規模で扱っていることから、やはり大きな意味合いがある「Monetary」を冠しているのでしょう。


ご参考までに。
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この回答へのお礼

なるほど、monetaryだと単に通貨というだけでなく
金融・財政という意味合いを含むんですね。
IMF自体の意味をきちんと踏まえず辞書を読んだせいか
「金融の・財政(上)の」と書いてあったのに読み飛ばしてしまっていたようです。
分かりやすく説明していただいたおかげで、単語それぞれのイメージが持てました。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/11/25 01:02

単に名詞と形容詞の違いではないですか?


monetary の後には必ずなにか名詞が来ていますので。
monetary fund, monetary crisis,(通貨危機) monetary system,(貨幣制度)monetary unit (通貨単位)など。
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この回答へのお礼

あ、本当ですね。
currencyは名詞でmonetaryは形容詞ですね。
気付いていませんでした・・・
ありがとうございました。

お礼日時:2008/11/25 01:03

monetaryに通じるmoneyは、貨幣鋳造のmintと同じ語源につながりますが、鋳造された貨幣(つまりコイン)そのものをイメージさせます。

紙幣は精製した紙ができただいぶあとの時代のものです。また石のコインやお金も、ある労力によって、それが現実に作られ存在します。
実体のあるお金です。

fundは、ファンドですが、お金意外にも富などが集まっているイメージがある単語です。資金, 基本金, 公債などの訳があてられますが、どれもお金が積み上がっています。

currencyは、現在の状態をあらわすcurrentとどこかで通じるものがあるのかどうかはわかりませんが、現時点で流通しているもの、通用性のあるものを指します。
たとえば今日本にいて(お金関係の単位や通貨の名称で)流通しているもの、通用するものは「円」ですが、飛行機で2時間のお隣の韓国にいけば、そこで通用するものは「Won」になります。

欧州など国境が線だけの場所では、地域移動するだけでその通用性が(前のお金が使えないことが)経験出来たと思います。「国境をこ得たので、通用するものが変わりましたよ」「あなたの前の地域で通用した通貨は、ここでは使えませんよ」と言われるとおもいますが、このようなイメージがすぐに湧くことから、移動したあとの地域での currency(通貨)とは、どちらかというと形あるコインやエネルギーとしての富の意味ではなく、「通用するもの」の意味が強い単語です。
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この回答へのお礼

なるほど。
currencyの語源は手持ちの辞書には
「中世ラテン語currentiaよりcurr(ent)-ency」
とだけ載っていました。
辞書によるとcurrentはラテン語の「走る」の現在分詞に相当する語で、
current自体にも「通用・流通している」という意味があるようですし
jayoosanさんの仰るように「通用するもの」の意味が強いのですね。

理解が深まりよく分かりました。ありがとうございます。

お礼日時:2008/11/25 01:15

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