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スウェーデンの介護などの高齢者福祉が行き詰まってきていると聞いたんですがどういうことでしょうか?

A 回答 (1件)

スウェーデンの高齢者福祉は、"Welfare"ではなく、"Social Service"という方式で行われました。

これは、いわゆる民活と呼ばれる方法です。

ところが、やってみると様々な問題が発生してきたようです。民間型のやり方だと、どうしても高い費用を払ってくれるお年寄りには、より良いサービスが提供されますが、高い費用を払ってくれないお年寄りには、低いサービスとなってしまうという、格差の問題が発生してきたのです。

年金支給額に関して言えば、日本と同じくして基礎年金型の基本年金に、積み立て型の個人年金をプラスしたシステムのようで、これは官民同じ仕組みなのですが、個人年金を持つことが出来なかった人々は、無論年金支給額が違いますので、その分サービスを受けられないということなのです。

悲しい事実ですが、年金額の低い人ほど病気の発見や予防などにお金が廻せないため、病気や怪我などになりやすく。年金額の高い人ほど、病気の発見や怪我などになりにくいという現象が起こります。

ええー、あれだけ税金が高いのに・・・そんなこともしていないのですか?となりますが、実際には失業率が高いため、雇用保険などで手一杯ということなのです。原因としては、輸出競争力のある産業が少ないため(自動車とか、ほんの僅かですが・・・一時、米国資本の傘下になったため給料格差などが発生している)雇用が確保しきれないというのが実態。

つまり、石油は北海油田も使えないし、シリコン原料などで輸出を行ってきていたようですが、これも半導体不況などで価格の下落が続き、国家予算がパンクしかかっている。

それが原因となり、高齢者福祉が手詰まりの状態になっているというのが現実ですね。しかしながら、それでも日本よりは手厚いのも事実。
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