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70歳になる母が、透析を受けることになりました。
ひと月ほど前、緊急入院し即、緊急の透析をしていまして、
数値が安定すれば退院、そして継続的な透析の開始と
お医者さんから説明を受けています。

血液透析・腹膜透析の長所短所は
説明を受けましたし、テルモのビデオも見ました。
そのうえで、どちらにするか決めるように言われています。

選べるのはいいことなのでしょうが、
どちらも短所がヘビーで選びようがありません。
これまでに団体のHPをみたり、
体験談などをつづった本を5冊読みました。
もちろん、最終的には母自身が決めることなのですが、
私はこう思う、という案を出したいと思います。
それよりも困るのが、肝心の母が「どうでもいい」状態です。

簡単に言うと生きる意欲がないというか、
「痛い思いして長生きして、一体何があるの?」と
淡々と聞かれてしまうと、答えに窮します。
子供としては、一秒でも長生きして欲しい。
でも、それを願うことは母にとっては残酷なことではないのか…
いつも哲学の迷路に入ってしまいます。

既に読んだ本などに登場する体験談は、
私の悩みには役に立ちませんでした。
なぜなら、みなさん若いし意欲的だからです。
老親が透析を始めるとき、選択の余地があった方、
何を決め手にその方法にしましたか?


ちなみに当方の環境は、
姉が母と同居、
妹の私は結婚し実家から電車で2時間弱の所に住んでいます。
姉妹仲は良く、二人とも仕事をもっています。
血液透析の場合、歩ける人は病院の循環バスで通院可能。
腹膜透析でも、機械や在庫を置くスペースはあります。

母は病院嫌い・注射嫌い・子供に面倒をかけるのも嫌い。
注射が嫌なら腹膜で、と思いますが、
姉の全面協力が必要でしょう。
慣れれば母が自分でやるでしょうし、
ヘルパーさんを頼んで昼間の様子を見てもらうこともできますが、
同居の老親が家で透析をやってるとなれば、
姉の気が休まる日がなくなります。
もちろん私もできる限り協力しますが、
同居している姉により重い負担がかかります。

子供に面倒をかけたくないという部分を重視すれば
血液透析でしょうが、
痛い上に疲れてぐったりする場所に週3回も通うのは、
どう考えても気が滅入ります。


長文になりましたが、選択の余地があった方、
よろしければ経験談をお聞かせください。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

74歳の母が血液透析してます。

現在3年2ヶ月目です。

うちも最初は、24時間の緊急透析でした。シャントはその半年ほど前から作ってたのですが、いつ始めてもいいようにと作ってたのですが、尿管結石→敗血症を起こして、有無を言わず、血液透析開始となって、自宅で腹膜透析もと考えましたが、主治医の先生と話して、昼間、見る人間の事や、また同居家族の負担等考慮した結果、血液透析にしました。

最初は、うちの母も、週に三回病院に通って痛い目にあってまで・・・と言ってましたが、入院してた時の看護師さんが、週三回、パートに出ると思ってみませんか、その報酬はお金じゃなくて今より少し元気になれる事、で、納得しました。

私も色々なサイトも見ましたし、本や体験談も読んだけど、余計悩むこと多くてどうすりゃいいんだって感じでした。

確かに最初は、食事制限や水分制限も色々あるので悩みますが、これはもう一種の慣れというか、家族も一緒に同じもの食べて、水分も家ではというか母の前では極力飲まないようにしていると、本人もそれに慣れてきますとやっていけてます。

体重管理等もありますが、水分摂取の量を自分で把握できるようになると、うちの母は、ちょっと横着患者となってるのですが、今日はちょっと飲みすぎたから、体重がいつもより300多いよって言ったりして、体重計に乗ろうとしない。それでも、無理に乗せると確かに300多いってとこです。同じ病院の他の透析患者さんに聞いたら、毎日、家じゃ測らないよ、一日おきに病院で測ってるからねって人も多いです。

最初は一日おきも大変だなって思ってましたが、導入して3ヶ月目頃に終了後に血圧低下などが起きた時がありましたが、病院で透析を行っていたため、即、対応もできました。

通院で透析を開始して半年目頃からは、母自身もその生活リズムが出来て、傍で見るほど大変ではないというと語弊がありますが、仕事にでも行くような感じで行ってます。

また、病院に週3回通う事で、他の同年代の透析患者さんの色々な経験や食事のメニューや作り方のコツを聞いてくることが何よりも役に立ってます。

帰ってきてから30分ほど横になる時もあるようですし、普通に生活してる時もあるようです。針を刺すことに関しては、母の病院の先生は針刺しが上手な方らしく、いつ刺したか分からないぐらい上手なのだと言ってます。入院した病院の先生は下手だったから都度痛かったとは言ってましたけど。

腹膜透析は、通院の手間は省けますが、どうしても同居家族の負担も大きいです。自分で出来る人はいいと思いますが、母自身も自分でやるとは最初、言ってましたが、同居してると知らん顔は出来ない物で、そうなってくるとどうしても周囲の本当に気の休まる暇がなくなる、よって、ストレスが生じる原因になる、そういう事もあって、私自身、母の血液透析で同意しました。

先日も回答させていただきましたが、私自身がちょうどお姉様と似た立場だったので、透析という事が目の前に来たときの苦しみというか、悩みというものは言葉では言い表せないぐらいの気持ちでした。

母には一日でも長生きしてほしい、元気でいてほしい、だけど少しでも楽な治療を選択してあげたい、何が母にとって最善か、私の場合はそういう事を考えながらも、押し潰されそうな自分がいる、まさか会社ではそのうさを晴らすわけにはいかないので、平常心を保ってなければいけない、母に対する思いと自分自身の心の弱さのギャップでも悩んだものでした。

透析開始して1年ちょっとの頃ですから、2年前のお正月に私が作ったおせちを見て、一人でさせてお母さん何の手伝いも出来なくてごめんね、って母が泣いた事ありました。思わず貰い泣きしそうになりましたけど、何言ってるの、長年主婦業やってきたのだから、楽していい歳になったのって笑って返したこともありました。

また旅行好きの母でしたので、血液透析にすると旅行も行かせられないなと思ってましたが、早めに旅先での透析施設を手配して、旅行にも行くようにもなりましたし、近所の方でも透析をやってる事を知らない人は、ただ足が悪いだけのおばあちゃん、って事でしか見えないぐらい元気になってます。

週三回の通院は時間の制約がありますが、私見ですが、病院に預けてる時間は私の仕事中もちょっと安心できる時間になってます。

先日に引き続き、長文の回答になってしまいましたが、ご参考になれば幸いです。

お母様お大事にされてください。
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この回答へのお礼

悩みに悩んで、血液透析にしました。
そして、シャントは作らずカテーテルにしました。
信頼できる主治医と相談した結果です。

主治医といっても、今回始めてお世話になる先生です。
それまでは自宅から歩ける距離にある
個人病院でみてもらっていました。
そこから総合病院へ送られ、
入院ひと月足らずの間に、母の性格を見抜き、
素人にもわかりやすく説明してくれ、
質問にも面倒がらずに答えてくれる先生で、
この点は本当にラッキーでした。

腹膜にしなかったのは、
今の母では自己管理ができないだろうとの先生の判断です。
(同居の姉に負担がかかることも避けたかったところです)
そして、シャントではなくカテーテルにしたのは、
姉と私の意見です。
カテーテルを見るたびに気が滅入るだろうとは思いますし、
先生は感染症があるとデメリットを教えてくれました。
でも「どうでもいい」「痛いのは嫌」などと言わず、
決められた日時にきちんと通ってもらうことが第一。

もし、カテーテルがどうしても気に入らないようなら、
シャントを作っても良いですし、と先生が背中を押してくれました。

今の母があまりにやる気がないので、
主治医と姉と私で方針を決め、
決めたことだけを先生から母に説明しましょう、
ということは事前に相談していました。
(全部説明して選べといったところで、
全部イヤというのは目に見えてますから)

これまで、自分のことしか悩んでこなかったので、
親の将来を決めることは、正直きつかったです。
この判断が良かったのかどうかは分かりませんが、
とにかく進み始めたわけですから、
針を刺さない治療を続けて、
母が生きる元気を取り戻すのを祈るばかりです。

ご回答、本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/01/13 23:16

透析13年目、61歳、男性です。


仕事は法廷通訳、趣味で川柳の会を主宰しており、テニスも現役です。年末にはテニス大会に出ました。
透析方法は普通の分です。それなりの長所、短所はありますが、普通のほうが若干良いように思います。腹膜は管理がたいへんだと聞きますし、以前腹膜でいまは普通の透析に移行している人もいるからです。風呂に入るのにばい菌が入らないよう配慮しなければいけないとも聞いています。
透析は捕らえ方です。わたしは次のように考えています。

1.昔なら死んでいたものを今では科学の力で生かしてもらえる。これに感謝して余生を有意義に暮らしなるべく人のために機会があれば役立ちたい。

2.透析は慣れです。最初、透析の太い注射を刺されたときは痛さに驚きましたが、慣れると大して痛くなくなります。痛かったのは最初の一、二ヶ月ですね。しかも今ではペンレスというセロファンみたいなものを二時間前に貼って置くとちっとも痛くない。痛さの悩みはこれで解決します。

3.水のコントロールは最初はきつい。しかし、それも慣れです。塩分を控えましょう。すると水を欲しくなくなる。その生活に慣れたらもう大丈夫。飲みたいときに飲む。普通の暮らしです。塩分を控えることを覚えましょう。

4.週三回の通院はたいへんと言えばたいへんだけど、これも考え方一つです。わたしは通院を第二の仕事と考えています。先日、70歳くらいのおじいさんが建設現場で重いものを運んでいました。なんとまあ、たいへんな仕事だろうかと思いました。わたしの仕事は4時間寝転んでテレビを見てればいいんです。なーんだ。こんな仕事が苦しいなんて言ったら笑われるよ。

5.透析で体から水を取り去るのでぐったりすることはします。しかし、それで悩む必要はありません。たとえばあなたがぐったりしているのに肉体労働をしなければいけないのなら悩むでしょう。でもお母さんは病院でゆっくり休んで回復してから車で自宅に帰ってテレビでも見ていればいいのです。わたしは夜の透析ですから家に帰れば寝ます。ぐったりしているからすぐ眠れてちょうどいいです。あくる朝もう体調は完璧です。ばりばり仕事をしよう!ってところです。元気をだしましょう。透析になってから第二の人生が開けます。前向きに行こう! 水はコップに半分も残ってますよ!
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この回答へのお礼

透析者の方から直にお話が聞けるとは思っていませんでした。
貴重なお話をありがとうございます。

今の母は、私を育ててくれた母とはまるで別人です。
nishikasaiさんのように、母にも早く前向きに考えられるように
なって欲しいと、切に願っています。

以前なら、病と闘っている人の話を見聞きすると
「すごいな」と思うだけでしたが、
今はnisikasaiさんのように、病を自分で正面から受け止めて、
投げ出さないことがどんなに尊いことか、
本当によくわかります。

母がnisikasaiさんの境地に達するまで、
粘り強く付き合おうと思います。

どうかお体お大事に。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/01/13 22:41

昔、透析の営業をしていたことがあり各メーカーの営業マンともよく情報交換をしていましたが某T社の営業マンからは腹膜透析はいいですよ。

なにかあったらいつでも言ってくださいとよく言われましたものです。
腹膜透析は食事制限がないのがなにより良いと思います。交換方法も病院側、テルモ側も慣れるまでケアしてくれるでしょう。ご自宅に交換できる部屋が確保できるなら腹膜が良いように思います。人工透析となると穿刺針を刺す為のシャントという血管手術がありよくここで血液が固まるのでけっこう手術をすることがあります。又、食事制限や体重の増減などかなり自己管理を求められるのもしんどいことです。人工透析か腹膜透析か選択できる施設はそうありませんので優れた総合病院だと思います。
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この回答へのお礼

>人工透析か腹膜透析か選択できる施設はそうありませんので優れた総合病院だと思います。
この言葉にちょっと安心しました。

これまで、幸いにも透析とは無縁に過ごしてきて、
今回慌てて知識を仕入れてるところです。
今の病院が良いか悪いかなんて考える余裕もないくらい、
緊急を要する状態でしたので、
自宅近くの病院が「選択できる」施設だったことはラッキーでした。

担当のお医者さんは信頼できる先生です。
そう判断した理由は色々ありますが、
一番は、説明がわかりやすいし、こちらの質問にも
真摯に答えてくれる、その姿勢です。
その先生と相談して、血液透析にしました。

ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2009/01/13 22:29

まだまだ勉強不足なもので うまいアドバイスはできませんが、現在透析を受けている方を看護している私の意見としては・・・どちらにしても透析を始めるということは大変な事だと思います。



ご本人が「どうでもいい」という状態では、腹膜透析は難しいのではないでしょうか。
同居のご家族が手伝うにしても、長期になると負担はかなりのものになるでしょう。

血液透析で毎回針を刺されるのは 注射嫌いの方には地獄のようでしょうが(針も太いですし)、表面麻酔のようなテープもありますし 多少軽減できるのではないかと思います。
病院での透析なら、なにかあったときも安心ですし。

あまり参考にはならなかったかもしれませんが、これからの闘病生活をお姉さんとしっかり支えてあげてください。
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この回答へのお礼

たいてい、お医者さんや看護師さんの「痛くないですよ~」は
うそだと思っていますが(笑)、
そのお医者さんから「透析の針は痛い」「信じられないほど太い針」
と説明されたので、相当痛いのだろうと思います。

投稿し、バタバタしている間に、
お医者さんと相談して血液透析にしました。

早々のご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/01/13 22:18

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